コミケ69参戦記。

最終話【番外編】


いよいよ最終回ですね。

今さら感漂うこのレポ。

それでは行ってみましょう。


PM16:30





とりあえず飲む事以外に興味がありません。




 サル酒の昔から、人間の遺伝子に深く刻まれた神秘の液体がアルコールです。

 人間の体の7割は水です。
 お母さんの7割は優しさです。
 新井素子の7割は空白です。
 そして私はお酒です。

 アフリカには飢えた子供がいるかも知れませんが今飢えているのは私です。

 思えば前回のレポにて、およそコミケに関してはすっかり語り尽くしているわけですが。
 このまま終わるのもいけません。
 スクラップ三太夫ではないのです。

 そんなユートなレイズナー的飲み会(駄目じゃん)。
 サクサク行きます。


PM17:00



ザッザッザッザッザッザッザッザッ


何この大群。



 いや普通に歩けないから。
 邪魔だから。
 単に群れてるだけで大変なのに何この瞳の輝き。

 何ですかその荷物は。
 西側に亡命でもするんですか。
 これだけ混んでるのに座って漫画読んでる猛者もいますよ。
 お前はインドの修行者か?
 浮かぶか? 性なるガンジスに。
 悟りの代わりに傷でも開くか?

 いい加減にしないとお兄さんキレちゃいますよ?

 得意のカラーテで行っちゃいますよ?




駄目だわ。




 君たちねえ。
 そんなに必死になってもこの道は天国とかに繋がってないですから。
 駅前に行くだけですから。
 ものみの塔のパンフレットみたいですから。



燃え盛る本を手にメイドが走る。



 こんな黙示録の世界を抜け、前を行く男のすっぱさに顔をしかめながら向かった先は、若者の街・渋谷です。
 秋葉原と新宿は全滅だそうです。
 無性に婆ちゃんの顔が見たくなりました。

 夏場はもっと凄いんでしょうなあ。


PM18:00



 右往左往しつつも来ましたよ渋谷。
 参加者は絵師の弥音さん、あ〜るさん、nimiteruさん幽さん、MAGさん、そして私の計6人。
 女性1人に男性4人、まぐが1人ですね。

 こんなお店です。


どぉ〜ん。



ずぅ〜ん。

BUTTU TRICK-BAR




 大仏さまが見下ろす居酒屋。
 落ち着いて飲むには最適です。

 ここ、昔からよく使ってる居酒屋さんなんですが。
 普通に飲んでるだけで、常に誰かの視線を感じるという大変素敵なお店です。
 天国かと思ったら天竺だった感バリバリです。
 ここでお酒を飲めばもう、極楽浄土へまっしぐらですね。

 そういうわけで。
 アジアン料理を突付きつつ、楽しく乾杯であります。
 さあ今日の反省会。

 ■巫女はやっぱり黒髪だ。
 ■豪腕家のコピー機は解像度が悪くて損をした。
 ■1000円という値段はどうよ?
 ■やっぱ西館の方が良かったんじゃねェの?
 ■メイド服は紺色だよなあ。
 ■机の上に商品出しすぎだったか。
 ■短冊はいいね。
 ■ピンクの白衣は矛盾している。
 ■少ない期間にあれだけできれば良いと思う。
 ■売り子はいない方が良いか?
 ■チャイナはロングかショートか。
 ■えろ絵をもっと前面に出すか。
 ■声優さんの仕事はさすがプロだった。
 ■コロナビールはネックを持て。
 ■やはり体験版は必要か。
 ■初参加で結果を出せたのは良し。
 ■しかし夏にまたリベンジを。



前向きなんだか後ろ向きなんだか。


 今回の反省を胸に、また戻って来たいと思います。


終劇。

…いや、時間なんか憶えてませんし(笑)。



 前日まで、激しく夜更かしが続いていました。
 今日は始発電車でした。
 火星探査機「のぞみ」くらいに満身創痍です。
 さんざ他人を引き合いに出したくせに、一番必死だったのは自分だったみたいな。
 なのですが。

 何でしょう。
 妙に高揚感があります。

 「何かを成し遂げた」という時に感じるアレです。
 そして微妙な寂しさ。
 「今日でお祭りは終わり」というアレです。

 やがて新たな年を迎え(これ書いてるの4月ですけど)、我々も日常へと帰って行くのでしょう。


いやあ楽しかったなあ。





エイドリアーン!!!




ど・・・。




 どうでもいいけど、この人ってこんなイメージありますね。







 ほんとにどーでもいいですが。

 コミケは無事終わりましたが、もちろん我々の戦いはまだまだ続くわけです。
 次は夏です。
 より高みを目指すために我々【WILD★COVERS】は戦い続けます。

 お買い上げいただいた、すべての皆さんに「ありがとう」。
 また会いましょう。


おまけ。



 え〜、3回目の【発動編】で出てきたアレですが。


糸絵。


 ご希望の方には差し上げますので、メールにてお願いいたします。
 キャラのご指定も承ります。
 世界で3つしかない貴重品ですが、欲しがる方がいるかどうかはすごい微妙な逸品です。

 個人名で密送します。





…そして我々はこの地を去った。

数々の出会いと発見を経て、

また来年、この地に戻る事を誓い合った。


次にお会いする時は、

さらに素晴らしい出会いとなるように。


【WILD★COVERS】はこれからも頑張ります。

また会おうね。




『サキュ!!』紹介に飛ぶ(18禁です)


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