第四十話 「死の谷の大決戦 君も宇宙刑事だ!」(83/1/28)脚本・筒井ともみ 監督・小笠原猛

 大山小次郎はUFOの研究会で、宇宙刑事ギャバンと友達になったと甥の史郎に嘘をついた。史郎は真に受け、紹介してくれと上京してくる。

 小次郎は烈も宇宙刑事になりたがっていると史郎に紹介し、烈に押しつけて自分は逃げた。烈もマリーンからの連絡を受け、弁当を食べる時間だからといったんドルギランへ戻る。

 鬼ヶ山でハンターや登山者達が次々と行方不明になっていた。その中にはデビルニュウムを探していた清水博士もいた。天然ウランを大量に含むデビルニュウムを、マクーは悪用する気に違いないと烈は鬼ヶ山へ調査に行く。

 山には宇宙刑事になるチャンスだと史郎も来ていた。途中から行動をともにしたが、息の上がった史郎のために山中のバーガーショップへ立ち寄る。出されたジュースに異臭を感じた烈は、ウエイトレスがマクーであることを見抜いた。ウエイトレスはヨウカイダブラーに変身、それを見た史郎は気絶する。烈は蒸着して戦ったが、史郎を連れ去られてしまう。

 山中を捜索し、デビルニュウムの発掘場所へたどり着いた烈は、再びヨウカイダブラーに襲われ蒸着、史郎を助け、捕まっている人たちを逃がすよう指示し、自分はヨウカイダブラーを倒した。

 ギャバンを目の当たりにした史郎は、もっともっと勉強し、体を鍛えてから出直してくると故郷へ帰っていった。


 「オゼバン談」

 体当たりでクラッシャーを吹き飛ばす史郎はたいしたものです(当時の自分を考えると、彼のことをけして笑えません……)。

 この回のダブラーは、変身前は女ですが、本性は男という珍しいオカマダブラーでした。ちょっとハルク・ホーガン似です。こなきじじい攻撃も見逃せません。

 テレビのチャンネルがダイアル式なのに感動。

 魔空空間のしゃれこうべのむれが気持ち悪いです。

 しかし、ギャビオンで生身のダブラーを攻撃するのは、何度見ても好きになれませんね。苦しそうに逃げ回るダブラーを見ると同情してしまいます。


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