コミケ69参戦記。

第四話【望郷編】


サブタイトルに意味のない事は重々承知しております。


AM11:00



 今回は、友情についてのお話です。
 どんな時でも、友達というのは大切な存在なんであります。
 辛い時、苦しい時に、助けてくれるのが本当の友達です。

 私の大切な友達であるnimiteru君が、ここで応援に駆けつけてくれました。
 もちろん手ぶらじゃありません。

 「少しでも販売に協力できれば」という事で。

 こんな看板を作ってくれました。








違うから。

これ違うゲームだから。




 タテ30cmのヨコ50cmくらいある巨大なポップです。
 しかも2枚。

 今回は、友情についてのお話です。

 とても素敵な友達を持てて私は幸せです。

 この巨大な看板を首から下げて、会場内をねり歩いてくれました。
 はるか遠くの西館にまで遠征してくれました。
 その尊い犠牲は忘れません。
 なんだか分からないうちに付き合わされたzhong君と共に、君たちの友情は永遠に忘れられないと思います。

 …そして後日。
 西館で、なんだか変な人たちを目撃したけど怖いので声はかけなかったという報告メールが届きました。

 宣伝効果ばっちりです。

 とても素敵な友達を持てて私は幸せです。


AM11:30



 しつこく友情についてのお話です。

 島角ブースである利点に加え、私自身が適当に目立つ事もあって、そこそこの売れ行きを示しているわけですが。
 そういう状況を二次的に利用するという、不思議な方々が現れました。

 「あの〜、はりーさんですか?」
 「はいはい。そうです」
 「○○君、来てます?」
 「はぁ?」
 「このブースで待ち合わせって聞いたんですけど」





聞いてないよ!!!




 いつの間にやら勝手に寄り合い場にされていました。

 いや、確かにうちは目立つんですが。
 その割りに行列のない平和なブースなんですが。

 うちはいつから広域避難所になったのでしょう。
 私のまったく知らない所で、どうも誰かが話を広げているらしいのですよ。
 とりあえず、一般のお客さんに迷惑さえかけなければいいとは思いますが。

 こういう事は普通にある事なんでしょうかね。
 ブースの責任者にひと声もかけないのが常識なんでしょうか。

 まあ、何と申しますか。
 「郷に入りては郷に従え」という言葉もあります。
 これは別に郷ひろみに嫁入りする心得ではなく、周りに自分を合わせましょうという意味ですね。



 ここで逢ったのも何かの縁です。
 せっかくだから買ってって。





「いえ、いりません」



買わないの!!?




 今回は友情のお話です。
 私の事を友達か何かと勘違いしてないか非常に心配です。

 すごいですね。
 ここまでして何も買わない。

 こういう事は普通にある事なんでしょうか。

 コミケには、素敵な出会いがたくさんあります。
 初参加の私に多くの方が声をかけてくれました。

 次に会ったら開発中の新技「豪腕スペシャルV」の実験台にしようかと思います。

 ※そういう方はごく一部ですのでご安心を。


PM12:00



 微妙に荒れ模様の今回のレポートですが。
 もちろん、上記の他にも嬉しい友情をひしひしと感じるシーンが多々ありまして。

 ゴスロリの格好(※普段着)をした年齢不詳乙女の寝棺さんとか、共にコミケ参加者であるぴーたん氏とか、いい年してメイドの格好なんかしてる主婦とかが様子を見に来てくれました。
 他にもたくさんの方々が訪れてくれました。
 お買い上げ、ありがとうございます。

 特に嬉しかったのが、某所でライブなのに駆けつけてくれたあやのさん。
 お昼ご飯を差し入れしてくれました。
 おいしく食べるの図。





 左が絵師さん、真ん中が豪腕のリアビューですね。

 和気あいあい。
 アットホームな午後を迎えます。
 相変わらず売り上げ自体は地味なんですけど、なかなかに良い雰囲気で後半戦を迎えました。


休憩。

ゆっくりお昼ご飯を食べましょう。

PM13:30



寅さん登場。




 いや、突然ナニゴトかと申しますと。
 うちのブース前を小型の渥美清みたいなのが通って行ったんですよ。

 それまで変な鹿鳴館とか変な神戸屋キッチンとか変なハードゲイを大量に見ていて、いい加減こっちの感覚も薬の切れたヒロポン中毒みたいになっていた所で。

 男はつらいよ。

 素晴らしいセンスだと思います。
 顔、ちゃんと四角いし。

 おまけに。
 去り際にこのセリフです。

 「二次元から三次元のアテねぇ旅でござんす」

 私は惚れてしまうかと思いました。
 いやあ素晴らしい。
 けっこうけっこう。
 結構毛だらけ猫灰だらけお尻の周りはクソだらけですな。

 うちも初めから、こんな感じで売れば良かったですね。
 ハジメと言えば、国の始まり大和の国。島の始まり淡路島。
 泥棒の始まり石川五右衛門、助平の始まり小平のヨシオ。
 サンサンロッポで引け目がない、サンで死んだが三島のおせん。
 おせんばかりがオナゴじゃないよ、かの有名な小野小町が京都は極楽寺坂の門前でェ、三日三晩飲まず食わずに野垂れ死んだのが三十三。
 四谷赤坂麹町、チャラチャラ流れる御茶ノ水、粋な姉ちゃん立ちションベン!

 すっかりソラで言える私は立派なアンチャン。
 若い方には何だか分からないかも知れませんなあ。





無意味に教祖。




 現在までの売り上げですが。

 初参加にしては健闘。
 ただし納得はしてません。

 こういうラインでしょうか。

 ここで私が休憩中にまた社長さん来ちゃったらしく。
 鬼のような悲運っぷりに鼻フックデストロイヤーでした。
 今回は友情の話…だったような気がします(笑)。

 お買い上げくださった上に「また来る」そうで、これはもうアナル拡張ポンプでも何でも入れる覚悟でお迎えせねばと思った次第でした。

 もうちょい続きます。


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