第十五話 「幻?影?魔空都市」(82/7/2)
脚本・上原正三 監督・小林義明
獣星帝国二万六千年を記念して、獣星の神に供え物をしようと、ギャバンの首が狙われる。
青果市場で馬の餌を買ってきた帰り道、烈は路傍でうずくまる少女の姿を見かけた。声をかけると具合が悪そうなので、ジープで家まで送ってあげる。
少女のことは母に任せ、烈は病院へ先生を呼びに行った。しかし、そこにはマクーの罠が張られていたのである。何とかその場は逃れたものの、いつの間にか魔空都市に引きずり込まれ、次々と災難に見舞われる烈。
苦戦しつつも蒸着し、シャモダブラーを倒した時、魔空都市は消え去った。少女も悪夢から覚めるように、元気を取りもどす。
「オゼバン談」
「宇宙犯罪組織マクー」というのは銀河連邦警察側から見た呼び名で、正確には「獣星帝国マクー」なのかもしれません。
大葉氏のアクションがフル回転。当時、私はこれを観て、完全なる「大葉信者」になりました。
再生怪人軍団は戦闘員並に弱いという、お約束もあります。アトラクションなどで使われたのか、妙に汚れているモンスターたちが悲しいです。
烈の衣装が夏服になりました。クラッシャーも黒いジャンパーを脱ぎ、ベスト姿です。
スパイラルキックが連射式になっていました。
「走れ!ギャバン」「電光石火ギャバン」「スーパーヒーローぼくらのギャバン」「蒸着せよ!ギャバン」
「輝く王者ドルギラン」と、挿入歌が五曲も流れる豪華さ。しかし、この話を観ると、人気のない場所へ行くたびに、マクー空間に引きずり込まれたのかと思うようになりますよ。
クラッシャーが化けたものですが、ミミーと月子の和服姿があります。
崖から落ちたジープは無事だったんですね。さすがイクズス製。
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