(前編) …違います。 何コレ。 突然ですが、ディズニーランドはご存知ですか? 伏せ字にしようかと思ったらもう遅いのでこのまま行きますけど、たぶん世界一有名な遊園地ですよね。 本国アメリカを始め、日本にも当然のようにあります。 千葉のくせに東京を名乗って。 今や世界を席巻するディズニーのキャラクター軍団。 その総帥が奴です。 もう伏せ字なんて関係ない。 アニメ界を陰で牛耳る首領(ドン)の本拠地、それがディズニーランド。 Hey!! どうしたんだいミッキー!!!! 『たこぶえ』。 20円。 …凄まじく虚脱感の襲う中、もう立ってるだけで精一杯であります。 懐かしのVOWネタなんですけど、果たして何人の方がご存知でしょうか。 私も例に漏れずへんたいよいこ新聞の世代なんですが、このインパクトは果てしないですね。 こんな事して大丈夫なんでしょうか。 こと著作権の厳しさを語らせたら、ミッキーさんの横に並ぶ奴などいません。 今までいくつもの玩具業者やお菓子メーカーがネズミに食い荒らされています。 豪腕はりー、今回のレビューにはわりかし命懸けてます。 しばらく更新なかったら察してください。 さて、そんな素敵なミッキーさん(遅いか?)ですが、世の中には信じられない事が起きるものです。 「怖れを知らない」というよりも、そもそも「怖れ」が何だか分からないという方々がいらっしゃいます。 皆さんもニュース等でご覧になったでしょうか。 あんたドナ…ッ!!!? 「いいや違う。俺はちょっと色白のひよこだ」 恐るべし中国。 ミッキーではない!「大耳の猫だ」 わが国の頭を飛び越え、21世紀の大国同士がもう大変な事に。 アメリカ側はもちろん激怒し、謝罪と賠償を要求するニダと鼻息荒く(これじゃ違う国ですが)。 実にえらい騒ぎでしたね。 豪腕はりーは思いましたよ。 ビール片手に高見の見物なんてね。 ぶっちゃけ厳しすぎるのも気にしなさすぎるのも何ですから、適当に満足するまで殴り合ったらええやんと。 あのミッキーさんに正面からの変化球という、ある意味痛快なビーンボールが投げられましたね。 大陸の人ってのは極端ですね。 子供たちには何の罪もないので、どうか混乱の挙句に2次創作じゃないとイケない体になったりしないで欲しいです。 …ちょっと無理かな。 これを見ると。 さすが外人、 穴までデカイ!!!! もう吸い込まれてしまいそうだよ白雪姫!!!! …スカートに大穴開けてしまうこのセンス。 小人たちは一体どこへ消えてしまったのか。 森の中で一体ナニやってたんでしょうね。 毒リンゴなんか平気で吸い込みそうですね。 ザンギエフもびっくりです。 これだけデカイと、王子様も大変でしょうね。 それとも何ですか。 王子様のお宝もスゴイんでしょうか。 目の前にそそり立ったら、思わず拝んでしまいそうです。 並みの「くぱぁ」で済むはずもありません。 そりゃミッキーさんも激怒するわな(笑)。 されどもね。 正直、ミッキーさんの母国も色々やってますからね。 これとかね。 本日のレビューはそんなパチモノ攻勢に異見を提示しつつ、グローバルな視点でお送りしたいと思います。 やっと本題です。 並みのレビューなら終わってますね。 それでは行きましょう。 『Dr.チョッパー』。 …可愛いトナカイを想像すると泣きを見ます。 どこの間抜けがこんな企画を通したんでしょうか。 まずは、あらすじ…というかDVDのアオリです。 Dr.チョッパーは見逃さない。 若者たちの足音を、その戯れを。 優雅に残酷に、 メスが肉体に切り込み、鉗子が舞う! 切断手術はお手の物。移植手術は見事に縫合。 だが、そこに命の保証はない・・・。 問診!輸血!執刀! Dr.チョッパーのマッドハンドが死を奏でる! 恐怖マキシマム! 切れ味抜群のメスが喝! 新・ホラーキャラクター、Dr.チョッパー登場! …駄目だ。 まあ、要するに…。 いわゆるジェイソンとかフレディとかの位置に、このDr.チョッパーさんはいるようです。 前のレビューで「殺人鬼が殺す理由」について言及しましたが。 今回の主役はすごいですよ。 殺人鬼史上、最も高齢な爺さんである事は間違いありません。 そして彼の殺しの理由は。 「若い子の体を移植して長生きしちゃうゾ♪」 すでに痴呆です。 大体、アオリ文句だけでも訴訟問題クラスですよ。 まずこの「メスが肉体に切り込み、鉗子が舞う!」って。 メスも鉗子も使ってません。 使ってんの肉切り包丁です。 移植手術は見事に縫合。 だが、そこに命の保証はない・・・。 それじゃ失敗です。 問診!輸血!執刀! どれ一つとしてやってません。 海外に留学経験のある私の知人は、中国人の事をたぶん世界で最もわがままな民族と評していました。 その彼らですら、少なくとも表面上は似せる努力をしているのです。 そして出たのがこれですよ。 「すみません、あなたチョッパーさんですか?」 パチモノ以前に夢も希望もありません。 もちろん名前が一緒なのは偶然以外の何者でもないわけですが、世の中には恐ろしい事にまったく似てない2次創作が巨額の利益を生んだりしているのですよねぇ。 お前の漫画、何描いても全部一緒じゃん。 豪腕はりー、今回のレビューはわりかし命懸けです。 医者だというのに病人以上に死にかけ感たっぷりのその顔。 どう見てもジジイ。 この世に救いというものがあるのなら、いっそ私は星になりたい。 …そんな悲壮感をもって進む今回のレビュー。 DVDを挿入してみましょう。 何でしょうこのジイサンは。 どう見ても妻に先立たれた晩秋の老人です。 そんな爺さん、なぜか鏡を見ているシーンから始まります。 「ばーさん、俺ももう長くないな…」 そんなセリフを勝手にアフレコしたくなります。 場所は何というか、いわゆる病室を模したセットですね。 こういうチープな所は微笑ましく感じます。 やがて来るであろう怒涛のB級ウェーブへの期待が高まります。 そこに看護婦さんが登場。 おっぱいが。 不明瞭でゴメン。 勇次郎も絶賛。 これぞB級ホラーの醍醐味です。 ともかくおっぱい。 スカートなんかひざ上35cmくらいの超タイトミニです。 しかもタッグを組まれました。 こんな看護婦いたら脳卒中で昇天です。 果たして、このいかにもメリケンな姉ちゃん二人と死にかけの爺さん。 どうやらラブラブです。 院長先生と看護婦さんの危険な関係。 まるで違うストーリーを想像してしまいそうですが、この『Dr.チョッパー』はそんなに甘い映画じゃありません。 ベッドに拘束された若い男女がおりまして。 これは生け贄でしょうか。 当然のように脱がされてますけど。 しかもアナタ、半裸になった男の下半身が情けないバミューダというのも泣かせます。 そして女はもちろんおっぱい。 仰向けになっても一切形の崩れないスーパーハード仕様のおっぱいです。 明らかにシリコンか、でなけりゃ発泡スチロールです。 さすがに外人は違いますね。 結局殺されちゃいましたけどね。 「私は目をもらうわ!」 結局、爺さんとおっぱい看護婦の3人で、拘束されたカップルを惨殺してシーン終了。 ちなみにこの惨殺されたカップルなんですけど、ぜんぜん何の伏線でもありませんでした。 単に殺されただけみたいです。 こういう無意味な殺人が出る事自体、この映画のウンコっぷりを語っています。 ああ安直のB級テイスト。 あまりの怖さに熟睡しそうです。 しかし恐怖は始まったばかり…。 画面が暗転。 いくら何でもあの爺さん、20年どころか2ヶ月だってタイトロープな感じでしたが。 それより何より観ているこっちを宇宙の果てに置き去りにするこの展開。 素晴らしい。 もう誰も追いつく気がない。 …かつて『2001年宇宙の旅』では、猿人が手にした骨を宙に放り投げると「宇宙ステーション」に化けるシーンがありました。 キューブリックの才能は、2つのまったく無関係なシーンを繋げる事によって、200万年の時を超えたのです。 かたや『Dr.チョッパー』。 なんか字で説明してます。 その内容はまさしく猿人レベルです。 私の心はもうバラ色です。 このまま続きを見る事に対する拒否反応で血管詰まりそうですけど、この流れは確実にB級を超えたうんこですよ。 そこらに溢れるB級映画とうんこ映画を分けるのは、いわゆる中途半端なユルさです。 よろしいですか? 「エロ・グロ・ナンセンス」はB級の海に注ぐ大きな河川です。 しかしそれだけではいけない。 それだと単なるつまらん映画なんですよ。 B級ってのはね。 エロやグロやナンセンスを、信じられないくらいに正面から大真面目にやってるんです。 だからこそ面白いんです。 そして、その中のどれか1つでも突き抜ければ。 「B級にして名作」の称号が与えられるのです。 かたや「うんこ映画」。 エロやグロやナンセンスを、信じられないくらいに正面から大真面目にやってる…所までは一緒です。 …一緒なのですが。 それが微妙にスベッているのが「うんこ」です。 豪腕はりー、レビューひとつに命懸けすぎです。 それじゃ続き逝きましょうか。 なぜかいきなり急展開、銃を持った刑事さんが部屋に突入する場面ですね。 二人で言い争ってますよ。 「本気かジャック! フィールディングは国で一番優秀な外科医だぜ」 説明ありがとう。 どうやら爺さんの悪行がバレたか何かして、警察に睨まれちゃったみたいですね。 しかし当然もぬけの殻。 伝説の殺人鬼、Dr.チョッパーの誕生です。 警察から逃げているというだけで、お歴々の殺人鬼さんたちと比べて微妙なスケールなんですけどね。 まあ、そこは展開の問題でしょう。 場面は変わってもう一人の主役が出ますよ。 そーいやこの映画、主役が4人くらいいるんです。 B級スプラッタのお約束と言えば。 なぜか最後にヒロインが残る。 これですね。 ヒロインを助ける恋人は途中までヒーローですが、大抵は殺されますね。 今回はそのヒーロー役が途中交代するんです。 掟破りの逆・明智光秀です。 その点については後述しましょう。 さて、舞台は自然溢れる山奥へ。 主役の小僧とヒロイン、そして死に役の3人と一緒に楽しいキャンプです。 普通ならここで忍び寄る影の演出が欲しい所ですが、今回の作品は我々の想像を完全に超えていました。 またまた場面は変わって、ですね。 ※【サキュ!!】は夏に発売です。 死に役、さらに追加。 ちなみに、ストーリーとはぜんぜん関係ありません。 単なるお色気補完。 そんなアナタにもう惚れそうです。 何しろ金髪と中国系ですからね。 見ているだけでチーズ臭くなります。 私の胸はもうアメリカと中国の代理戦争です。 攻めの中国、受けの米国。 どっちが勝ってもお前らに未来は無いわけですが。 中国人なんかすごいですよ。 鼻の穴でもファックできそうですから。 これが百合なら毒の百合。 そんなキスシーンを経て。 金髪の方が、おしっこをしに森へ駆け出します。 明らかにやりすぎです。 まるで「襲ってください」と言わんばかりの暴挙。 こういう所だけは予想を裏切りません。 中腰のままで放尿する金髪の元に、忍び寄る謎の影。 さあ来ました。 その正体は、Dr.チョッパーの情婦の一人です。 あのセクシーな看護婦さんかと思ったら、似ても似つかないゾンビ女でした。 歳を取ると美人とブスの区別が付かなくなるようです。 盛大な悲鳴を上げる放尿金髪。 おしっこも拭かずに逃げ出します(当たり前ですが)。 それを聞き、ブラジャー姿で駆け出す鼻中国。 阿鼻叫喚のアクションシーンに、笑いを堪えるのに必死でした。 …結局、鼻中国の方が行方不明になっちゃうんですけどね。 放尿金髪は逃げながら、ついには森の入り口の雑貨屋さんに辿り着きます。 ここで主役の小僧のグループに出会いましてね。 必死に説明するんですよ。 友達が襲われた、警察は相手にしてくれない(お約束)とね。 普通はね。 小僧のパーティーに混ざるとか、雑貨屋に留まるとかね。 なんか警備員もいるみたいですから、保護をお願いするとかあるでしょう。 さすがに私は唖然としましたが。 ソロで森に帰って行きます。 かかって来いやぁ!!!! 死にたいなら最初からそう言え。 …まだ観始めて30分かそこらですけど。 一応、レビューのためにノートを執りながら観てますが。 開始30分で大学ノートが2ページ埋まってます。 まさかこんな事態になるとは。 恐るべきうんこパワーですね。 今回のレビューはとんでもなく長編になってしまうので、前後編に分けて掲載いたします。 この後も予想だにせぬ展開が待っています。 警備員・談 「おっぱい見せて?」 …それでは後半にご期待ください。 next back HOME |