第八話 「正義か悪魔か?銀マスク大ヒーロー」(82/5/7)脚本・上原正三 監督・奥中惇夫

 スペースマガジン社の雑誌にUFOの写真が掲載された。マクーの戦闘機であることに驚いた烈は、写真の撮られた剣山へ調査に向かう。

 剣山には多くのUFOマニアが集まっていた。そこへカエンザルモンスターが現れ、子供達を追い立てた。烈は蒸着し、子供達を抱えて助け出す。マクーはその写真を撮った上で子供達を誘拐し、写真をマスコミにまわしてギャバンが連れ去ったことにした。

 無実を証明するには子供達を助け出すしかない。手がかりはないかと、烈は再び剣山へ向かう。マクーは山間にあるダムの縁に子供達を立たせた。ギャバンが近づくと突き落とし、殺人犯に仕立てようとたくらんだのだ。それに気づいた烈は、ジープだけを先行させ、自分はダムの裏からロープでよじ登り子供達を救出した。

 取り返そうとするカエンザルモンスターを前に蒸着。ダブルマンとともに撃破する。子供たちの証言でギャバンの嫌疑は晴れたことであろう。


 「オゼバン談」

 この回のダブルマンは6話の魔巣窟にいました。白骨のモンスターにボカボカ殴られていてかわいそうだったです。

 ダムの壁面をロープで登っていく大葉氏の姿が圧巻。コンクリートの壁面のため足を引っかける場所もなく、腕の力だけでよじ登っているように見えます。

 クラッシャーは光線銃を装備していました。

 基本的に宇宙刑事の乗り物はオートコントロールできますが、まさかSUZUKIのジープまでとは……。もしかしてあれもイクズス製?

「超次元高速機ドルギラ〜〜ン!」と呼ぶギャバンは珍しいです。

 土星の輪にぶら下がるカエンザルモンスターなど、斬新な映像もありました。


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