第二十六話 「人形は見た!!毒ガス殺人部隊の正体」(82/10/8)脚本・上原正三 監督・小林義明
どこからともなく戦場に姿を現し、毒ガス兵器を使うドリームバード。
大山小次郎は偶然入手した写真が、ドリームバードのものではないかと烈に相談する。烈は写真の入っていた封筒に記されていた大学へ向かい、持ち主の坂田を追跡したが、謎の覆面集団に襲われ見失ってしまう。
坂田は入院している妹の手術代のために、マクーに協力させられていた。烈は坂田が悪人ではないことを見抜き、坂田を捕まえて間違っていると諭す。しかし、坂田はゼミの教授について行ってしまった。
教授のあとを追う烈。基地を発見し忍び込んだが、取り囲まれて銃で狙われてしまう。
教授は身動きのとれない烈に毒ガスを浴びせろと坂田に命じた。「君のそんな姿を見たら妹が悲しむ」烈の言葉にためらう坂田。じれた教授が自ら毒ガス銃を構えたとき、坂田が飛びついて阻止した。
教授はガスダブラーに変身、坂田を吹き飛ばす。「妹を……」の言葉を烈に残し、坂田は息絶えた。烈は怒りに震え、クラッシャーを次々になぎ倒し蒸着。ガスダブラーも倒した。
烈は坂田の妹の入院している病院へ向かった。だが本当のことは話せなかった。お兄さんは長い旅に出たと告げ、純真な若者を殺人者に仕立てようとするマクーに、あらためて怒りをつのらせるのであった。
「オゼバン談」
マクーが世界を股に掛けて悪さをしていたことがよく解ります。
烈のシャツが密かに半袖になっていました。ミミーに喫茶店の勘定を払わせるとは相変わらずの貧乏ぶりです。
鳥面人のホラーガールが口をきくのに驚きましたが、やはりインコのようなしゃべりかたでした。彼女こそバード星人?
この回は話が陰惨で、ダブラーを倒してもすっきりしないものが残りました。当時、家にはビデオが無く、ラジカセをテレビに近づけて録音し、後で話を思い出せるようにしていたのですが、この回は二度と聞くことがありませんでした。
でも、蛍光灯レーザーブレードの効果音が無くなって良かったです。
ラストシーンで坂田の妹に真実を伝えられない烈の心理を大葉氏が細やかな演技でこなされています。
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