sweet dreams a [MAID] of this.1




 さーて、「メイドさんの話」である。
 私が極度のメイドさんフェチであることは、あるサイトで名物となっている(ようだ)。メールによるリクエストも来たことだし、今回は第1回として、ノーマルタイプのメイドさんについて語ってみよう。
 まずは外見である。これはもちろんショートカットだ。ヴィジュアル的には、瞳の大きな可愛いタイプなら、あなたの好きに選ぶべし。
 基本的には笑顔である。いつもニコニコ。喜怒哀楽のうち「怒」については、涙を見せることが多い。
 メイド服は絶対に紺色が基本だ。とか黄色など邪道である。そんな学ランがないのと同じだ。いずれ後述する予定のクールメイドさん眼鏡メイドさんも同様である(実は差別化を図るため、若干の違いがある。いつか話そう)。
 最近、ボケばかりが目立つメイドさんが多いが、あくまでボケは薬味である。頭はよくて知識もなければならない。ただ、つながりがすっとんきょうなだけである。これぞ天然だ。「ほのぼのとした天然ボケ」、これこそ重要なのだ。
 本棚の高いところを掃除する。脚立を立て、ハンカチを三角にして口元を縛る。さあ始めましょうとばかりに脚立を登って構えると、その手にハタキがないのに気付く。あわてて降りる。これである。
 ただハタキを忘れるだけではいけない。構えるところまで行かなくてはならない。また、脚立を転げ落ちてもいけない。これではボケ過ぎだ。単なるバカである。このサジ加減が、メイドさんなのである。
 掃除や洗濯をしている時は、お歌を歌いましょう。ただし調子っ外れな大声で歌うのはいかんな。鼻歌とか控えめな声で十分だ。とても楽しそうにすべし。
 このノーマルメイドさんが働く時の擬音は、「てきぱき」でも「どたばた」でもない。「ぱたぱた」が正しい。てきぱきするのはクールメイドさんである。
 立っている時は、スカートの前で手を重ねることが多い。ご主人が食事の時は、この姿勢でニコニコしているか、テーブルに頬杖をついてニコニコ眺めている。
 愛読書は、モンゴメリの「赤毛のアン」だ。ご主人にギルバート・プライスを重ねて見るようなら合格である。
 彼女にとってもっとも悲しい過去の出来事は、家族が離散したことでも親父が酒乱だったことでもない(もとよりそんな過去はない)。それは、飼っていた小鳥が死んでしまったことなのである。もちろん命日にはお花を飾る。んで、そのお花を猫さんが食べちゃって、泣く泣くもう一回買って来るのである。
 えっちなことに関しては…と、ここで紙面が尽きた。これはまたの機会に語るとしよう。ではツァイツェン。




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