第四十二話 「烈よ急げ!父よ」(83/2/11)脚本・上原正三 監督・田中秀夫

 母親の病気見舞いのために、バード星へ帰っていたミミーが戻ってきた。ミミーの話によると、漂流していたハンターキラーが保護されたという。コム長官の尋問にボイサーは剣山にいると答えたと聞き、烈は剣山へ向かった。

 山中に入ると突然身の軽い若者に襲われる。森林パトロール隊の青年は、烈を密猟者と勘違いしたのだ。猟をする道具を持っていないことを示し、烈の疑いは晴れた。

 烈と別れた青年は密猟者らしき者達と戦うも、現れたバッファローダブラーに重傷を負わされてしまう。

 山中を捜索していた烈は倒れている青年を発見。生きていることを確認し、つれて帰ろうとした。途中、マクーに襲われたが、蒸着してバッファローダブラーを倒した。

 烈はボイサーが捕らわれているらしき基地を発見した。しかし人影はすでになく、拷問用の椅子だけが残されていた。マクーは惑星さえ破壊できるホシノスペースカノンの秘密を、ボイサーから聞き出そうと痛めつけていたのである。

 瀕死の青年はドルギランに収容されていた。毒を注入され危険な状態であったため、マリーンがバード星に運び治療することとなった。


 「オゼバン談」

 ミミーが100メートルワープで帰ってきました。マリーンが映画に誘ったり、サンドイッチを作ったりしていましたが、間違いはなかったみたいです。ギャバンの鉄の意志を見習うのだ!

 バッファローダブラーはマクー最後のダブルモンスターですが、どこから見ても昆虫にしか見えません(特に背中)。ギャビオンのミサイルを避けるため地中に隠れたら、スクーパーでほじくり出されました。

 シャリバンの渡洋史氏が登場したり、千葉真一氏の写真以外の画像が出たりと豪華な回です。

 烈が橋でのターザン風アクションを再びやりますが、担いだ伊賀電はふにゃふにゃです(毒を注入され脱力していたのでしょう)。

 生身の体で宇宙空間を漂流していたハンターキラーが生きていました。アランもメリーゴーランドの馬で宇宙を飛んでいきましたし、烈も宇宙空間に出てから蒸着したことがあります。宇宙刑事には空気のないところでも大丈夫な、秘密の呼吸法があるのかもしれません。


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