第四十一話 「不死鳥よ!逆噴射の幻夢界へ舞いもどれ」(83/12/16)脚本・上原正三 監督・小西通雄

 グランドバースの戦闘データを見たレイダーは、封じ込める自信があると魔王サイコに進言する。東京大要塞計画を成功させるには、グランドバースを撃退しなければならない。サイコはレイダーに作戦を任せた。

 千恵と明は東京の地下鉄を調べに行き、途中大山小次郎に会う。一緒になった三人は駅の出口を捜しているうちに、男性が拉致されているのを目撃した。後をつけると突然異次元空間に迷い込み、トンネルへと飛ばされる。

 地表に熱反応があるとリリィから連絡を受けた電はマドー戦闘機のルートではないかと思い現場へ向かった。そこでマドー戦闘機に襲われた電はトンネルへ逃げ込み小次郎たちと出会う。

 トンネルはマドー戦闘機の飛行ルートにされていた。三人を逃がした電は赤射してグランドバースを呼ぶ。地下鉄公団の理事長が拉致されたとリリィから聞いたシャリバンは、奥多摩のマドー基地へ地下鉄ルートを使って運ばれたのだと判断。襲ってきたマドー戦闘機をグランドバースで駆逐した。

 だがグランドバースの活躍はそこまでであった。レイダーのエクトプラズムで視界をふさがれ、武器の命中精度を落とされてしまったのである。マドー戦闘母艦の砲撃に退却するしかなかった。

 グランドバースの撃退に成功したマドーは、網の目のようにめぐらされている地下鉄の通路を、戦闘機の航路にしようとたくらむ。東京全体を要塞にしようというのだ。さらった理事長は脳手術を施し、意のままに操るつもりであった。

 コム長官とマリーンの分析結果をもとに、リリィはエクトプラズムを透視できるゴーグルの製作に取りかかる。

 電はマドーの基地に潜入して理事長を助け出し、現れたアナホリビーストを赤射して倒した。

 空中戦に自信を持っているマドーは戦闘母艦で攻撃を加えてきた。シャリバンがグランドバースを呼ぶと、レイダーは再びエクトプラズムを浴びせてくる。完成したプリズムゴーグルを用い、シャリバンは新技プラズマジェッターでマドー戦闘母艦を粉砕。マドー基地はリリィがシャリンガータンクで破壊した。


 「オゼバン談」

 OPなどでも使っている2話のロープアクションなど使い回しのシーンが多いため、電の衣装が前のバージョンにもどっています。撮影が押していたのでしょうか?

 小次郎の目の前で赤射したのは危なかったです。

 理事長は少しヒッチコック似。

 第1話からやられ役が確定していたマドー戦闘母艦ですが、初めてまともに闘うことが出来ました。けど、やっぱり最後は……。

 挿入歌の「超次元戦斗母艦グランドバース」は二番を使用。

 アナホリビーストは脳味噌むき出し。穴を掘るとき砂をかぶって大変そうです。片手で地面をかいてすべる姿は滑稽でした。

 グランドバースの新技「プラズマジェッター」登場。でも、グランドバース最強の技は、バースビーム、グランドバスター、プラズマカノンの同時発射だと信じます。

 この回もシャリバンの打撃必殺技は無し。

 大葉氏の出演も無し。


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