1980

「電子戦隊デンジマン」(80/2/3〜81/1/31)
 デンジブルー・青梅大五郎役でレギュラー出演。変身後のスーツアクターも務めた。前年と同じくひょうきんな役回りで、アクションのみならず、喜劇役者としても一流であることを証明する。

「電子戦隊デンジマン」(80/07/12公開)
 劇場用オリジナル。


  1981

「ザ・ハングマン」(80/11/14〜81/11/6)
 第28話に銀行強盗の手先として出演。

「スタントマン物語」「柳生十兵衛・魔界転生」(7/3〜7/28)
 新宿コマ劇場にてJAC総出演のアクションミュージカルに出演(「スタントマン物語」関連でepic sonyから「光への叫び/俺たちの空・俺たちの星」というレコードが出ており、黒崎輝氏、春田純一氏、佐藤浩氏と共に大葉氏もコーラスで参加している)。

「影の軍団U」(81/10/6〜82/3/30)
 第12話にゲスト出演。


  1982

 正月に松山に帰郷し鰯を釣る(実家から海までは歩いて一分らしい。大葉氏の強靱な肉体は瀬戸内の海の幸によって築かれたようだ。ちなみにこの頃は新宿のアパートで一人暮らしをしていたそうである。料理を作るのは嫌いじゃないが、忙しいので外食が多かったらしい)。

「宇宙刑事ギャバン」(82/3/5〜83/2/25)
 79、80年の活躍がプロデューサーや監督に認められ、初の単独主演でギャバン・一条寺烈役を手に入れる。シリアスな演技もたくさん求められたが、見事にこなして視聴者を感動させた。十代後半より積み重ねてきたことが、いっきに花開いた作品である(笑いと涙を自由に操れる役者は、世界で大葉氏とチャップリンくらいであろう。後にフランスにて「エクソール」という題で放送され、大葉氏がフランス旅行をしたとき、子供達が寄ってきたそうである。大葉氏が世界に通用するアクションスターであることの証明であろう)。

「影の軍団V」(82/4/6〜82/9/30)
 ゲスト出演。

「JACまつり」(7/10)
 嵯峨野健康村にて行われたイベント。ステージで「父よ」を歌った(現在でもフルコーラス歌えるらしい。弟子の結婚式で歌われたとのこと)。演目には春田氏とのアクションもあった。

「ゆかいな海賊大冒険」(8月)
新宿コマ劇場にてJAC総出演の舞台公演。


  1983

「宇宙刑事シャリバン」(83/3/4〜84/2/24)
 前年に続き銀河パトロール隊隊長に出世したギャバン・一条寺烈役を演じた。

「ゆかいな海賊大冒険」(3月)
 梅田コマ劇場にてJAC総出演の舞台公演。

「柳生十兵衛あばれ旅」(82/10/19〜83/4/26)
 第22話に「弥平次」役でゲスト出演。

「素晴らしきサーカス野郎」(1/4)
 金曜ロードショーのJAC総出演ドラマ。サーカスの団員でかなり目立つ役どころ。

「伊賀のカバ丸」(映画)
 豪遊宴役。高校生役はさすがに無理があったが、車ごと海へ落ちるスタントを吹き替え無しでこなした。

「里見八犬伝」(映画)
 悪から善へ転身していく鎧武者・犬飼現八役を好演。俳優「大葉健二」が輝いている作品である。


  1984

「君のふるさとに太陽がのぼった」(映画)

「ゆかいな海賊大冒険」
 新宿コマ劇場にてJAC総出演の舞台公演。

「コータローまかりとおる!」(映画)
 天光寺輝彦役(スキンヘッドの高校生)。俳優「大葉健二」が輝いている作品である。

「黒崎輝コンサート」(7/10)
「コータロー」の流れで出演者が多数参加しているなか、大葉氏も天光寺の衣装で日本刀を振り回している。「コータロー」関連で頭を剃ったのは、この日が最後であろう。

「マグニチュードイレブン」(7/20〜26)
 JACメンバーで「ブラックジャック」という劇団をつくり、文京区三百人劇場にて公演。メンバーは春田純一氏、黒崎輝氏、卯木浩二氏他。


  1985

「JACスペシャル・ホリデー in ブラジル」(東映ビデオ・2月発売)
 千葉真一氏、真田広之氏、志穂美悦子さんらと共に、旅行先で食事をしながら歓談している。拳銃でのワニ狩りや、ピラニア釣りにもチャレンジ(もてなしで出されたアルマジロの丸焼きや、皿に乗った牛の首にはかなりひいていた)。

「3人の宇宙刑事!ギャバン・シャリバン・シャイダー大集合!」(3/8)
 宇宙刑事シリーズの終了後に放送された特番。スキンヘッドを後輩の宇宙刑事たちに指摘されるが「あっははは、ちょっとな」の一言で説明を終える。事情を知る視聴者も苦笑するしかなかった(一般に「コータローまかりとおる!」のためと言われているが、大葉氏は84年の9月には五分刈りくらいまで髪を伸ばされている。このときのスキンヘッドは後述の「影の軍団W/幕末編」のためである。役のためならためらうことなく頭を剃ることができる。大葉氏の役者としての真摯な姿勢がうかがわれるであろう。太平洋戦争の映画にロンゲで出てくる人気俳優たちに爪の垢を煎じて飲ませたいくらいである)。

「酔いどれ侯爵」
 新宿コマ劇場にてJAC総出演の舞台公演。

「影の軍団W/幕末編」(85/4/2〜85/12/30)
 がま八(便利屋人足)役でレギュラー出演。スキンヘッドだったが、変装用のかつらも持っていた。


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