第二十六話 「憎しみの罠 メークアップ大戦争」(83/9/2)脚本・上原正三 監督・田中秀夫

 オーバーヒートで動かない車に難渋していた女性のために水をもらってきてあげようとした伊賀電は、油断したすきに車のボンネットに縛り付けられ、そのまま崖下へ落とされた。何とかロープを切って脱出したが、カイキビーストに遊園地へと引き込まれる。

 遊具やアトラクションにまぎれながら次々と攻撃を加えてくるマドー、広い遊園地に目の届かない電はリリィに応援を頼んだ。

 リリィはカイキビーストに襲われていた小次郎を逃がしたが、自分が襲われてしまい電に助けられる。

 その後、マドーは千秋を人質に取り、ビルの屋上からつるして「抵抗すればロープを切る」と脅した。カイキビーストに攻撃され、思わず反撃してしまった電を見て、ガイラー将軍はロープを切る。落下する千秋を前に電は赤射して受け止め、カイキビーストと戦った。

 シャリバンクラッシュが閃いたとき、遊園地にいつもの歓声が戻った。


 「オゼバン談」

 渡氏はこの回、足の付け根をおかしくして、捻挫かなと思っていたら骨折していたそうです。しかし、スタッフには黙って撮影を続行し、病院へ行ったのは第27話の撮影が終わってからとのこと。鉄人・衣笠なみの根性ですね。

 前回のル○ペンに続き、小次郎さんの七変化あり。赤フン丸出しの鈴木氏、のりにのってます(笑)。ふんどしを千秋に持たせて「つれてってくれよう、なあ」と熱演?

 ガイラー将軍の変装もかなりキツイです。

 棺の中の千秋にはビビリました。バイクに足を引かれる電の映像も痛々しすぎ。もしかすると骨折して足を引きずってしまうのをごまかすため、仕方なくはさんだ映像なのかもしれません。

 電がマシンガンを奪って連射します。敵の武器を使うことにちゅうちょは無いみたいです。臨機応変なのでしょう。

「マグナムチョップ」は二回目ですよね?

 千秋役の中川みどりさんがビルからぶら下がります。金田氏が吹き替えでやると言ったところ、やりたいと言ったのでやらせてあげたのだそうです。

 落下した千秋を球体飛行でキャッチ、その後、球体に吸収して飛行と、ユーホービーストに突き落とされた小次郎さんを助けた時とは違います。こちらの方が処理が楽なのでしょうね。

 幻夢城にドクターポルターがもどってくると、ちびっ子ファイトローが嬉しそうによっていくシーンがあります。ちびっ子ファイトローが出演するときは、たいがいドクターポルターの近くにいるので、彼女が育てているのかもしれません。

 大葉氏の出演は無し。


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