ということで、例の記事・第3弾である。すなわち「メイドさんについて・その3」。 これが何かの役に立つということはたぶんないが、ヒマつぶしに付き合っていただきたい。 今回は最終回ということで、眼鏡メイドさんについて語ってみよう。 ノーマル、クールと続いての登場は、一番背が低くて一番グラマーな眼鏡をかけたメイドさんだ。 彼女はメイドさんの中で最も内気な女性である。話し声はポツポツとしてやや聞き取りにくい。恥ずかしがり屋で、すぐに顔が赤くなるのである。 ヴィジュアル的には、「女神さま」の長谷川空なんかが近い。ただし髪の毛はロングでも構わない。 実は3人の中で一番いいスタイルをしている(というか、巨乳である)のだが、なるべくそれを隠そうとしている。よって、いつも小さな体をより小さくしようと努力しているのだな。無駄だけど。 だから、スカート丈も一番長いぞ。引きずるほどに。 たまに、自分で裾を踏んづけて転んだりしている。 彼女ももちろん「ぱたぱた」と働くのだが、ノーマルメイドさんに比べてやや後方をサポートする。急ぐ時は、よく汗を引きずっている。 ボケ度は3人の中で最も高く、よく「ぱたぱた」から「あたふた」にシフトする。そんな時には眼鏡が突然すりガラスになり、真っ赤な顔で汗をかく。 愛読書はトーベ・ヤンソンだが、時に「湯殿山麓殺人事件」とか「ジョニーは戦場へ行った」とか、ワケの分からない難解な本もこっそり読んでいる。 夜、みんなでクイズ番組を見ている。誰も答の分からない問題が出る。そんな時、後ろでポツリと声がして、それが正解だったりする。 みんなが振り向くと、赤い顔でうつむく眼鏡メイドさんがいる。これなのだよ。 彼女のテリトリー(笑)は、主に屋根裏部屋である。そこには種々雑多なものが安置されており、どんな捜し物でもここで見つかったりする。 ご主人が捜し物をすると、眼鏡メイドさんが、どこからともなくそれを見つけてくる。それを、ノーマルメイドさんが元気に翻訳(笑)するわけだ。 以下、ご主人とノーマルメイドさんの会話。ただし、間にものを手渡す眼鏡メイドさんがいることに注意。 「先週号の週刊プロレスは…」 「ありましたぁ!」 「ピアノの柄のネクタイ…」 「ありましたぁ!」 「庭から掘り出した不発弾…」 「ありましたぁ!」 「乗って遊べるスペーサー…」 「ありましたぁ!」 「赤ひげ薬局の強力ガラナエクスタシー…」 「ありましたぁ! …何に使うんですか?」 このノリである。謎。 また眼鏡メイドさんは、何かに集中すると、下界のことは一切超越してその行為に没頭する。「あみもの」などしていると、ほかのことは宇宙の彼方の出来事となる。 そんな時には、後ろから眼鏡を奪ってしまうのもよい方法である。これがなければ何もできないからな。 ご主人と二人っきりでいると、緊張して何もしゃべれなくなってしまう可愛い存在だ。誤魔化そうとして紅茶を6杯くらいいれてしまったりな。 涙にもろく、情に厚く、自己主張はほとんどしないけれど、ご主人がピンチの時にははっきりと大きな声で発言する。んで赤くなる。そんな素敵な眼鏡メイドさんなのだよ。 えっちなことに関しては…と、ここで紙面が尽きた。またの機会があれば語るとしよう。ぐんない。 back HOME |