第十一話 「ペット誘拐大事件」」
  脚本・高久進 監督・広田茂穂

 小学校の飼育小屋から動物がいなくなる事件が続発した。
 子供たちと動物を結ぶ愛が勇気に変わり、
エゴスに立ち向かってくるようになることを恐れたサタンエゴスが、
ペットを誘拐して悲しみの淵に突き落としてしまおうと考えたのである。

 動物がらみの事件にいてもたってもいられなくなった曙四郎は、
一人で調査に乗り出し、飼育小屋を徹夜で見張ることにした。
 深夜になって現れた三人のカットマンと格闘し、
追い払うことに成功する。

 現れたのはエゴスだったとの報告を受けた鉄山将軍は、
九官鳥に発信器をつけてエゴスに誘拐させ、
基地の所在を特定し、バトルフィーバー隊を向かわせた。

 現れたコブラ怪人と巨大ロボは倒され、
誘拐されていた動物たちも無事に解放された。


 「オゼバン談」

 伝正夫が黒パンタロンになっています。

 少年三人組の中に「がんばれ!! ロボコン」で、
大山まこと役だった福田信義氏がいます。
 もう一人は「まことちゃん」そっくりでした。

 この回も大葉氏の素面アクションが多くて嬉しかったです。

 サタンエゴスとヘッダーのやりとりは、
どこかお茶目で笑えました。
 石橋氏が真顔でやっているのがいいんでしょうね。

 九官鳥のことを怪人に報告に行くカットマンの人間体は、
JACの岡本美登氏でした。

 MOJOさんのヘリウム風エンディング挿入歌が耳障りです。

 白石謙作が何事もなかったかのように復帰しています。
 どこに行ってたんでしょうね。





  第十二話 「呪い殺法バラ吹雪」
  脚本・江連卓 監督・広田茂穂

 人を意のままに操る能力を持つ怪人バラリンカに命じ、
サタンエゴスは子供たちを親に背かせ、
日本の家庭をバラバラにしようとたくらんだ。

 次々と起こる家庭内暴力に疑問を感じた鉄山将軍は、
暴れた子供のひたいにXマークが浮かんでいたとの情報を得、
エゴスの仕業であると確信し、
バトルフィーバー隊に調査してくるよう命じた。

 パトロール先で異常なまでに運動能力の優れた女教師を見かけた志田は、
フェンシングが得意との話に試合を申し出る。
 催眠術をかけられ、あっさりと負けてしまうが、
催眠術に気づいた志田は女教師が怪しいとにらんだ。

 バトルフィーバー隊は尾行を続けて、
女教師の正体が怪人バラリンカであることを確認し、
子供たちに集団催眠をかけようとする場所へ急行、
怪人バラリンカと巨大ロボを倒した。


 「オゼバン談」

 バラ吹雪は紙吹雪にしか見えませんが気にしてはいけません。

 志田京介はフェンシングのフランスチャンピオンだったらしいです。

 エゴスの巨大ロボが、
ロボットというよりはモロに生身の女性だったため、
バトルフィーバーロボとの対決シーンが、
どこか異様な映像になっています。

 MOJOさんのヘリウム風エンディング挿入歌がやっぱり耳障りです。

 お姉さんに泥を投げつけている弟を見て、
うなずいていてはいけないような……(最後のシーン)。





  第十三話 「金の卵と目玉焼き」
  脚本・上原正三 監督・山田稔

 エゴスのタマゴ怪人は金色のにわとりに変身し、
珍しい鳥として一般家庭に潜り込んだ。

 金色の卵を大量に産卵しては家族に食べさせ、
亭主の病気を治し、主婦の顔のシミをとる。
 効能を見せつけながらも、
実は卵を食べた者はエゴスに操られ、
遊んで暮らすようになるのであった。

 バトルフィーバーの女性隊員・中原ケイコも、
美人になれるとの口車に乗って食べてしまう。
 出勤しなくなった中原のマンションへ、
白石謙作が様子を見に行った。
 中原のひたいには、
エゴス特有のXマークが浮かび上がっていた。

 白石は中原が卵をもらった家庭へ向かったが、
エゴスに操られている主婦たちに襲われてしまう。
 金色のにわとりもタマゴ怪人にもどり攻撃を加えてきた。
 だが、白石がコサックにフィーバーすると逃げ去ってしまう。

「目玉焼き作戦」の効果は絶大で、
町内の商店は閉まり、子供たちは学校へ行かなくなった。

 白石は米屋に扮して再びにわとりのいる家庭へ向かう。
 正体を見破られてしまうも、
タマゴ怪人をおびき出すことに成功、
待ちかまえていたバトルフィーバー隊がタマゴ怪人を倒した。
 巨大ロボもバトルフィーバーロボが破壊、
金の卵の効力は消え、街には活気がもどった。


 「オゼバン談」

 伝正夫のパンタロンが白にもどっています。
 白石謙作も普段着が変わりました。

 ケニアがウサギを飼い始めています。
 あいかわらず飼っている場所、入手経路ともに不明です。

 ロボット九官鳥は電池駆動とのこと。

 今回のタマゴ怪人なら、
金槌一つで勝てそうな気がしないでもありません。
 逃げるときに杖にまたがる行為は謎でした。

 攻撃を成功させた敵の巨大ロボが小躍りをするシーンがあります。
 単なる殺戮マシーンではなく感情を持っているのには驚きました。

 MOJOさんのヘリウム風エンディング挿入歌が、
この回から使われなくなります。
 やっぱりおかしかったのかもしれません。





  第十四話 「美女と野獣の結婚」
  脚本・上原正三 監督・山田稔

 エゴスの新人類を増やそうとたくらんだサタンエゴスは、
ギンガ怪人に結婚相手として、
閏年の2月29日生まれの美容師・水沢久美子を選ばせた。

 ギンガ怪人は久美子の恋人である洋平を拉致し、
自分が恋人に変身して婚約をしてしまう。
 その晩、久美子のマンションで婚約パーティーが開かれたが、
偽の洋平は出されたオニオンスープのにおいに耐えられず、
マンションを飛び出した。
 久美子の妹が忘れていたライターを持って追いかけると、
偽の洋平はたばこを取り出し、自分の爪で火をつけていた。

 妹は翌日、志田京介にその事を話す。
 志田は偽の洋平に接近し、
吸い殻と拾ってもらったボールから、
指紋と血液型が判別できないことを知った。
 さらにバイクですれ違いざまに銃を発射すると、
ギンガ怪人は正体を現し、結婚前の大事な体だからと逃げ出した。

 志田はギンガ怪人を捜し回ったが、
その間に久美子のマンションへ封筒が届き、
中には眠らされた洋平の写真と、
「もうじき凍え死ぬ、助けたければバス停まで来い」との手紙が入っていた。

 久美子は助けたい一心で指定の場所へ向かい、
エゴスの基地へ連れて行かれる。
 ギンガ怪人との結婚を認めなければ、
洋平と妹を殺すと言われ、いやいやながらも承諾した。

 結婚式の日、ダイアン・マーチンは久美子にぶつかり、
落としたバックの中へ発信器を入れた。
 志田は電波を頼りに追跡したが、
ギンガ怪人に気づかれて発信器を壊されてしまう。

 エゴスの新人類を増やすのに、
閏年の2月29日生まれの女性が選ばれると聞いたことのあった鉄山将軍は、
付近の教会や神社を洗うよう志田に指示した。
 志田は結婚式の執り行われている神社を発見し、久美子を救出、
集結したバトルフィーバー隊がギンガ怪人と巨大ロボを倒した。

 後日、教会には幸せそうな久美子と洋平の笑顔があった。


 「オゼバン談」

 フランスはバトルフィーバー隊員となった現在でも、
美容院でバイトをしているのですね。

 洋平をおびき出したウエイターはJACの喜多川務氏です(おそらく)。
 主に入られたのはバトルケニアらしいですが、
身長162pの体格を活かし、
ミスアメリカのモッコリバージョンスーツにも入っていたそうです。

 ダイアン・マーチンが屋外で活動するのを久しぶりに見られます。

 ギンガ怪人はデザイン的にはどこがギンガなのか分かりません。
 ホシブドウ怪人が合っているような……。
 あんな不細工な怪人に、
「あ〜あ、ダ〜メッ!」と言われた女性の立場は……。
 フランスに鼻を持たれて投げ飛ばされたのがおかしかったです。





  第十五話 「エゴスの地獄料理」
  脚本・高久進 監督・竹本弘一

 エゴスのフランス支部からカトリーヌという女殺し屋が来日した。

「飢えることを知らず、食べ物を粗末にする日本人を懲らしめよ」
 サタンエゴスの命を受け、カトリーヌとカタツムリ怪人は、
毒を混ぜたエスカルゴを子供たちに試食させていく。

 顔が赤く腫れ上がり、爪が灰色に変色した少年は嘆き悲しみ、
ビルから飛び降りようとした。
 見かけた志田京介はすぐに止めたが、
少年のひたいにエゴスのXマークがあるのを見て驚く。

 志田は少年が試食したという宣伝カーを探し、
エスカルゴを手に入れたが、
基地で分析しても毒物らしき物は検出されなかった。

 しかし、Xマークの現れた子供は次々と増えている。
 バトルフィーバー隊は宣伝カーを探すために出動した。

 醜い姿ゆえに家へ帰ることも出来ず絶望していた少年のもとに、
シェフに扮したカタツムリ怪人が現れ、
エスカルゴを食べさせて自分の仲間を増やせと誘惑した。

 志田が駆けつけると、たちまち本性を現すカタツムリ怪人。
 すさまじい攻撃に志田はフランスへフィーバーしたが、
それでもやられそうになった。
 その時、カトリーヌがカタツムリ怪人を銃撃する。
 カトリーヌはエゴスを倒すために潜入していた、
インターポールの捜査官だったのである。

 バトルフィーバー隊も続いて集結。
 カタツムリ怪人と巨大ロボは倒された。

 エゴスの料理の毒を消すには、
丸一日絶食すればよいことが分かり、
カトリーヌは仕事を終えてフランスへ帰っていった。


 「オゼバン談」

 伝正夫の衣装が初期バージョンに近くなっています。
 白石謙作とダイアン・マーチンも変更されました。
 バトルフィーバー隊は宇宙刑事とは違い衣装持ちです。
 曙四郎も微妙に変わっているみたいですが、
彼だけは一条寺烈並の変化にしか見えません。

 なぜかこの回からダイアン・マーチンの声が変わりました。

 冒頭の車の運転手は喜多川務氏と思われます。

 突然ペンタフォースがブーメラン式となり、
ロボの必殺技に電光剣唐竹割りが加わりました。
 電光剣は降下時に持っている剣とは別の物みたいです。
 刀身の反りが違います。

 バトルシャークもマジックハンドで戦闘に参加するようになりました。

 この回のサタンエゴスはけっこういいことを言ってますよね。





  第十六話 「格闘技!闇の女王」
  脚本・江連卓 監督・竹本弘一

 子供たちに人気のある格闘家が何者かに襲われる事件が続発していた頃、
バトルフィーバー女性隊員の中原ケイコは、
「悪魔館主催・闇の女王決定戦」と書かれた二枚のチケットを入手する。

 中原から相談を受けた志田京介は、
ダイアン・マーチンを誘って会場へ向かった。
 会場では、時間無制限、反則お構いなし、
相手が死ぬかギブアップするまでやるというルールで試合が行われていた。
 激しい戦いの末、ブラック・タイガー・マリーが勝利する。

 ダイアンはその試合にエゴスの影を感じた。
「子供たちに一番人気のある選手が危ない」との九官鳥の声に、
伝正夫はボクシングのフライ級世界チャンピオン沖山稔のもとへ行き、
トレーナーに扮して身辺警護を始める。

 ある日ジムへヘッダーが現れた。
 沖山が格闘技怪人の挑戦者に選ばれたというのだ。
 沖山は試合に勝ったときに、
妹であるブラック・タイガー・マリーを返してくれるなら、
試合に応じても良いと答えた。

 伝と沖山は試合当日まで、
エゴスのトレーニングセンターで過ごすことになった。
 そこで伝がバトルフィーバーであることがばれてしまう。
 マリーは伝と沖山を連れて逃げようとしたが、
出口には格闘技怪人が待ちかまえていた。
 マリーは兄を守るために向かっていき、殺されてしまう。

 怒りに燃え格闘技怪人と戦おうとする沖山の前に、
バトルフィーバー隊が駆けつけた。
 怪人と巨大ロボは倒されたが、
マリーが生き返ることはなかった。


 「オゼバン談」

 なぜかOPにスーツアクターの名前が出ませんでした。

 ジャッカー電撃隊でカレン水木役だったミッチー・ラブさんがマリー役です。
 髪がショートになっていますが、光り輝いていて美しいです。
 しゃべるときの独特のなまりが魅力の一つかも。
 小牧リサさん、ミッチー・ラブさんは素面でアクションができて、
かっこよかったですよね。

 デンジグリーンの内田直哉氏も沖山稔役で出演。
 内田氏はボクシングの経験があるのか動きがいいです。
 この回の熱演がデンジマンへと繋がったのかもしれません。

 格闘技怪人は大前均(鈞は本名)氏です。
 身長190pの体格と柔道五段の腕前を活かし、大暴れしています。
 たくさんの作品に出演なさっていますが、
大林監督の作品「ふたり」でダンプの運転手役をやっていたのが印象的でした。
 ただ、怪人が素面だと巨大ロボも生身のハゲオヤジになってしまうので、
バトルフィーバーロボとの対決シーンを観ていて変な気分になりました。

 この回からクロスフィーバーの投げ方が変わります。

 百人が見たら百人があしたのジョーの丹下段平と言ってしまいそうな、
伝正夫の変装が笑えました。

 大葉氏もバナナの皮を食べちゃだめ!





  第十七話 「怪物マシンを奪え」
  脚本・上原正三 監督・広田茂穂

 エゴスはレース界で連勝していたマシンの設計者である鳥島博士に、
青スジロボのチューンナップをさせようとたくらんだ。

 青スジ怪人は人間に化け、
鳥島博士の別荘へ向かいマシンの設計を依頼する。
 設計図に書かれた仕組みを巨大ロボに転用しようというのだ。
 しかし、青スジ怪人が頼んだのは、
双子の弟で発明好きの鳥島太助のほうであった。

 太助に十万円もってこいと言われた青スジ怪人は、
スーパーのレジからお金を奪う。
 防犯カメラに写った映像を見て、
伝はエゴスの怪人であると気づいた。
 街に出た伝は太助を鳥島博士と勘違いし、
怪しい男と接触しているのを見て探る必要があると判断する。

 フィーバー隊は変装して太助の家へまぎれこみ、
机の上の設計図をマイクロフィルムに収めるも、
設計図はいい加減なものであった。

 サタンエゴスもそのことに気づき太助を襲わせたが、
駆けつけたフィーバー隊によって保護されてしまう。

 伝は太助をつれてレースカーのところへ行き、
鳥島博士と出くわして双子であることを知った。

 兄に恥だと罵られた太助は、
立腹して立ち去りエゴスにさらわれる。
 伝と志田は追跡するも、
その間にレースカーを奪われてしまった。

 しかし、レースカーには盗難防止のための発信器がついており、
フィーバー隊はエゴスのアジトへとたどり着く。
 立ちはだかった青スジ怪人と青スジロボは倒され、
太助も無事救出された。


 「オゼバン談」

 やはり目玉は大葉氏の家政婦姿でしょう。
 普段着もやっと変えてもらうことができました。

 伝政夫は時速400キロ出せるRX-7に乗っているだけに、
レースカーの運転もお手の物みたいです。

 OPのスーツアクターの欄から小牧リサさんの名がなくなり、
小野寺えり子さんになりました。
 16話では表示されなかっただけに、
正確な交代がいつなのかは分かりませんが、
若干小野寺さんの方が細身です。

 ミスアメリカのスーツアクターは変わったのに声は元に戻っています。
 キンキンしていたのが不評だったのでしょうか?
 ダイアンは髪を結っていました。

 大泉滉氏が双子役で出演されています。
 画家のサルバドール・ダリに似ている?
 チャップリンの「モダンタイムス」に出た自動食事機ふうの発明が面白いです。





  第十八話 「鳩よ悪の巣へ急げ」
  脚本・上原正三 監督・広田茂穂

 白石謙作とカズキ少年は、
特殊な鳩笛で鳩がよべるか実験をし、成功を収めた。
 しかし、カズキはさして喜ばず、
三ヶ月も行方不明である父に見せてあげたいと泣きはじめる。
 白石はきっと帰ってくると励ました。

 その晩、エゴスに捕らえられていたカズキの父の岩本所長が、
研究所から逃げもどってくる。
 再会もつかの間、
岩本の腕にはめられたマグネットリングの磁気を頼りに、
マグネット怪人が現れた。
 子供を殺すと言われた岩本は、
鳩を使って子供と交信することを条件にエゴスの研究所へもどった。

 岩本の放った鳩はケガをして帰ってくる。
 鳥嫌いだったはずのおばあさんが手当をしてあげなさいと言うのを見て、
白石は不信なものを感じた。
 岩本の家への送電をストップさせたフィーバー隊は、
電気屋の振りをして家の中へ入り、本物のおばあさんを救出、
正体のばれたマグネット怪人は逃走した。

 岩本は一億度の高熱を発する核融合装置を完成させたが、
テストが終わり次第死刑が執行されることになる。
 隙を見て岩本は鳩を逃がした。

 フィーバー隊は追跡中に襲ってきたマグネット怪人を倒し、
飛んでいた鳩に気づいて後を追った。
 エゴス基地にたどり着いたフィーバー隊は岩本を救出する。

 ヘッダーはマグネットロボを呼んだが、
バトルフィーバーロボによって倒された。


 「オゼバン談」

 マグネット怪人が誕生したときに、
名前、武器、特殊機能、身長が紹介されますが、
あれはいったい誰がしゃべっていたのでしょう。
 いちいちポーズをとるのがお茶目でした。

 マグネットロボもバトルフィーバーロボにとられた自分の杖を
磁力で引っ張っているうちに手を放され、
我が身にあびてダメージを受けたりしてかわいかった(?)です。

 しかし、何度聴いても電光剣を抜くときの音楽はいいですね。
 これからとどめを刺すぞという雰囲気が漂います。
 レーザーブレードは「パワーアップ」のイメージですが、
こちらは鞘から抜いたときが「死の宣告」といった感じです。
「秘密戦隊ゴレンジャー」では、
怪人が登場するシーンで何度か耳にしました。





  第十九話 「世界最強の美女!!」
  脚本・高久進 監督・竹本弘一

 マサルは公園を歩いている最中、
怪力女が警察官二人を叩きのめし、制服をはぐのを目撃する。
 女は部下に制服を着せて現金輸送車を誘導し、
次から次へと金を奪った。

 鉄山将軍は日本のエゴスに怪力女はいないことから、
別の組織の仕業ではないかと思う。

 サタンエゴスも女の素性に疑問を持ち、ヘッダーに調べさせた。
 女はヘッダーの旧知のアメリカ支部のサロメであった。
 サロメは集めた十億円を手みやげにサタンエゴスの支配下に入る。

 再びサロメを目撃したマサルは姉に報告、
フィーバー隊が出動した。
 いったん捕らえたサロメに逃げられ、
エゴス一味を相手に戦うフィーバー隊。
 ヘッダーとサロメにペンタフォースを浴びせるも、
もう少しのところで逃げられてしまった。


 「オゼバン談」

「ビューティ、ビューティー」のマキ上田さんがサロメ役です。
 怪力女とははまり役。
 しかし、ケネディー暗殺にまで関わっていたとは知りませんでした。
 え〜〜、タイトルに疑問を持ってはいけません。

 サロメの部下のストッキングをかぶった集団は怪しすぎ。
 サロメはカットマンを見てもエゴスと気づかず戦っています。
 アメリカ支部とは戦闘員が違うからでしょう。
 ……ってことはあれが……。

 ヘッダーがサイの使い手であることがわかります。
 石橋氏のアクション全開で、
同じくサイの使い手であるコサックとの戦いが見たかったです。

 ダイアンが髪型をもどしています。

 怪人、バトルフィーバーロボ、バトルシャークが出ない珍しい回でした。

 女性隊員・青葉みどり(司ユリさん)が突然交代しています。
 転勤でもしたのでしょうか?(演技に若干難がありましたが……)
 新隊員は上野トモコ(管野啓子さん)という名前です。

 技斗の金田治氏はそれまでEDでクレジットされていたのに、
OPで紹介されるようになりました。





  第二十話 「危険な幽霊狩り」
  脚本・曽田博久 監督・竹本弘一

 大学の女子寮に幽霊が出ると聴いた曙四郎と白石謙作は、
女装して寮にもぐり込もうとしたが、管理人の先生に見破られてしまう。

 大きな箱に入り、プレゼントを装って潜入した曙は、
寮内を調べた。
 自殺したエミがいたという三階へ行くと、
少女が部屋から転がり出てくる。
 エミの妹は姉は殺されたのだと言い切った。
 形見は返してもらったが、姉の大事にしていたペンダントがない。
 殺されて盗まれたのだと言うのである。

 曙はペンダントの写真を借り、基地へ持ち帰った。
 鉄山将軍はペンダントに使われている石は隕石で、
事件の背後にはエゴスが動いていると見抜く。

 隕石には宇宙の未知なる生命の遺伝子が化石となって含まれていた。
 その遺伝子を蘇らせることができれば強力な怪人を作り出せる。
 サタンエゴスはなんとしてもペンダントを探すよう命じた。

 しかし、ペンダントはいくら探しても見つからなかった。
 管理人の先生が持っていると思った伝は、
このままでは命を狙われると諭す。
 先生は盗んだことを認め、銀行の貸金庫に預けてあると答えた。

 ペンダントの見つからないエゴス一味は業を煮やし、
女子寮に攻め込んできた。
 フィーバー隊は集結し、ギザ歯怪人とギザ歯ロボを倒す。

 ペンダントを取り戻したエミの妹は、
フィーバー隊に守ってもらうのが一番とペンダントを預け、
故郷へ帰っていった。


 「オゼバン談」

 なんでも手で食べる曙四郎も、
さすがにあんみつは無理みたいでした。
 けっこう女装をしていますけど、いつもバレバレです。

 ギザ歯怪人もあの女装でよく女子寮の掃除婦に雇ってもらえたものです。

「水着が破れた」と着るのを拒む女装した白石に、
「私のを貸してあげましょう」という管理人の先生。
 白石が逃げ出す気持ちも分かります。

 無口だった新女性隊員・上野トモコが、
柔道場にて初めて「ヤー!」と発声しました。
 でも、それっきり……。

 クロスフィーバーの投げかたが旧バージョンでした。



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