今回ちょっと毛色を変えて、枕を並べてから行きましょうか。
広告ウザくて申し訳ない。
さても皆さん。
大好評の上にほんのりと手抜きなこのコーナーが始まりますよ。
今回の商品も大変香ばしいモノをご用意いたしました。
うんこの種類も千差万別。
その事をぜひ知って欲しいのです(いらねー)。
そもそもうんことは。
誰も知らない面子、精神病みたいな脚本、NASAに対する種子島なみの予算で仕上げたグレートうんこもあれば。
一流の監督が潤沢な資金と最高のスタッフを使ってなぜかうんこを出しちゃった作品もあるわけです。
今回のうんこは後者です。
大作なのにB級と断じられるこの悲哀。
それでは旅立ちましょう。
素晴らしいうんこ映画の世界へと。
しかしこの映画感想コーナーって、当初は別にうんこの紹介でも何でも無かったんですけどね。
いつの間にやらうんこ以外書いちゃいけないような気がしてきました。
まあいいや。
毒食わばクソまでですな。
そんなわけで、ひねり出すのはこの映画です。
例によって、画像がペケる時はリロード願います。
『スペースバンパイア』
相当駄目な映画です。
ちょっと前から言われてる事がありまして。
お前はマイナーな映画ばかりを取り上げているが、メジャー作品は書かないのか。
メジャーはうんこじゃないのか。
そんな意見を聞きました。
安心なさい。
ちゃんと全国公開された上、今でも日曜洋画劇場とかで放映されるレベルにだって立派なうんこはあります。
この映画なんかモロそれです。
SFホラー界の重鎮トビー・フーパーが満を持して贈った大作。
脚本はあの『エイリアン』で知られるダン・オバノン。
そして音楽は映画界の巨匠、ヘンリー・マンシーニ。
一流のスタッフが集まり一流の映画を作りました。
一流のうんこでした。
早速あらすじから行きましょうか。
行方不明になっていた宇宙船チャーチルが、
突如あらわれ地球に接近していた。
すぐさま調査に赴いた捜索隊は、
無残に焼けた船室のカプセル内で死んでいる全裸の美女を発見する。
だがそれは、地球に回収させるように仕組まれたエイリアンの罠だった…。
先生分かりません。
ハレー彗星の中に宇宙船。
その内部には、コウモリみたいな異星人の死体。
そして巨乳が1人、ムキムキ男が2人。
設定だけなら素晴らしいホットスタートです。
なぜここに人類が!?
なぜ全裸で死んでいる!?
しかしすぐに裏切られます。
主人公はオヤジのくせに性欲が中学生並みの馬鹿です。
どこが馬鹿ってアレですよ。
人類史上、最大の発見なのに。
勝手にフタ開けて巨乳と犯っちゃう。
|┃三 ガラッ
|┃ ____
|┃/⌒ ⌒\
|┃(●) (●) \
――‐.|┃:⌒(__人__)⌒:::::\ スペース肉棒
|┃ |r┬-| |⌒) ぶち込むお!
|┃ `ー'ォ //
(⌒ヽ・ ・ ̄ /
|┃ノ /
|┃ つ <
|┃ (::)(::) ヽ
|┃/ > )
|┃ (__)
こいつ船長です。
NASAの採用試験はマウス実験なみでしょうか。
ちなみに階級は大佐です。
シャアの風上にも置けない馬鹿です。
こうしないと話が進まないのは分かります。
しかし、その事実が明らかにされるのは後半なので、途中までは出来そこないのVシネマみたいな気分で観ると良いでしょう。
この映画の駄目さだけは序盤で分かるんですが、理解するには次のハレー彗星を待たないと無理でしょう。
そして事件は起こります。
巨乳、素っ裸のまま街に逃走。
常人の理解を超えた展開に尿を禁じ得ません。
この巨乳の能力が凄いですね。
男を誘惑→精を吸う→男ゾンビ化。
男も男の精を吸う→目茶くちゃ。
史上初、生者とゾンビのハードゲイ。
一体誰が喜ぶんだ。
ぜんぜん知らなかったんですけど、実はこれゾンビ映画だったんですね。
やってくれたよトビー・フーパー。
無理やりすぎて脱腸しそうです。
その後も何やら、SASの大佐とか出てきて。
SASってのはイギリスの特殊部隊ですね。
こいつも船長と同じくらいに使えない馬鹿でした。
特殊部隊じゃなくて特殊学級か何かでしょうか。
この辺までで、ようやく映画の流れが見えてきます。
二人の馬鹿大佐コンビが逃げた巨乳を追う。
素っ裸の女一人捕まえられない特殊部隊です。
まあ確かに相手は並みの巨乳ではないのですが、その手際は素人以下にしか見えません。
しかも追う方法が凄いです。
船長の超能力。
犯ったら目覚めた!
…どーにかしてください。
無理にサスペンス風にするから観てるこっちの夫婦仲までサスペンスになるんですよ。
どうして私はこんなもんに1000円も払っちゃったんでしょうね。
個人的に元は取りましたが。
どうやら、あの巨乳は別の人間に取り憑いてる様子。
船長にはそれが遠くからでも見えるんですって。
夢 で 。
…ケツ拭いて捨てようかなこのDVD。
変態性欲妄想患者の上に事件を起こした張本人の船長ですが、不思議な事に周囲は簡単に信じちゃいます。
こういう友達がいたらきっと財布は不要でしょう。
ともかく、巨乳が取り憑いてる(と船長だけが主張してる)女性に会いに行きますが。
地味なパンチラシーンを挟み。
大佐コンビが礼状も無しに踏み込みます。
ここは中国ではありません。
必死に抵抗する女性(当たり前)。
すったもんだの末、船長が言い放ちます。
「…こいつじゃない」
なんですとオォォッッ!!!?
不法進入・暴行・障害罪です。
キチガイが権力持ったら大変な事になりました。
SASも見てないで止めろよ。
それだけに留まらず。
こんな暴言まで飛び出しました。
前もって伝えておきますが、誇張は一切ありませんからね。
全部マジですから。
船長:
「こいつは正真正銘の マゾなんだよっ!!!!」
「乱暴されて喜んでるんだ!!!!」
SAS:
「俺、見るのが専門だから」
色々スゲェ。
わざわざ遠くロンドンから無実の女性を暴行しに来た大佐コンビ。
初対面でビッチ扱いです。
さすが偉い人はやる事が違いますね。
偉い人っぽい事を何一つやってないのは問題ですが。
結局、巨乳はどこに逃げたんでしょう?
実はすぐ近くにいました。
この女性の雇い主、病院の院長先生でした。
無駄にピカード艦長です。
こんな所で何乗っ取られてんの。
結局この院長を拘束しつつ危険なドラッグを何本も注射して、船長とのスピリチュアルな対話が始まります。
馬乗りになって訴える船長。
「出て来い! そこにいるのは分かってる!」
分かってねぇ。
分かってたらあんた、さっき女性に乱暴したのは完ッッ全に無意味じゃねぇか。
趣味でSKY?
ドSに覗き魔という救いようが無い変態コンビです。
と思ったら本当に出てきたYo!
院長先生、外見はそのままに超・色っぽい声でしゃべり始めました。
スタートレックではあんなに格好良かったピカード艦長がえらい不気味なオカマ野郎に。
観る者のアイデンティティーが試される映画です。
でもこのシーン、ちょっと良いと思いましたよ。
『エクソシスト』などに代表される、あの悪魔払いを髣髴とさせるシーンです。
もはやSFも科学も関係ない世界になってますけど、B級うんこ映画に整合性を求めてはいけません。
さあ、ここで悪魔の誘惑タイム。
船長を色っぽい声で懐柔しようとしています。
姿はかたくなにピカード艦長なのがアレですが、船長の葛藤が手に取るように分かります。
負けちゃいけない。
負けたら駄目だ。
ここで船長逆ギレ。
俺の平穏を返せえぇぇっっ!!
薬とロープで動けない院長先生をガックンガックン揺さぶり続ける!
そして罵詈雑言の嵐!
おまいは本当に暴力が好きだな。
薬なんか致死量の一歩手前まで打ってるんですよ。
凶悪宇宙人クリンゴンもビックリです。
んで結局負けるしね。
かなり凶悪なシーンです。
見つめ合う男と男。
絵だけ見てるとギャグにしか見えません。
しかし中身は巨乳なんですよう。
これ、究極の選択じゃないですか?
中身が女で体が男ですよ?
中身が巨乳で体がピカード艦長。
いらねぇや。
しかし負けちゃったよ船長。
お前はドSの上に男もイケるのか。
男同士の暑苦しいキスシーンまで 来ましたから。
(本当)
腐女子の喜ぶ要素は1セントもありません。
それより室内が大変です。
ものすごい豪快なポルターガイスト現象が起きてます。
その原因はオッサン同士のチューなんか見せられて悪鬼と化した視聴者の怨念という話ではぜんぜんないわけですが、大変なのは周囲の人々だと思います。
なんせ暴風雨なみですから。
SAS、医者の下っ端に加え、なんか大臣まで来てましたし。
なぜ大臣が船長の虚言を信じたのかは謎です。
だけど大臣いるんです。
しかし大臣死亡。
コンマ1秒のエクスタシー。
死にに出てきたという、歴代の大臣では不運な方でした。
意味が分かりません。
死のうが生きようが別にどーでもいいんですが、なんで出てきたのか分かりません。
しかしポルターガイストは収まる気配が無く。
カトリーナ級の破壊力で暴れまくっています。
そして船長の暴行は収まらず。
もうピカード艦長すっかり死にかけでグッタリしてるのに、殴りかからん勢いで罵詈雑言を浴びせ続けます。
よほどキスが衝撃だったんでしょうか。
ただ、このままでは危険です。
ピカード艦長絶命の危機があります。
誰かがこの馬鹿を止めないといけません。
そこでSASが走った!
この映画における初めての活躍です。
薬の入った注射器を1度に2本。
両手拳銃ならぬ両手お注射です。
行け! SAS!
この暴行を止められるのは
お前しかいない!
SAS飛んだーっ!
ぶっすり刺したーっっ!!!!
・・・・・。
ピカード艦長に。
なんでっ!?
そっちじゃねええぇぇっ!!!!
何この計算されたコンビネーション。
タイガー・ゼブラ組かお前ら。
信じられない大技です。
荒くれ者にはヒールファイト。
正統派にはヒールファイト。
ファンの前ではヒールファイト。
二人そろってヒールファイト。
結婚式でヒールファイト。お葬式でもヒールファイト。生まれた頃からヒールファイト。一生一緒にヒールファイト。
どうにもできません。
こいつらと比べるとブッチャー・シン組も霞みます。
ピカード艦長が可哀相でなりません。
変な巨乳に体を乗っ取られ、助けが来たと思ったら注射バンバン打たれるわ罵詈雑言浴びせられるわ縛られるわキスされるわでもう大変です。
はっきり書いときますが。
この人何も悪くないんです。
結局、体を縛ったままヘリコプターで運ぶんですって。
最初ッッからそうしろYo!
このグダグダ感。
まさしくB級です。
観て損はさせませんよ。
はっきり言って損のカタマリみたいな映画なんですが、そういう所を楽しむのが正しい観方でしょう。
舞台はいよいよ後半戦。
ヘリで移動中の馬鹿コンビは、ここで怪異に遭遇です。
しっかりと縛りつけたピカード艦長の体。
その顔からバンバン血が吹き出す。
その量、ハンパじゃないです。
森末慎二のクラシアンでも尻込みしそうな大放流。
これが何を意味するかと言うと。
血が集結して巨乳の姿に。
なんと忌まわしくも美しいその姿。
もちろんピカード艦長は5回くらい死にますが、その妖しい美しさは一見の価値アリですよ。
まさしく死霊復活。
漫画『ベルセルク』における【触】、ゴッドハンドの降臨を思わせます。
そして。
それだけ。
\(^o^)/
※すんませんマジでそれだけです。
何かヒントを言うとか、襲いかかるとか一切ありません。
一瞬で砕けました。
何をしたかったのか全然分かりません。
たぶん絵としてカッコいいから入れたのでしょう。監督が。
そしてB級映画ってのはそこがいいんですよ。
無意味でもカッコいいから入れちまえ、こういう感覚。
整合性とか流れなんて無視しましょう。
ここを楽しんでこそ、良質なうんこを楽しめるというものなのです。
さあ、終盤ですよ。
ヘルシングの世界と化したロンドンでの決戦です。
こう書くとカッコいいですけど、カッコいいのはヘルシングであってこの映画ではありません。
見渡せばもうゾンビの群れ。
あなたも私も皆ゾンビ。
定番として街はガンガン燃え盛り、何だかよく分からないプラズマ発光体が何の説明も無く飛び交っています。
たぶん生命エネルギーなんでしょうね。
余談ですけど、外人はどうして霊魂的なものを1キロワットくらいで光らせるんでしょうか。
日本人とは感覚が違いますね。
暗い夜道でこんなのに出会ったらもう。
便利で良いですねぇ。
阿呆な話はともかく。
ついに軍隊は街を封鎖しました。
アナウンサーが必死にパニックを伝えています。
こういうの本当に最高ですね。
群集による地獄絵図と、閉鎖されたフィールド。
ゾンビがラーメンなら上記はスープとチャーシューに相当します。
これがゾンビ=ラーメン理論です(今考えた)。
そんな事はどーでもいいのですが。
行く先々で問題を起こす馬鹿コンビ、ついに軍隊管轄のビルの屋上に舞い降りました。
でもいきなり銃を突きつけられます。
考えてみりゃ当然の処置で、ゾンビ騒ぎで伝染病がどうの言われてるからです。
疑われちゃったんですね。
ゾンビにヘリコプターは無理だと思いますが。
ここはぜひ言って欲しかった。
「Don't shoot! I'm human!!」
…何と言うか、ゾンビの恐ろしい所はここなんですよ。
遠目に見たら人間と同じ外見なわけで、だからこそ使えるオプションも増えるんです。
例えばゾンビ系で何度か例に出している『バイオハザード』。
この映画ではSWATみたいな特殊部隊が、隔離された地下へ調査に行くモチーフが用いられています。
事前情報が非常に少ないという状況の中。
暗がりから、ゆっくりと歩み寄るゾンビ…。
そう。ここです。
観客である私たちは相手がゾンビなのを分かってますけど、特殊部隊のメンバーは知らないわけですよ。
そうすると何が起きるでしょう?
そうです。
ものっすげぇ調子の悪そうな人に見えるんですよ。
悪いのはそいつらの目だという意見もありますけど、暗がりですからね。
それに、常識で考えてそんなもの存在するはずが無いと考えてしまうわけですよ。
だから、つい助けようとして…。
手を伸ばすと…。
「この人、痴漢です」
なんでっ!?
何だかよく分からない方向に転がりました。
ともあれ続けましょう。
ひとまず疑いの晴れた馬鹿コンビ、お次に向かうは司令室です。
簡単に大臣に会えます。
また大臣かと呆れる方もおられるでしょう。私もです。
もちろんさっきの史上初の秒殺大臣とは別の大臣ですが、この大臣も凄いです。
「ちょっと待っててくれ」と馬鹿コンビを待たせ、秘書を呼び出します。
そして部屋の奥に行くと。
大臣すでにゾンビでした。
秒殺越えました。
史上初のゾンビ大臣です。
いいですか皆さん。
このビルには何人もの軍人がいます。
誰も気付かなかった!?
_人人人人人人人人人人人人人人_
> な・・・・なんだってー!! <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
_,,.-‐-..,,_ _,,..--v--..,_
/ `''.v'ν Σ´ `、_,.-'""`´""ヽ
i' / ̄""''--i 7 | ,.イi,i,i,、 、,、 Σ ヽ
. !ヘ /‐- 、u. |' |ノ-、 ' ` `,_` | /i'i^iヘ、 ,、、 |
|'' !゙ i.oニ'ー'〈ュニ! iiヽ~oj.`'<_o.7 !'.__ ' ' ``_,,....、 .|
. ,`| u ..ゝ! ‖ .j (} 'o〉 `''o'ヽ |',`i
_,,..-<:::::\ (二> / ! _`-っ / | 7  ̄ u |i'/
. |、 \:::::\ '' / \ '' /〃.ヽ `''⊃ , 'v>、
!、\ \. , ̄ γ/| ̄ 〃 \二-‐' //
ベイビー、いいんだ。分かってるよ。
まさか一番偉い人がもうOUTだなんてビックリ〜! っていう演出だよな。
そっちの方が絵としてカッコいいから入れたんだろ監督が。
そうやって崩壊して行くこの世界。
崩壊してるのは映画の方ですが、確かにある種の美しさがあります。
滅びの芸術ですね。
こっちの陣営にはミラ・ジョボヴィッチの代わりに馬鹿しかいない点が不安です。
けれどもようやく反撃の時は来ました。
なんかね、光の柱が立ってるんですよ。
街のど真ん中から空に向かって。
吸い込まれて行く生命エネルギーの光だそうです。
その先には異星人の宇宙船があって、そのふもとに巨乳がいるんだそうです。
船と巨乳の架け橋です。
それが分かった時点で軍隊はすぐにミサイルをぶち込むべきですが、なぜかそうならないんですね。
なぜなら船長が一人で行っちゃうからですね。
いや、一応相方のSASには言うんですよ。
現場指揮してる軍人さんにも伝わったフシがあるんですけどね。
一人で勝手に行っちゃうんですね船長。
馬鹿ですね。
ここで人類は終わったと思いましたね。
けれど映画は続いてしまうんです。
だんだん楽しくなってきましたよ。
そして一方こちらはSASパート。
ある男から連絡が入ります。
それは非常に重要な情報でした。
ゾンビの倒し方が分かったのです。
それは恐るべき事実。
こういった内容でした。
「杭で心臓刺せや」
じゃ、頑張れ♪
え〜〜っ・・・。
だから題名がスペースバンパイアなんですね。
なんか色々混じってますけど。
そういうわけで杭を手に入れたSAS。
ゾンビを次々に轢き散らしながら船長の後を追います。
追うくらいなら最初から一緒にいろとも思いますが、こうする事で杭をゲットしたのですね。
ゾンビの群れの中をドライブするのになぜか窓が全開というお約束を入れながら、ついに船長と再会…の前に。
地味な中ボスが立ち塞がります。
その男は巨乳の眠る教会の前に立ち、生命エネルギーを体に浴びて輝きます。
ああ、こいつアレだ。
巨乳と一緒に発見された全裸の男の片っ方でした。
そんなの憶えてねぇし。
何か最初の方でアクションやってたような気がしますが、はっきり言って男のケツに興味はありません。
巨乳と男のケツでは戦力の差に圧倒的な開きがあります。
もちろん私は巨乳を取りますが、たいていの男性はそうすると私は信じます。
そんな事はどーでもいいのですが。
ともかく出てきた中ボスくん。
マッパで死体の山の上に立っています。
ものすごい絵です。
とりあえずこいつはゼンラマンと呼びます。
不適に笑うゼンラマン。
「お前に俺が殺せるのか?」などと挑発してます。
「俺が」も何もほぼ初対面ですけど、そこは突っ込んではいけません。
SAS、絶体絶命。
ゼンラマンの腹部が輝きを増します。
昔『くりいむレモン』で同じようなシーンがありました。
さぞやSASもやりにくい相手でしょう。
SAS、あっさり勝利。
,.へ
___ ム i
「 ヒ_i〉 ゝ 〈
ト ノ iニ(()
i { ____ | ヽ
i i /__, , ‐-\ i }
| i /(●) ( ● )\ {、 λ
ト−┤. / (__人__) \ ,ノ  ̄ ,!
i ゝ、_ | ´ ̄` | ,. '´ハ ,!
. ヽ、 `` 、,__\ /" \ ヽ/
\ノ ノ ハ ̄r/:::r―--―/::7 ノ /
ヽ. ヽ::〈; . '::. :' |::/ / ,. "
`ー 、 \ヽ::. ;:::|/ r'"
何をしに出てきたんだゼンラマン。
トビー・フーパー監督、どうやら男の裸にはまったく思い入れが無いようです。
非常に健全だと思います。
巨乳の時は妄想シーンで騎乗位までやらせたくせに。
さすがは重鎮ですね。
ともかく、これで障害はなくなりました。
教会内に踏み入ったSASが見たものは。
立ったままマッパ同士で抱き合う巨乳と船長。
この男の性欲は留まるを知らず。
人類存亡の危機に、命がけで来てみたらこんなものを見せられましたよ。
どうするSAS。
確かあんたは見るのが専門だったね。
おあつらえ向きの舞台が整いました。
ここでSASが自分のイチモツをこすり始めたらゴッド映画認定してましたが、
残念ながらそれは無いよと。
代わりにSASは叫びました。
心の底から。
腹の底から。
※今から書く事はにわかに信じ難いでしょうけど、真実です。
※日本語で。
「母さーんっ!!!!」
※本当です。
「母さーんっ!!!!」
「母さーんっ!!!!」
…そういや、船長の名前がカールセンでした。
紛らわしいわ。
え〜、母さんではなく船長の名を叫んでたSAS。
おかしいのは私の耳でしたすみません。
B級だうんこだ言いながらも、真実に対する洞察だけは見失わないように生きたいと思います。
その後SASは、立ったままハッスルする船長に手にした杭をブン投げるのでした。
さあ、これを使え。
これでトドメを刺せと。
最後の最後まで傍観者でした。
さすが見るのが専門です。
このパンツ履いて写メ送れと同じレベルです。
どーでもいいんですが。
そんなわけで、せっかくのお楽しみの最中に無理やり下駄を預けられた船長。
一気にブスッと行くのか。
下の方はとっくにブスッと行ってるので状況としては大変です。
一体どうなってしまうのか。
人類の命運は、この死体だろうが宇宙人だろうが巨乳だから犯っちゃう男に委ねられました。
終わったようなもんですね。
結末は、あなたご自身の目でお確かめください。
いや私が書いちゃっても良いんですけど、駄目なオヤジの我慢汁に人類の命運が賭けられたっていう駄目な所で止めておきたいんですよ。
我慢汁つながりでね。
今日も皆さん素敵な自家発電を。
…よく分かりませんが。
メジャーであり、全国ネットでテレビ放映されたレベルの作品でもB級はB級でうんこはうんこでした。
その辺はもうご理解いただけたかと存じます。
でもね。
私はうんこが好きだ。
この映画だって例外ではありません。
これだけの手間ヒマかけて、真っ正面から真剣に作った結果がこれ。
愛さないわけには行きません。
だから、この作品を「好き」だと言える方とは、友達になれそうな気がします。
分かるんですよ私も。
とてもじゃないけど名作とは呼べません。
だがそこがいい。
B級好き、うんこ映画好きの方々の多くはそこを分かってるんです。
だから私は主張したい。
名作・傑作しか観ないという方へ。
あんたは正しい。
正しいのかよっ!
いや、いいんですよ。
絶対そっちの方がより良い時間を過ごせます。
だから決して間違っていないわけです。
それでもなお私がB級うんこ映画を薦めるのは、以下の理由によるものです。
うまい料理はうますぎて飽きる。
美人は3日で飽きる。
常に良いモノしか見ない人間はそれが基準になってしまいます。
それ以外は許せなくなるかも知れません。
これは、潜在的な危険を孕んでいるとは言えないでしょうか。
顔でしか男を見ない女や、セックスの事しか考えない男を思い浮かべてみましょう。
了見が狭いと思いませんか。
そういう人間が年を取ったら、一体誰が自分に価値を見出してくれるというのでしょう。
挫折を知らない人生に、どれだけの深みがあるでしょう。
敗北を知らねば本当の勝利の味は分かりません。
そこでB級うんこです。
すみません。
ただのヒガミです。
/ ̄ ̄ ̄ \
/ :::::\:::/\
/ 。<一>:::::<ー>。
| .:::。゚~(__人__)~゚j スイーツ脳が許せなかったんだお…。
\、 ゜ ` ⌒´,;/゜
/ ⌒ヽ゚ '"'"´(;゚ 。
/ ,_ \ \/\ \
と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;.
私は映画のレビューを書いてるんでしょうか。
それとも何か懺悔をさせられてるんでしょうか。
いや〜映画って本当に恐ろしいですね。
ではこの辺で、恒例の「良かった探し」行きましょうか。
この作品はメジャー所が関わっている分、けっこう多く見つかりますよ。
まずテーマ音楽が非ッッ常〜に良いです。
さすがヘンリー・マンシーニ。
映画界ではかなりのビッグネームですからね。
『ティファニーで朝食を』や『シャレード』など、超有名作の音楽を手がけています。
そして誰でも知ってるこの曲。
『ピンクパンサー』のテーマソングもこの人ですね。
実はすごい人なんです。
あとは特にありません。
駄目でしたすみません。
ご自身でぜひ、それぞれの良い所を探してみましょう。
もし見つけられたら教えてください。
徒労に終わった場合、苦情は英国ヘラルド映画にお願いします。
それでは最後に出演者のご紹介など。
まず主演の母さんもとい船長ですが、スティーヴ・レイルズバックという方です。
リンク先をご覧になればお分かりの通りえっらい沢山の映画に出演してる俳優さんです。
正直これは意外でした。
どうせマイナー役者だと思ってた私が無知でした。
んで詳しく見てみると。
出演41作品中32本が日本未公開。
マイナーというか、ものすごい地味な役者さんです。
知らなくても仕方ないかな、という感じですかね。
続いてSASのピーター・ファース。
これまた出演31作品中16本が未公開と、本国での評価はともかく国際的ヒットになかなか恵まれない役者さんみたいです。
そしてピカード艦長はピカード艦長だから省きます。
最後にこいつ、巨乳。
この作品はそこそこ有名作につき、ネット上でも多くのレビューが載せられているわけですが。
すべてのレビューに共通する事項があるんですよ。
100%確実に『おっぱい』について書かれてます。
その巨乳に触れていないレビューは見た事ありません。
本当に、ただの1つも存在しないんです。
他に書く事が無いんでしょう。
ちなみに、女優さんの名前はマチルダ・メイ。
日本では、この作品1本で生き長らえている感のある人ですね。
個人的には94年公開の『おっぱいとお月さま』をお薦めいたします。
その手の映画と思いきや、少年の成長をきちんと描いた良作なんですよね。
例えばアメリカ映画の『グローイング・アップ』シリーズとか、イタリア映画の『青い体験』シリーズとはまた違った世界の映画です。
瑞々しい少年のストレートな感性と、美しい若妻。
男は100%確実に『おっぱい』が好きですからね。
女性やカップルにも推奨します。
話がズレましたけど。
いくら良作に恵まれても、1度おっぱい出したらもうおっぱいという悲しい現実のお話です(やや違う)。
その点、美保純や及川奈緒は偉大ですな。
その節は大変お世話になりました。
だから話がズレてるんですが。
今回の豪腕レビューは、巨乳を連呼するだけで終わりたくなかったんです。
変化球を投げたかったんです。
などと言いつつ『超人コンプレックス』の三四郎みたいに変化球しか投げられない体質で本当に申し訳ありません。
という事で、長々とお送りしてきた今回の『スペースバンパイア』。
素晴らしいテーマ音楽。
素晴らしい乳。
素晴らしくない脚本。
そうした効果が相まって、素晴らしいB級うんこ映画ができました。
重ねて言いますけど、私はこの映画が大好きです。
本気でひどい映画ですけど好きなんです。
だから、いいじゃないですか。
B級でもうんこでも。
音楽がある。
おっぱいがある。
他に何がある。
これがうんこの本質と思ってお楽しみください。
ちゃんちゃん。
『LIFEFORCE』1985:米
監督:トビー・フーパー
製作:メナハム・ゴーラン
ヨーラン・グローバス
脚本:ダン・オバノン
ドン・ジャコビー
撮影:アラン・ヒューム
音楽:ヘンリー・マンシーニ
出演:スティーヴ・レイルズバック(船長)
ピーター・ファース(SAS)
マチルダ・メイ(巨乳)
パトリック・スチュワート(ピカード艦長)
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