第四十四話 「バラの香りに満ちた真夜中のシンデレラ」(84/1/6)脚本・上原正三 監督・田中秀夫

 アンコウビーストは大学の女子寮に忍び込み、生徒達をガスで眠らせた。マドーはビーストビールスを吸入させ、魔獣の心を持たせる実験場として、電が踏み込むことの出来ない男子禁制の女子寮を選んだのである。

 テニスの試合を見に行った電は千秋の試合相手の鋭いサーブに驚き、獣のような目の光りに怪しさを感じた。

 どんな練習をしているのか調べに行った電は、女子寮ゆえに立ち入ることが出来なかった。そこで、リリィが潜入調査をするも、アンコウビーストのガスを吸わされて意識を失ってしまう。

 もどってこないリリィを心配した電は女子寮へ向かったが、とっくに帰ったと追い払われる。電は女子寮へ忍び込み、別の空間へ飛ばされて、ベッドに横たわるリリィを発見した。

 アンコウビーストに襲われた電をリリィが蹴って救った。リリィはガスを吸っていなかったのである。リリィを逃がした電は赤射して、シャリバンクラッシュでアンコウビーストを粉砕した。

 アンコウビーストが倒れると、女子大生の獣性化も解け、元に戻ることが出来た。


 「オゼバン談」

 城東大学は第28話にも出てきました。はたして同じ大学なのでしょうか?

 超電子バイオマン・二代目イエローフォー役の田中澄子さんが、クラシック好きの女子大生役で出演されています。OPにも名前が出ていますし、これまでのものとは違い、誰にでも発見することが出来るでしょう。

 何百年後に地球全体が獣性化するとは少し気が長すぎます。マドーにそんな余裕があるとは思えません。

 リリィが息を止めてガスを吸いませんでした。「宇宙刑事ギャバン」の頃からそうでしたが、宇宙刑事にはやはり、一時的に呼吸の必要を無くすことが出来る技術があるみたいです。

 女子大生の巫女集団に襲われる時から、渡氏が少し足を引きずり気味に走っていらっしゃいます。どこかケガをされたのかもしれません。骨折した回と同じ様子なので、再び痛めたのかも。

 大葉氏の出演は無し。


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