第十二話 「遊園地へ急行せよ!UFO少年大ピンチ」(82/6/11)
脚本・上原正三 監督・田中秀夫

 マクーは地盤沈下装置を作り、日本政府を強迫しようとたくらんでいた。

 望遠鏡でUFOを探していたマコト少年は、偶然マクーの侵略基地を発見してしまう。単なるUFOの出現場所としか思っていないマコトは、いとこの陽一のもとへUFOを見においでとはがきを出した。陽一とわかばは学校があるためすぐには行けない。そこで烈が行ってくると名乗り出た。マクーの戦闘機を目撃したのなら、マコトの命が危ないと思ったのである。

 烈の予感は的中していた。マコトは父とともに強迫され、UFOを見なかったと言うように約束させられる。

 遊園地でマコトに会った烈は、様子がおかしいことに気づき、置いてあった望遠鏡から石切場を割り出して行ってみる。しかし、場所を特定することはできなかった。

 いったん遊園地もどるとゴートモンスターが暴れていた。ただちに蒸着して戦うも、ダブルマンにマコトを連れ去られてしまう。だが、マコトのズボンのポケットには、インコになったミミーがひそんでいた。

 基地の場所をミミーから聞いた烈は潜入する。落とし穴に落ちるも、蒸着して脱出。マコトを救出した。地盤沈下装置を破壊し、ゴートモンスターとダブルマンも倒して、マクーの陰謀は完全に瓦解する。


 「オゼバン談」

 遊園地の乗り物を活かしたアクションが見ものです。魔空空間の目まぐるしい場面転換と重なり、不思議な迫力を生みだしています。

「スーパーヒーローぼくらのギャバン」と「輝く王者ドルギラン」が初めて使われました。

 落とし穴に落ちた烈を見下ろすゴートモンスターの口から、よだれがポトポト落ちているのが気持ち悪いです。

 この回のダブルマンは、「その装置は何だ?」とギャバンに問われ、スイッチを入れる前に地震発生装置の説明をしてあげる人のいい奴です。

 最後に少年が「ギャバンのUFO」という言葉を使います。言われてみるとドルギランって、UFOなんですよね。

 それではみなさん一緒に「おや〜まゆ〜え〜んち〜」


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