『おね〜さん DAY☆BY☆DAY』




さて、今回から始まりましたゲームレビュー。
記念すべき最初の作品は、アズライトの2作目である「おね〜さん DAY☆BY☆DAY」です。

記念しなくていいやと思うのは人情ですが、これが「痕」とか「アトラク」だったらまるで普通のレビューみたいで嫌なんです。
男の子は誰しも一番を目指す生き物なんです。

ほとんど誰もレビューしてないという所に、未踏峰の高き山を見る思いがしませんか。
しませんか。そうですか。私もしません。

さて、パッケージを見てみましょう。
大きさは、昨今のこの手のゲームでは標準的でしょうか。
下着姿の5人のおね〜さん達が、こちらに微笑みかけていますね。
それだけの大変シンプルなパッケージです。

いや、これは悪い事じゃないんです。
定形外郵便で850円くらい取られそうな昨今のパッケージは、正直私は辟易しているわけでして。

ましてや、そんなデカイのに中身CD1枚かよと、エコ団体がカチこんで来そうな過剰包装は、やっぱり良くないと思うんですよね。地球資源的に。

いや、これもCD1枚なんですけどね。
日替わりおね〜さん同居AVGなどという、言語的に宇宙の壮大なスペクタクルを感じるジャンルのゲームです。
「日替わり」ときて「同居」です。

もうJAROに電話する気力もありません。

よく見ると、アズライト渾身の第二弾!! …とか書いてありますね。
どの辺が渾身なのか、肝心の内容を見てみましょう。

まずは絵的な問題ですけども。
「おね〜さん」を名乗る以上、もちろん艶っぽい所を期待したいわけですが。
どちらかというと、可愛い方の絵ですね。

とりあえず、白衣メガネ系とフェロモン系という基本の2種は押さえてあります。
これがないと、「おね〜さん」を名乗る資格はありません。

チグリス川とユーフラテス川に相当します。

この2大潮流から文明は枝分かれしていったのです。
うちのサイトは読むだけで歴史の勉強ができて便利ですね。

まあ何ですか、「塗り」とか「立ち絵とイベント絵の差異」なんかは、私はあんまりこだわらないので参考には成り得ぬかと思うのですが。
参考にするような人が果たして存在するかはまた別な話でして。
ただ、これだけは伝えておきましょう。

おっぱいの大きさが、左右で月と地球くらいに違います。

何かの悪い病気でしょうか。
アマゾネス時代に利き腕の方のおっぱいを切り落とされたとかだったら、裏設定的で素敵なんですが。

では、ストーリーを追ってみます。
大学生の主人公が歩いていると、突然5人の「姉」を名乗る集団に囲まれます。
この時点で気分は深夜の日本海側です。

北か? お前ら北か!? と思わず叫んでしまいたくなります。
この状況を冷静に考えてなお「おいしい」と思う方は、間違っても歌舞伎町は歩かない方が無難でしょう。

頭の中のシナプシスが切れてる間に、なんか勝手に日替わりで「姉」を名乗る連中が世話をしに来る話がまとまってしまいます。

私の中の何かが「これは罠だ」と叫んでいますが、その叫びに耳をふさがないとゲームは進みません。

何より、最近では気付いたら12人もの「妹」を名乗る集団に囲まれていたという信じがたい現象が存在するのです。

現実ならまず間違いなく通報する場面ですが、とりあえず進めてみます。

途中、地上げ屋に嫌がらせをされたりバイトを首になったり、そんなつまらない描写だけリアルに物語は進んで行きます。

しかし、それにもめげず、姉たちの励ましもあって無事に終了。
ハッピーエンドでした。

…ハッピーエンド?

まだ誰ともヤッてませんよ?

パッケージに敢然と輝く「18」のシールは何なんですか?

JAROって何番ですか?

数々の疑問を残したまま、画面は無情にタイトルに戻っていました。



おかわり!

おかわり!!

おかわりだ!!!

…今度は、ちょっとひねくれた選択肢を選んでみます。
やっと「その手」のシーンが出てきました。
もうちょっと生きてみようと思いました。

…ん?

ヤッてるの、主人公じゃないですよ?

なんで地上げ屋にヤラレちゃってるんですか?

私の情熱、すごい勢いで置いてけぼりですか?
おね〜さんとのラヴラヴな日々、あれはいったい何だったんですか?

例えば、「ドラクエ」を買いに行ったとしましょう。
そして中身が「バンゲリング・ベイ」だったら、ハマコーでなくても怒ると思います。

マジに唇にチアノーゼ反応起こすかと思いました。

良識ある皆さんにご忠告申し上げます。

美しいのは心が見せる幻覚です。


あんまりに情けないんで、どこぞのサイトに攻略が載ってないか探してみました。
これが全然ないんですよ。

よっぽど人気のないゲームなんでしょうか。
それとも、やっぱり北側の工作なんでしょうか。

諦めて、なんとなくメーカーサイトさんに行ったんです。

そこに攻略載ってました。

メーカー自ら攻略載せてるゲームなんて、『プラスチック・ハネムーン』くらいしか知らないんですけど。
ちなみに、こんな感じでした。



オッス!オラ、『楽空(ガクウ)』。
このゲームの主人公だ。
「なんだか名前が違う気がする」だって?

それはきっと第三帝国の陰謀さ!

…。

……。

………。



よく切れるナイフが欲しくなる一瞬です。

なお、このゲームには「隠しキャラ」が存在します。

「にあ」という少女なんですが。



「にあに会うためには修正ファイルのダウンロードが必要だ」

…。

……。

………。



アズライトの所在地は杉並区か…。近いな…。

※注意・放火は犯罪です。



…アズライト渾身の第二弾!! だそうですが。

まさか渾身の力で倒産に向けて突っ走っているのではないでしょうね。

いきおい的に、追い付けそうにないです。
若き日のベアナックルみたいな走り込みを見せてくれました。




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