ひとくち日記。
(2006年6月分)




 6月某日

 業者との死闘もそうなんですけど、私生活ではさらにまた新たな戦いが始まっておりまして。
 相手は会社です。
 ぶっちゃけ首が懸かってましてね。
 それどころじゃないんですけど。


 6月某日

 洗濯物を干す時にね。
 ベランダが、あまりに汚れているのに気付きまして。
 あとで掃除をしようと思ったら。
 その真上に生乾きの洗濯物が落下しましてね。
 こういう経験、特に主婦の方には多いのではないでしょうか。
 不必要なほど鮮明に憶えてるんですが。


 6月某日

 うんこ業者が言いました。
 「7月中には工事の下見に行かせます」
 こいつを殺しても罪になるのでしょうか。


 6月某日

 会社での私の運命なんですけど、8月頭でお払い箱と決定しました。
 なかなかにジェットコースターですね。
 きっかけは職場で棚が倒れて、それを倒した原因が私だったらしいですよ。
 たまたま通りかかって下敷きになっただけなんですが。

 ぶっちゃけ、本当の理由はこういう事らしいんです。
 私が入る前まで死ぬほど忙しかったらしいんですが、私が入ったら凄い楽になっちゃいましてね。
 じゃあ切るかと。切るなら新人だと。
 …素晴らしい観点だと思います。


 6月某日

 突然インスピレーションが沸いて、シナリオなど書き始めます。
 経験者ならお分かりでしょうけど、まず誰もが俺って天才じゃん? とか思ってる時期です。
 100%勘違いです。
 しかしこの時の私は完全体セルみたいにイケイケでした。
 ようやくモノになりそうです。


 6月某日

 なりませんでした。
 わずか1日経って読み返せば、そこにはスペイン人に征服されたアステカの村みたいな惨状が横たわっていました。
 とても人様に見せられるレベルではありません。

 モノ書きならば、必ず誰もが通る道です。
 それは冷静さの現れであり、客観的に自作を見ている証明であり、成長の証です。
 なぜだろう。目から水が出ている。


 6月某日

 うんこ業者から、ついにNTTにバトンタッチ。
 …のはずが。

 「下見は8月になってしまいそうなんですが…いいですか?」
 「いいですか」じゃなくて。

 平日は仕事なので、土日しか下見のチャンスは無く。
 すると予約でいっぱいだから遅れるとか何とか。

 ぎょう虫博物館でうどん食わせてもいいですか?


 6月某日

 ラーメン屋さんで『のり増し』を頼んだのに『のり無し』が出てきました。
 意思疎通の重要さを850円で学びました。
 きんぴら頼んでチンピラ出たら焦るでしょ?


 6月某日

 彼女の誕生日なんで、プレゼントを買ったんですけど。
 妹さんのプレゼントと真正面からカチ合いました。
 何をやっても救われないメダカのような人生です。


 6月某日

 それでも麻雀はやります。
 頭の悪い事この上ないです。
 今になって大問題に気付いたんですが、約半年分もの膨大なデータを集計せにゃならんのですね。
 秘書募集。



 (つづく)



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