第三十六話 「恨みのロードショー 撮影所は魔空空間」(82/12/17)脚本・上原正三 監督・田中秀夫

「ギャバンへの復讐」という映画が完成し、東都映画撮影所にて試写会が行われると新聞に発表された。

 烈はいぶかしさを感じながらも会場へ向かう。

 やはりマクーが絡んでおり、烈の人形に釘を打つと本人の同じ場所が痛むという、ウラミダブラーの攻撃に苦しめられた。

 蒸着しても状況は変わらず、次々と襲ってくるクラッシャーをなんとか倒しながら、レーザースコープで儀式の行われている部屋を探し出し、呪いの祭壇を破壊する。自由を得たギャバンに敵はなく、ウラミダブラーは倒された。


 「オゼバン談」

 フランスの新聞の一面いっぱいに、日本映画の日本での試写会のお知らせが載るのは、どう考えてもおかしいですよね(だから烈は見に行ったのかな……)。

 ガイラー将軍の栗原敏氏が映画監督役で出演しています。

 希少な女ダブラーですが、一番怖かったです。

「お前が殺したダブラー達を見よ!」とサンドルバが言って、次々とモンスターが登場しますが、サイモンスターはダブルマンと合体させられただけで、直接殺されてはいません。

 ギャバンがシルバービームで人形を破壊したとき、黒こげになるのではないかと一瞬ドキッとしましたが、ウラミダブラーの念がこもってないため無事でした。

 ビルから落下しながらの蒸着、トルネード式のギャバンダイナミックなど見所満載。怪獣二体と戦うギャバンも新鮮です。

 原寸サイバリアンの片輪走行あり。


もどる