本名・高橋健二
 愛媛県松山市出身
 1955年2月5日生まれ
 血液型・A型
 身長170p 体重62s
 足のサイズ25p
 視力 左右共に1,0
 普通自動車免許有り
 好きな女性のタイプ やさしくて頭のキレる人
 好物 果物
 特技 体操、乗馬、スキー(スポーツは万能で好き)
 趣味 バイクに乗ること、釣り(以上、1982年頃の記述を参考にしました)


  1970〜1972

 高校時代にいつも一緒に遊んでいた二人の友人が、東京で芸能関係の会社に就職するつもりだと知り、自分も何かやりたいと思う。そんなおり、雑誌に載っていたJACの会員募集の記事をみて応募。見事に合格してJAC一期生となる。

 千葉真一氏にはあこがれていたが、東京に出ようとは一度も考えたことがなかった。しかし、試験に受かった以上、何が何でもやらなくてはと上京を決意する。親は猛反対したが、学校の先生の応援で理解してもらえたらしい。先生は大葉氏のバスケットでの俊敏な動きを見て才能を見抜いていたようである(授業そっちのけでヤクザの話に夢中になるような変わった先生だったそうだ)。

 9月に県立松山高校を中退、上京する。

 初めてJACの練習に参加した頃は、先輩達の丸太のような腕や、とにかく厳しい練習に圧倒されっぱなしだった。だが、猛反対を押し切って上京した手前、松山に帰るわけにはいかず、毎日必死に頑張ったそうである。

 高校の先生にはどこでもいいから転入しろと言われていたが、アルバイトとJACの練習に追われ、けっきょく入らずじまいであった(大葉氏より八ヶ月前にJACに入会していた同い年の春田純一氏が、高校中退で頑張っていたことも理由の一つではないかと考えられる)。

 アルバイトは新大久保のJACの事務所の近くにあったソバ屋で、住み込みで働いていたそうだ。給料は2万5千円(春田氏も同様の話をしておられる、おそらく一緒にやっていたのであろう)。


  1973〜1975

 昼はソバ屋、夜は練習場へ通う生活を続け、東映を中心とした映画やTVにアクションスタントマンとして出演し始める。

 ヒーロー物では、時代劇のスタントで忙しくなった金田治氏(宇宙刑事シリーズのアクション監督)より役を受け継ぎ「人造人間キカイダー」(72/7/8〜73/5/5)の中盤から「キカイダー01」(73/5/12〜74/3/30)でスーツアクターを務めた。イチローやジローの吹き替え、ダークロボットにも入っていたそうである。

「仮面ライダー」(71/4/3〜73/2/10)の終盤や「ロボット刑事」(73/4/5〜73/9/27)にも携わっていたらしい。「ロボット刑事」第20話では素面でセリフももらっている。(「仮面ライダー」のアクションは大野剣友会が受け持っていたがトランポリンだけはJACが担当していた。1日60カットも撮影して、大変だったそうである)

 仕事は月に一日か二日、十名ほどのJACのメンバーの中から一人が行く程度で、生活も苦しかったようだ。同期は六人いたが栗原敏氏(ガイラー将軍)と大葉氏の二人しか残らなかった。

「人造人間キカイダー」第31話(タコヤマブキに殺される漁師役)、「キカイダー01」第19話(ショーの団員役)、第38話(恋人にビンタをされる役)では素面で出演しているが、当時のJACはトランポリンしかできないと思われていたらしく、ずいぶん悔しい思いもされたそうである。

「ザ・ボディガード」(74/4/4〜74/9/26)
 話数不明だが端役で出演していたらしい。

「女必殺拳」(映画)
 黒幕の手下役。

「直撃地獄拳・大逆転」(映画)
 ギャングの手下役。

「ザ・ゴリラ7」(75/4/4〜75/10/3)
 第1話にゲスト出演。組織の手下役。

「華麗なる追跡」(映画)
 黒幕の手下役。

「けんか空手極真拳」(映画)
 洗武館道場の門下生と警官の役。

「帰ってきた女必殺拳」(映画)
 黒幕の手下役。

 千葉真一氏、志穂美悦子さんの空手映画には端役で多数出演しているものと思われる(端役とバカにするなかれ、蹴られるほうが難しいのである)。
 この頃はまだ本名の高橋健二と名乗っていた。


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