第八話 「泥の川は甦る カムバックサーモン」(83/4/22)脚本・高久進 監督・小林義明

 伊賀電はジョギングで体を鍛えている最中、川にたどり着き、岸に打ち上げられた大量の魚の死骸を目にする。

 優れぬ気分のままジョギングを再開すると、怪しいダンプカーに追い回された。何とか逃げ切り一息ついたが、少年に棒を投げつけられてしまう。汚れた土を川に投棄していたダンプカーの仲間と間違えられたのである。誤解の解けぬまま少年は立ち去ってしまった。

 電は汚されたという土をグランドバースに持ち帰り調べた。すると猛毒であるダイオキシンが検出される。マドーはダイオキシンを空中から散布する前に毒の効果を川で試していたのだ。

 電はダンプカーが不法投棄するのを見ていた少年にダンプカーの居場所へ案内してもらう。

 そこはダイオキシン製造工場であった。電は工場内に潜入したが、その間に外で待っていた少年が捕まり、電もまた見つかってしまう。

 現れたドクビーストに襲われたが、隙を見て少年を逃がし、赤射して倒した。


 「オゼバン談」

 ダイオキシン問題に一石を投じる伊賀電は、やっぱり「地球に優しい男」です。

 サマーソルトキック風の技を出したり、またもやマシンガンを奪って連射したりと大暴れ「マドーには優しくない男」です。烈も銃を奪って発射したことはあるのですが、一発一殺で必要最小限の使用でした。

 ダンプカーはスピルバーグの「激突」みたいですけど、たまたま通りがかったシャリバンを見つけた勇み足のファイトローが、ひき殺して手柄にしようとでもしたのでしょうか?しかし、どんなに襲われても、何事もなかったかのようにジョギングを再開する伊賀電が笑えます。

 前話に続き、空中での殺陣あり。

 大葉氏の出演は無し。


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