第十三話 「あやうし烈!大逆転」(82/6/18)脚本・上原正三 監督・奥中惇夫

 ドンホラーより終身刑を言い渡されていたダブルマンが、最後のチャンスとして、ギャバンの首を獲ってくるよう申しつけられる。

 ダブルマンは戦闘円盤でコンビナートを破壊し、ギャバンをおびき出した。やがて一対一の戦いにもつれ込み、怪力に苦戦するも、何とかギャバンが退ける。

 逃げ帰ったダブルマンはドンホラーに叱責されたが、モンスターと合体すれば勝てると提案し、受け入れられた。

 香月宇宙電子研究所では、生体電送実験がおこなわれていた。
 マクーはその装置を応用し、ダブルマンとモンスターを合体させ、ダブルモンスターにしようとたくらむ。

 香月教授が忽然と消えたとの情報を得て、烈が動き出す。教授の家に向かったところ、教授が戻ってきた。家族を殺すと強迫され、合体装置の制作を承諾させられた教授は顔色がすぐれない。烈はマクーに脅されていると読みとった。

 研究所に張り込んだ烈を引き離すため、ダブルマンが教授の妻と子供を誘拐する。ミミーの通報で烈は現場へ急ぐが、途中で気づき研究所へもどった。

 だが、時すでに遅く、ダブルマンとモンスターは合体。ダブルモンスターが誕生していた。装置は不完全でも、獣星人とベム怪獣の強い生命力があれば成功するのである。

 すきを見て逃走をはかる教授と家族。追いかけるダブルモンスター。もどった烈が組みつき、家族は逃げられたが、蒸着したギャバンの剣技は、ことごとく右手の盾で防がれてしまう。ようやくギャバンダイナミックで盾を割るも、倒すことはできなかった。


 「オゼバン談」

 ダブルマンは傷を受けると、アルミホイルをまいて止血するみたいです。

 ミミーが教授の前でインコから人間にもどったような……。いや、教授は装置の方を向いていたのでしょう。

 香月教授の声をどこかで聴いたことがあるなと思ったら、ムーミンのスナフキンの声優さんだそうです。

 ダブルモンスターはモンスターの三倍のパワーという設定です。それなら魔空空間のモンスターと同じなわけで、あんなに苦戦しなくてもいいと思うのですが……(この回のダブルモンスターは魔空空間に入っていません)。

 でも、大葉氏のやられかたが絶品だからいいか。

 ミミーに心配かけまいと、丘の斜面を跳んで駆け下りる烈の気づかいにも感心しました。

 ミミーと月子のテニスルックあり。小次郎さんのセクハラ攻撃には失笑。


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