第三十五話 「マクーの若獅子 サンドルバの反抗」(82/12/10)脚本・上原正三 監督・小笠原猛

 ギャバンがトレーニングに明け暮れている頃、サンドルバは美女をはべらせて酒を飲んでいた。ドンホラーは叱りつけ、「ギャバンの首を獲ってくるまで戻ってくるな」と突き放す。

 サンドルバがギャバンを倒しに向かおうとすると、魔女キバが正面から戦ってはまずいと入れ知恵。ショッピングをしていた月子とマリーンを人質にとる。

「オニヅカハラ マデ コイ」との指示に従い、烈はトラップに襲われながらもマクー基地に潜入した。

 現れたガッツダブラーを前に蒸着するも、磔にされている月子とマリーンを殺すと言われ、レーザーブレードをサンドルバに渡しすしかなかった。

 ガッツダブラーはギャバンを追いつめた。ギャバンは地面に突き刺してあるレーザーブレードを取り戻すため、Zビームを発射し爆風で吹き飛ばす。その手に取り戻すやいなや月子とマリーンを逃がし、ギャバンダイナミックでガッツダブラーを倒した。


 「オゼバン談」

 ミスアクマ2のララさんが再登場します。今度は顔もはっきり解りました。

 マリーンと月子の髪を撫でまわす魔女キバは、セクハラオヤジにしか見えません。

 玉の転がってくるトラップがまたもや出てきました(マクー基地の基本設備?)。

 大葉氏のロープを使ったターザン風アクションがすごいです。後に「宇宙刑事シャリバン」のOPで渡氏が同じ事をしますが、そのときも大葉氏がアドバイスをしたそうです。

 地雷を蒸着でかわすシーンや、レーザーブレードをノーマルな状態に戻すところも見逃せません。

 烈のジープが品川ナンバーであることがはっきりと映ります。

 冷酷非情なドンホラーにも子を想う心はあるんですね。それがうまく伝わらないのが人間世界と同じで苦笑しました。


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