第三十三話 「新怪物誕生 エイリアンを拾った少年」(82/11/26)脚本・上原正三 監督・田中秀夫

 マクーはダブルモンスターの人工受精卵を作り、地球上にばらまこうとしていた。しかし一つを残してギャバンに焼き払われてしまう。

 残った卵は大山小次郎のアパートの近所に住む、ひろし少年に拾われた。大きな卵を持って帰るひろしを見て、小次郎は「それでおやつを作ってあげよう」ともちかける。割ることの出来ない卵をオーブンレンジに入れて火にかけたとき、爆発とともにダブルモンスターの幼獣が飛び出した。幼獣は小次郎に怪我を負わせて姿をくらます。

 卵の破片を見てマクーのものであると気づいた烈は、幼獣の行方を追った。倉庫の中で発見するも、すでに人間大に成長しており苦戦する。蒸着して戦うと、逃げられてしまった。

 烈はさらに追跡し、ひろしの家で暴れているのを発見、ひろしとその姉を助ける。荒れ狂うカイブツダブラーも蒸着して倒し、町は平和を取り戻した。


 「オゼバン談」

 地面に寝転がってのクイックモーションの蒸着ポーズも覚えましょう。

 蒸着の球体飛行も、お盆がスライドしているようなものではなく、発光した球体に見えるときはかっこいいです。この回は大成功でしょう。

 ギャバンのマスクが壊れていたのか、目がうまく光りませんでした(ギャバンダイナミックのために敵とすれ違う直前)。

 ひろしのお姉さん役として村上里佳子(現RIKACO)さんが出演されています。声が今と全然違いますね。

 いなくなったシェパードが生きていてほっとしました。いい配慮だと思います。

 それにしても小次郎さんは卵を丸焼きにして、一体何のおやつを作るつもりだったのでしょうか?


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