シャリバン第27話におけるマリオとオルガナイザーとの人質交換シーン。
第42話におけるヘレンとレイサの戦場、伝説の電の赤射、
怒り狂うシャリバンの剣殺陣と非常に印象深いシーンが多い場所です。
ギャバン第8話では全景が映っており、
直角に曲がった独特の形状がよく分かります。
劇中では剣山(ツルギザン)ダムと呼ばれていました。
バトルフィーバー第33話では、
ダムの上部を曙四郎と白石謙作がバイクで駆け抜けるシーンと、
白石謙作が父を殺された女の子を元気づけるためダムに連れてきて、
カットマンに蜂の巣にされ、
神誠がコサックのスーツを持って立ち去るシーンまでが撮影されています。
時空戦士スピルバン第3話、第7話、第8話、第43話、第44話でもロケ地として使われていました。
JACのメンバーが大勢出演した超人機メタルダー第26話では、
鬼ヶ城水力発電所として紹介され、クールギンがアジトとして使用しています。
シャリバン第27話ではシャリバンが名乗りを上げてジャンプをすると、
画面が切り替わり村山下貯水池(多摩湖)の取水塔が映るため、
てっきりその付近だと思いこみ探すのに骨が折れました。
(そんなにジャンプするなよ……)
多摩川の上流には特撮番組でよく使われる小河内ダムがあるので、
そこではないかと勘違いしていたのです。
しかし、何度見ても形が違うため途方に暮れていました。
徳間書店・アニメージュ文庫の「SEKISYA!」に、
何か場所を特定できる情報が写っていないか目を凝らして探すと、
最初のほうのヘレンとビーストが戦っている見開きページに、
「立入禁止」の看板の下の一部が写っていて、
赤い太文字の下にかすれた小さい八つの文字がありました。
虫眼鏡で見ると「下○○ダム事務所」と読めます。
三文字で最初が「下」のダム……多摩川にはありませんでした。
そこで地図を調べる範囲を広げ、
条件の合う名称のダムを探したところ一つだけありました。
神流川(利根川の上流の支川)に「下久保ダム」が!
不思議なもので三文字がわかると、
「SEKISYA!」のかすれた文字も「下久保」としか読めません。
ネットで検索して地形や風景を見ると、
小さな建物が若干増築されていたり、
ペンキを塗り直しているところもありますが、
まだまだ当時の雰囲気を保っていました。
ここで間違いないです。
バスを降り、少し歩いてダムが見えてくると、
その先にはギャバン第8話で原寸サイバリアンが走り去るS字カーブがありました。
ダムの入り口への道では、
ジープで去る烈を小次郎がバイクで追いかけるシーンが撮影されています。
メタルダーでは妹尾洸氏と榊原伊織氏がメタルチャージャーに乗ってやって来ました。
ここに立ったときには感激しました。
遙か彼方には見覚えのある建物が!
左右で手すりの形状が違うことにも特徴があります。
ちなみにここは烈がオートコントロールのジープを走らせる場所です。
超電子バイオマン第7話、第8話でも撮影に使われていました。
急いで奥に行きたい気持ちを抑え……
余裕を持って振り返ると、
立ち去ったギャバンは烈なのではないかと疑念を抱く小次郎の後ろに、
ジープで烈が現れる場所があります。
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