第九話 「ビックリハウスは幻夢町0番地」(83/4/29)脚本・上原正三 監督・田中秀夫

 お化けを見たという子供に案内され伊賀電は洋館に向かった。光るお化けが車に何かを積み込んでいたとの話の通り、敷地内にはタイヤの跡。しかし現れた怪しい老人は警備会社の車だと言い張った。

 大量の日本円とドル紙幣が輸出されようとしていたとの情報を得、電はリリィを連れて調査に向かう。そこで襲われた電は赤射して敵を撃退、紙幣印刷装置を破壊した。だが、そこは偽工場だったのである。

 あっさりと攻略できたことに疑問を感じ、電は本工場が他にあるのではとさらに調べを続ける。

 洋館でキャッシュビースト見てうろたえている小次郎の話を聞き、電は洋館へ行った。マドー一味に襲われたが、赤射してキャッシュビーストを倒し、偽札製造工場である洋館はクライムバスターで破壊した。


 「オゼバン談」

 一話から観ていると簡単に気づきますが、この回よりOPのイントロが変わります。しかし前バージョンが好きな人のほうが多くありませんか?

 冒頭のファイトローは鈴木その子風です。

 リリィの髪型が元通りになりました。「これでもか!」というくらい髪が波打っています。

 針金で鍵を開ける技術は烈も持っていました。宇宙刑事訓練学校で習うのでしょうか。

 キャッシュビーストのお腹が裂け紙幣がこぼれるシーンが印象的です。人間体の時の怪しい老人役は関敬六氏。よく外国のアニメの吹き替えをなさっていました。「スーパースリー」では声優をやったうえに主題歌まで歌われています。「ラリホー、ラリホー、ラリルレロン」ってやつです。昔ウッチャンナンチャンがコントでやっていましたね。

 ミスアクマ1の丸山千絵子さんはJACのかたなので、木から飛び降りるシーンなどを自分でこなされています。渡氏とは同期だとか。

「スパーク!シャリバン」「超次元戦斗母艦グランドバース」と二曲の挿入歌が初登場。いずれも効果的に使われています。

 大葉氏の出演は無し。


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