『もっとしてして おねーさん』








凄まじいタイトルです!


わたくし、立っているのがやっとであります!!


キツイの一発もらいました!!


渾身の右ストレート!!


意識が飛びそうであります!!






はあ…。

いや、何とも…。



人はどこから来てどこへ行くのでしょうか。

こんばんは。
もはや人としての誇りを捨てた豪腕はりーです。

WBAのチャンピオンでも勝てないくらいの直球タイトルです。

サンマより開き直ってます。

ここまでストレートだと、もう内容を説明するのが馬鹿馬鹿しくなってきます。


てか分かるでしょ?

そういうお話です。

ここまでアレだとアレですね。

これは夢ですか?

悪夢ですか?






もっと腰をフレディ。




都会を捨て、酪農家として第二の人生でも歩みたくなりました。


少しはヒネれよこのコッペパン。


さすがはワゴンの隅でひっそり眠っていたゲームですな。

えーと、一応説明しますか。

主人公は、「青年」というだけで何の説明もない男の子です。

きっと、この広い宇宙に比べたら大した問題ではないのでしょう。

冒頭で、入院生活をしている独白が入ります。

長〜い入院生活から開放されて、新生活が始まるのです。

やっとこれで家に帰れる。
嬉しさいっぱいの主人公です。

されど。
どんな理由で入院していたのか、何の説明もありません。

きっと、この広い宇宙に比べたら大した問題ではないのでしょう。

ところでこの小僧、どうやら長い入院生活がたたって、同じ年頃の連中と比べて「知識」が足りないらしいのです。

もちろん「性知識」なんですけど。


はい、お膳立ては揃いましたね。


なんかもう、ランプの精より都合がいいです。

しかしこのゲームの素晴らしさは、そこに留まりません。

主人公が足りないのは、「知識」だけではないのです。

なぜか身体の方まで子供のままです。


やべ、これショタだ!!


この時点で、すでに頭の中に数え切れないほどのなぞなぞマークが出てきますけど、考えてはいけません。

宇宙に比べたら大した問題ではないのでしょう。

しかし、ご安心ください。

このゲームには、「V・C・S機能」というのが付いてます。

どんなものか、パッケージから引用してみましょう。




V・C・S機能とは、男性の股間ボタン1つで大きくしちゃったり、小さくしちゃったり、そんでもって、相手の反応も変わったりなんかする、やってびっくり、見てびっくりのスーパーシステムなのだ!!





……。

…………。

……………………。




歯ァ食いしばれッ!!











…と、ともかく。

果てしない脱力感が襲ってくる中、物語は無情にも進んでしまいます。

懐かしい家に帰れば、出会いがあります。

当然のように両親は海外赴任中です。

地球が丸い事を、今さら怒っても仕方ありません。

そこには美しい従姉のおねーさんが。

じゃーん。
さあ、ここから怒涛のまくりです。

会話もそこそこに、いきなりお風呂のシーンです。

この展開、マラソン選手なみにゼイ肉がありません。

もちろん、おねーさんも一緒に入ります。

すでにソドムとゴモラです。

さっきまで入院していたお前は一体何者だという、魂の突っ込みも通用しません。

さあ、ゲート一斉に開いた!

おねーさん爆走!!


うおっ、乳でか!!







あなたの股間もデカプリオ。





あとはもう、山津波のようにヤッてヤッてヤリまくる。

そういうお話です。

もちろん、出てくるおねーさんは従姉だけではありません。

外人メイドキターッ!

謎の美少女キターッ!

巨乳高ビーお嬢キターッ!!

巨乳おんなきょうしキターッッ!!!



…こんばんは。
もはや人としての誇りを捨てた豪腕はりーです。

ストレートなのは、タイトルだけではなかったのです。

これぞ開き直り。

これぞエロゲー。











しかも展開によっては、えっちのシチュエーションが変わるだけではなく、理不尽プレイやら痴漢プレイやら出てきます。

疑問を持ってはいけません。

ただ宇宙を感じるのです。

果てしない星々の輝きに比べれば、どうだっていいじゃないですか。

少なくとも、エロゲにおける「おねーさん」とはそういう種族なんです。

生物学的に、上に乗って腰を振る生き物なんです。

主人公のショタっぷりを、好きなだけいぢくり回すのです。

ストレートだ。

なんだか好感が持てます。

主人公も目覚めるし。

そっちの世界に。











今回のレビューに限った事ではないんですが、私がこの手のお姉系ゲームを紹介する時は、どうも毎回のようにおねーさんが出てくるというだけで免罪符的に認めてしまっている感がありますね。

正直に書きましょう。

その通りです。

私は弁解の余地なく姉属性なので、「わがままで泣き虫な貧乳の妹」みたいなケツもふけないクソガキとかは評価が低いんですね。

この作品なんか特に許してます。

ただし、絶対的な欠点も上げねばならないでしょう。

この作品の場合、内容がないやら説明がないなんて、ぜんぜん欠点じゃないんです。

いや欠点なんでしょうけど、その辺は忘れてしまうほどのパワーがあるのも事実です。

最大の欠点は、やはり圧倒的にCGが少ないという事。

平気でごまかしてます。

紙芝居のようです。

まあ、それさえ我慢できれば、姉属性の方にはお勧めしたいゲームですね。



我慢できるなら。










…どこだよ。







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