第二十三話 「コピー時代の恐怖 そっくり人間大集合」(83/8/5)脚本・高久進 監督・小笠原猛
リリィとドライブを楽しんでいた電は少年少女達に女性がハンドバッグをひったくられたのを見て追いかけた。
電気製品解体業を営む夫婦の家へたどりついたが、子供たちは間違いなくずっとここにいたと言われ追い返されてしまう。夫婦は追い返した後で子供が四組八人に増えていることに驚いた。
話を聞いた電は家に向かい、サーチャースコープで子供たちを透視したがアンドロイドはいなかった。
子供が増えたのはやはりマドーの仕業であった。人間は自分と同じ顔をした者が現れると驚き慌てる。コピー人間が増え、悪事を働けば、社会は不信にまみれ混乱に陥る。
マドーは狙い通りコピー人間を増やしていった。解体業夫婦の子供たちの心も荒れ、夫婦は自殺を決意する。だが、いざ首をつろうとした瞬間、本物の子供たちは止めに入った。
偽物であることがばれたコピー兄弟はコピー人間製造工場へ逃げ帰る。電はあとをつけコピーマシンを破壊、赤射して捕まっていた少女を救出し、立ちはだかったニメンビーストを倒した。
電はリリを連れ遅いバカンスへと向かう途中、解体業の家族を見かける。健康的で仲の良い様子に電とリリィもまた笑顔になるのであった。
「オゼバン談」
番組冒頭「星空の街を歩こう」が挿入歌として使われます。
解体業のだんなは漫才師の青空球児氏です。しかし、さすがに「ゲロゲロ」はやりませんでした。
この回からミスアクマ1の丸山千絵子さんと、ミスアクマ2のララさんが降板し、それぞれ長門美雪さん、水木由さんになります。ファンコレには病気で倒れた(二人同時に?)とあるのですが詳細は不明です。
サーチャースコープ前に見せた、クイックモーションの赤射も覚えましょう。
シャリバンが外人の女性を抱えて球体飛行をするとき、女性まで球体に溶け込むのはこれまでとは違う表現ですね。
黄色いシャツの双子はJACの蜂須賀祐一・昭二兄弟です。宇宙刑事、戦隊シリーズ、後楽園遊園地のショーなどで、スーツアクターとして活躍されています。スピルバンにも素面で出演されていました。一度見たら忘れられない個性的な顔ですよね。
大葉氏の出演は一ヶ所。きれいにセットがきまっていました。
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