『ひぐらしのなく頃に』 突然ですが。 皆さんには、理想の男性像ってありますか? 強い男ですか? 優しい男ですか? 豪腕はりーですか? ああ、私ですか? 私は別に…。 別にないですよ。 いや本当に。 …さて、今回ご紹介するこの『ひぐらしのなく頃に』なんですが。 こんな感じのキャラさん達が出てきます。 とりあえず、この可愛さに萌え転がってみてください。 よろしいですか? 本当にいいですか? では、ストーリーを紹介したいと思います。 ここから先を読むのも、ここで田舎に帰るのも、すべてあなたの自由です。 製作者様のサイトから、部分的に引用してみます。 昭和58年初夏。 人口2千に満たないこの村で。 それは毎年起こる。 あの…。まだ読みます? 毎年6月の決まった日に、1人が死に、1人が消える怪奇。 巨大ダム計画を巡る闘争から紡がれる死の連鎖。 まだ…読みます? 昭和中期に隠蔽された怪事件が、蘇る。 陰謀か。偶然か。 それとも祟りか。 …。 ……。 ………。 …………。 やば、やばいっす隊長!! これ無茶くちゃ怖いです!! あの抱き枕にプリントされたらそのまま永眠しても悔いが残らないような可愛いキャラたちが、あんないきなり…隊長ーっ!! どうしましょう。 私、もう夜中にトイレ行けません。 今まで信じていた日常が音を立てて瓦解してゆくのが分かるんです。 この作品の恐ろしい所は、田舎での〜んびりと暮らしていくはずだったのに、まるで天災のように突然世界が牙を剥いてくる描写です。 あのですね。 前半は、本当にまったりといい雰囲気なんですよ。 実際にこんな口調だったらクラスの女子の9割からイジメを受けるような可愛い女の子たち。 美少女ゲー、ギャルゲーという限られた可哀想な人のためだけの桃源郷にしか生きられない会話。 脳みその容積は、スプーン1杯分くらいでしょうか。 しかしそれでも主人公を慕っている。 …そういう生涯童貞の人専用デフォルトな少女たちと、日々楽しく暮らしてゆくんですよ。 あの瞬間までは。 私、正直に書きますけど。 前半のあまりにアホくさい少女たちとの毎日が、かなり辛かったんですよ。 ここをすんなり楽しめるのは真性キモヲタだけであり、まず間違いなく風俗以外の手段で童貞捨てる事が不可能な方々のように感じたんです。 しかし、我慢して続けて良かった。 いずれ慣れてくるものです。 もうこのまま何も起こらなくていいやなどと思い始めた時には、すでに始まっていたのです。 いや。そうではなく。 すでに何年も前から決められていたんです。 どこまで逃げても、もう無理なんです。 すでに巻き込まれていたんです。 逃げられないんです。 奴らから。 来るな!! 来るなってばあぁぁぁっっ!! 隊長、はっきり言ってこの作品無理です。 それでもいい!…というツワモノだけダウンロードしてください。 私はヘタレでいいです。 いやしかし。 実は製作者様の紹介ページで、こんな文章が置いてあるんですが。 ここでお断りしたいのは、本作品には俗に言う「選択肢」が登場しない点です。 ですから、あなたは小まめなセーブ&ロードから解放され、フラグのオンオフ、現在のルートが誤りであるか否かを心配することなく物語の顛末の最後の最後までゆっくりと楽しむことができます。 …いい事言うなあこの作者さんは。 ※■外道狩り■の感想はトップから。 やっぱり、優れたサウンドノベルを作れる人は、サウンドノベルというものを良く分かっておられる。 「ゲーム性がない」という点で低く見られるのには、いい加減頭にきています。 サウンドノベルは、例えばバイクです。 車を買いに来たのにバイクを買って「屋根がないから駄目だ」と言われても困るんです。 ここに書かれている事は、そういうことです。 …ん? ですが、本作品はただの小説ではなく、やはりゲームです。 じゃ、大手を振っていいんですね? ※■外道狩り■の感想はトップから。 ちなみに、私がプレイしたのは体験版です。 オチてないのでご注意ください。 欲求不満が牙を剥くかも知れませんが、それでもやる価値のある作品です。 ダウンロードはこちらから。 back HOME |