今度ばかりは続けますよ。 冷めないうちに召し上がって欲しいですからね。 私も長年生きてますけどね。 開始5行くらいでうんこが出るとは思いませんでした。 まずは、前回の続きの場面から行きましょうか。 放尿金髪でしたっけ。 10行にも届かぬうちに今度は放尿です。 この国は本当に大丈夫なんでしょうか。 前回のレビューは、我らの放尿金髪がビルマに残った水島さんよろしく森に消えた所で終わっていました。 彼女の未来はどうなるのか。 流した汗と流した小便は裏切らない。 大丈夫です。 ちゃんと殺されに出てきます。 ここではひとまず、他の方々にスポットを当ててみましょう。 人里離れた森というのはキャンプと殺人に最適です。 今日もやっぱり主役の小僧と、頭の中が真空管みたいなヤンキーどもがやって来ました。 そこに響いたバイクの音…。 ずいぶんと引っ張り回してしまいましたが。 ようやく真打ちの登場ですよ。 違います。 …こんなのね。 87歳の殺人外科医、バイクに乗って元気に登場! 職業は「お迎え待ち」です。 とてもじゃないけど正視に耐えうる場面じゃないです。 爺さん無理しすぎ。 そのプルプル震えそうな細腕がキュートです。 背後にドブスのゾンビ女を従えて、かっとびジジイの天城越えです。 これほどシュールな画像がこの世にあるでしょうか。 いや無い。 第一、ここは誰もいないはずの森なんです。 そこに出ました改造巨大バイク。 ゾンビ女が露払い。 87歳、全身レザー。 SMプレイと同時におむつプレイも行けそうな、そんな素敵なDr.チョッパーさんでした。 ここもなかなか素敵な初遭遇ですよ。 小僧たちとの睨み合い。 「何だあの不気味な爺さんは」などという、大変素直な感想も飛び出す中。 次の瞬間。 さすがは猿人なみのクオリティですね。 小僧たちに言い知れぬ不安感を植え付けながら、まずは静かに消え去ると。 登場時の爆音は何だったのかと空に向かって問いたいです。 いや、それ以前に。 何しに来たのか意味が分からんという点は、今日の思い出に取っておきましょう。 医学というのは、素晴らしいものですね。 …という事でシーンは変わるわけですが。 前回のレビューにて、この作品には4人くらい主人公がいると書きました。 ここで紹介いたしましょう。 ヒゲの森林警備員さんです。
最近の豪腕は、ヒゲ面の白人はみんなチャックで片付けています。 そんなチャックが何をやってるかと言うと。 出てきてびっくり。 新人いじめです。 時にヒーローは何をやっても許されるものですが、このチャックはただのチャックじゃありません。 駄目なチャックです。 せっかく来てくれた新人くんを追い返そうと、あの手この手で説得です。 これが逆に迫ったり誘ったりだとレズに加えてホモまで完備の素晴らしいうんこになる所でしたね。 ゲイ術は爆発ですね。 今夜の夢はチャックで決まりです。 登場のタイミングがあまりに唐突だったため、こいつが主役の一人だとはぜんぜん気付きませんでした。 まあ、個性という点では合格でしょう。 惜しむらくは顔がチャックという点ですが、ここに関しては中国人の言う大耳の猫の方がよっぽどパチなので大丈夫でしょう。 問題は、その性格なんです。 こんな後ろ向きのヒーロー見た事ありません。 新人くんが言うには熊と格闘した伝説の男らしいんですが、その片鱗は顔がチャック以外に見当たりません。 隠しても仕方ないんで言っちゃいますけどね。 だってこの人。 「元・指圧師」 この設定の無茶っぷりは相当です。 敵が外科医だからヒーローは指圧なのか。 その指圧の力で君は戦うというのかチャック。 押せ!!!! 今までさんざ馬鹿にしてきましたが。 馬鹿にするのが気の毒になってきました。 言うに事欠いて指圧ですから。 この人たち、みんな大真面目です。 もう誰も突っ込まないのね。 チャックも新人くんも、ごく普通に昔話をしたりしてます。 「もっと重要な事実があるだろ」などと思いましたが、そのような心の叫びはついぞ彼らに届きませんでした。 ひょっとしたら。 肉食のメリケン人のくせに、ものっすごいワビサビの心の持ち主かも知れません。
何しろ部屋には無駄にアフリカ象の角とか飾ってあるし、その角の由来はかつて猟師を指圧で治した見返りとか言ってるし、その訳の分からなさはバビロンの塔に匹敵しますよ。 あまつさえ。 あまつさえ。 指圧師を辞めた理由を語るチャック。 それは恋人の死であった。 今は亡き恋人を想うチャックの言葉。 「俺は彼女を救えなかった」 はっきり言って辞めたのは大正解です。 森林警備員よりパナウェーブ研究所とかの方が合ってます。 さて、そんな情けないチャックの独白の裏では、さらにストーリーは進んでいました。 未だロクな殺人がありませんからね。 真面目に仕事しろよ外科医とか思いました。 ことB級映画というのは先が読めてしまうものが多いわけですが、それがうんこなら話は別です。 今度もまた凄い展開ですよ。 登場したのは5人組の女性。 一度に5人も出ましたよ。
ストーリーとはまったく関係ありません。 誰もいないはずの森が今すごい賑わいを見せています。 大体、小僧たちのパーティーは何なんでしょう? ここまで無視される主役のパーティーも珍しいです。 そしてこのお色気役、5人合わせてスプーン1杯分くらいの脳みそを持った彼女たちは、一体どういう運命を辿るのでしょう? もちろんスプラッタですからね。 死ぬのは分かりきってるんですが。 ここでも予想を裏切る超展開に。 …どうやら「宝探しゲーム」をしに来たみたいですが。 2人が隠し、3人が探すそうですが。 隠してあるのが無駄にドクロという時点で私の胃液も逆流しそうになりましたが。 それだけではなく。 探す組にお姉さんは言いました。 「…逃げられたら困るから、服を脱いで」 お前らの生まれた星は一体どこにあるのかね。 少なくとも、我々地球人の常識が通じる相手ではありません。 その上、3人が3人ともまったく同じ黒いブラ。 低予算とか、そういう次元を超えています。 こいつらは黒い三連星と呼びましょう。 ただ画面を観ているだけで踏み台にされた感たっぷりです。 まあ、B級ホラーにお色気は付き物ですから。 スープに入れるクルトンですから。 クルトンのクルは狂うのクルですが、クルトンのトンはトンデモのトンです。 しかもこの三連星。 ブラまでしか見せません。 何この中途半端っぷり。 そんなんで木馬を落とせると思ってるんでしょうか。 さらにさらに。 残った二人の姉ちゃんですが。 おもむろに服を脱ぎ。 誰か本気で止めてください。 観ているだけで悪い病気にかかりそうです。 しかもやっぱりブラまでだし。 ぼったくりバーでしょうかこの映画は。 ちなみに青いブラでした。 あんまり巨星ではありません。 『13日の金曜日』の昔から、お色気担当の女優は必ず死ぬという法則があります。 それはまるで夏の日差しに美しく羽ばたき、そして卵を産んで死んで行くカゲロウのような存在です。 シャワー=羽化なのです。 どうせ死ぬと分かっていても、やっぱりソロでシャワーを浴びてしまう彼女たち。 羽化したその日に死んでしまうカゲロウ。 ものの哀れを感じませんか。 無理やり綺麗に落とそうとしても無駄ですね。 はい、どんどん続けましょう。 まあ何ですか、予想通り5人とも全員殺されて溜飲を下げるわけですけど、ここでもジジイは出てきません。 すべて手下のゾンビ女にやらせてます。 たぶんジジイじゃ勝てないからでしょうね。 なにせ相手はドムですから。 ゾンビ女も無駄に殺した女の生肉を食ったりして、今さら感たっぷりの中でスプラッタを強調してます。 永遠の命を得るために捕らえた相手の肉を食っちゃう点で、この映画はもうベネズエラの経済よりも破綻しているのが分かります。 医学は本当に素晴らしい。 私は楽しくて楽しくてたまりません。 あまりに突っ込み所が多すぎて無闇やたらと長いレビューになっていますが、これでもまだ全体の半分以下なんです。 この苦行がまだまだ続くわけですよ。 面白すぎて濡れてきました。 そろそろ画面上でも夜になりつつあります。 ジジイは一向に活躍しませんが、この映画には主人公が入れ食いです。 指圧師チャックの動向に注目してみましょう。 やっぱり新人いびりなんですが、多少は仲良くなった様子。 暗い森を二人でパトロールです。 …そこに1本の無線が入る。 …若い娘が行方不明になった… なおかつ、その特徴として「左の胸に入れ墨」と来ました。 「中国系」とは一言も言ってません。 そして私なら間違いなく鼻の穴について言及するでしょう。 言うに事欠いて胸の入れ墨。 分かるかっちゅーの。 この森での失踪者が異常に多いのは、ジジイのせいだけじゃないと思います。 こいつらの頭が悪いからです。 しかしそこはご都合主義のアメリカ映画。 無線の直後に女性を発見です。 こいつらはきっとパチプロになれると思います。 もちろんチャックは大活躍。 パシリに焼きそばパンを要求する不良のごとくに指示を出し、新人くんも女王に仕える犬のような従順さで従います。 まずは保護ですね。 名前を聞いて。 そして特徴を確認します…。 「君の胸を見せてくれる?」 こんな倫理がまかり通る警備員なら、私だってなりたいです。 しかし恐るべきはうんこ映画。 あっさり見せてくれましたよ。 ビバおっぱい。 倫理と言ったその口でもうおっぱいです。 そんな小さな事など気にしてはいけません。 このうんこの大きな流れに比べれば、大した問題ではないのです。 しかし。 ここでさらに驚愕の事実です。 偽者でした。 鼻中国ではなく、ゾンビ女が化けていました。
そんなんだからお前はチャックなんだよ。 チャック全否定宣言。 だけどそんなチャックを愛してる。 この映画には主役が4人いると書きましたが、それは以下です。 ヒロイン、小僧、チャック、そしてゾンビ女です。 決してジジイではありません。 この映画のタイトルはもうゾンビ女でいいじゃねえかと思いました。 まあ正確に言うとゾンビ女ではなく、他人の皮膚やら何やらを移植しまくってる強烈なフェチ女なんですけどね。 SF作家ラリイ・ニーヴンの小説に『パッチワーク・ガール』という、美しくも儚い作品がありました。 この物語をご存知の方は、とりあえず全部忘れてください。 こんなたとえを出してしまった自分を許せなくなりそうです。 ちなみに私は姉フェチですが。 こいつだけはさすがに無理です。 きっとおなか壊します。 何しろ顔が花山薫なみのパズルですから。 この後も、凶悪なシーンが続きますよ。 Dr.チョッパー御大のアゴのメイクが取れかかってるとか。 わざわざ閉鎖空間に逃げ込むヒロインとか。 B級映画のお約束を守りながら、予算が足りずに滑りまくってるその素晴らしさをぜひ感じていただきたい。 そしてあなたもうんこ中毒になって欲しい。 豪腕はりーのささやかなる願いです。 私だけ貧乏くじは勘弁ですからね。 …しかし気付いたら、えっらい長いこと書いてきたのにまだ半分ですね。 どう考えても今回だけでは終われません。 よってヘタレ同人作家の言い訳みたいに続き物にしましょうね。 レビューを書くたびに言われるんですが。 よくもそこまで突っ込み所を見つけて来るもんだと。 いや、そうではないんです。 この映画観りゃ誰でもこのくらいは突っ込みます。 恐るべきうんこ映画『Dr.チョッパー』。 ジャンプ本誌ではあんなに頑張っているのに、これを観るとなぜか目から水が出てきます。 次回の後編では、さらに激しく美しいうんこの世界をお届けする予定であります。 違う意味でご期待ください。 男同士でブチュ〜♪ ホモ来たーッ!!!! …それでは今度こそ後半にご期待ください。 next back HOME |