診断する時に前もって次のことを確認して下さい。 |
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電気系統は正常に作動しているか?
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A |
点火時期調整が正常になされているか?
(バキュームホースを外してエンジン回転し1,000rpmで正規より2〜3度高い点火時期に調整して下さい。)
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B |
車種・排気量とキャブレターサイズのマッチングは適切か?
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C |
セッティングの内容は適切か?
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D |
エンジンが暖っている時の症状か?冷えている時の症状か?
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E |
アクセルを急に踏んだ時の症状か?ゆっくり踏んだ時の症状か?また、その時のトランスミッションのポジションとエンジン回転数は?
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F |
エンジン改造の有無とその内容(ウェーバーキットはノーマルエンジンを対象にセッティングされています) |
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トラブル |
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症 状 |
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原 因 |
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対 策 |
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アイドリングが不安 |
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3000rpm以下で不調 |
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冷間時は、さほとでもないが、温間時は症状がひどい。 |
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アイドルスクリューの戻しが合っていない。 |
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完全に締め込み、3/4回転もどした付近で円滑に回る所を選ぶ。 |
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アイドリングジェットのサイズが大さい。 |
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アイドリングジェットのサイズを下げるか、Fナンバーでエアホールを大さくする。 |
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温間時は問題ないが冷間時はエンストを起こす。 |
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スロー回転が低すぎる。 |
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スロー回転を1000rpmにする。 |
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片方のキャブレターからバタバタ音が出る。 |
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キャブレターのバランス不良。 |
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シンクロテスター等を用いてバランス調整を行う。 |
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スロー回転にもどるのに時間がかかる。また、早くもどった時はエンストする。 |
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スロットレバーのゆるみ。 |
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スロットルレバー関連の点検・調整。 |
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アイドリング及びスロー調整。 |
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空吹かしをするとマニホールドガスケット付近から音が出て時々火が見える。 |
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マニホールドの取付不良。 |
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マニホールドの増し締め。 |
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ガスケットの不良。 |
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ガスケットの交換。 |
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急発進すると問題ないが、ゆっくり走ると症状がひとい。 |
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アイドリングジェットのマッチング不良(ガスか薄い)。 |
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アイドリングジェットのサイズを上げるか、Fナンバーでエアホールを小さくする。 |
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急発進すると問題がないが、ゆっくり発逢するとプラグがカブリ、煙も出る。 |
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アイドリングジェットのゆるみ。 |
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アイドリングジェットの増し締め。 |
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アイドリングジェットのマッチング不良(ガスが濃い)。 |
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アイドリングジェットのサイズを下げるか、Fナンバーでエアホールを大さくする。 |
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アイドリングは安定しているが、発進時に息をつく。 |
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冷間時にひどく、温間時にも少し症状が出る。 |
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加速ポンプジェットのマッチング不良(ガスが薄い)。 |
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加速ポンプジェットを大きくする。 |
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冷間時より温間時になるにつれてひどくなる。 |
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加速ボンフジェットのマッチング不良(ガスが濃すぎる)。 |
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加速ポンプジェットを小さくする。 |
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ローからサード位までは良いがトップで極端に悪化する(失速する) |
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燃料ボンプの吐出量不足。 |
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吐出量点検、ポンプ交換 |
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フロートレベルが低すぎる。 |
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フロートレベル調整。 |
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プラグが1本失火しているような症状を起こす。 |
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エマルションチューブのゆるみ。 |
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エマルションチューブの点検・調整 |
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エアークリーナを取外し、インナーベンチュリーストッパー用Oリングの有無を点検・調整。 |
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インナーベンチュリーの座りの不良。(40DCOEでエアークリーナー取付車) |
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インナーペンチュリーの取付不良。(45DCOE取付車) |
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インナーベンチュリーの取付点検・調整。 |
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空吹かしは問題ないが走行すると、5000rpm以上回らない。 |
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メインジェットが小さすぎる。 |
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メインジェットを大さくする。 |
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エアージェットが大さすぎる。 |
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エアージェットを小さくする。 |
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空吹かし、走行とも5000rpm以上回らない。 |
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メインジェットが大きすぎる。 |
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メインジェットを小きくする。 |
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エアージェットが小きすぎる。 |
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エアージェットを大さくする。 |