TOYOTA S800



第1章 ITO師匠が行った軌跡を辿る。

初めに
 発端〜

S800があるよとの事で見に行ったときに写した時の物です。
ITO氏がS800を手にした発端は、、 私にあります。(き、き、貴様か〜)

実を言うと偶々なのですが放置されてたS800を見つけて持ち主の方に話をして、、 初めは私が買い取ろうかって事で進めたのです。
当時、保管場所の問題がありましてITO氏にバトンタッチした(押しつけた)訳でして、その後も500の板金だのと手を煩わせてレストア開始を遅らせた張本人も私なのです。(負い目を感じるっす。)

記載されてない部分
 エンジンの作業内容での未記入について
洗浄開始
つ・ついに洗浄再開である・・・S800のエンジンパーツのですよ、洗浄剤を入れる容器も新たに大きいのを購入〜
(この前まで使ってたのは・・・ヘッドがちゃんと沈まなかったのだ)

年末〜年始と漬け込んでいた部品を水洗いしエアブロー

次の部品を・・・もう一個のヘッド・・プッシュロッド、バルブスプリングにバルブ・・・カムシャフトにストレーナー・・・ピストン・・ラッシュアジャスター・・・
ヘッドを洗浄液の中でブラシで洗うが・・・なかなか思うように汚れが落ちてくれない・・????
この洗浄液、即効性は無いのだ・・・つけ込めばいいのだ・・・
サンドブラスト
長い間漬け込んだヘッド・・・・画像では綺麗ですが・・・ ポートにはカーボンが・・・まっ、灯油とかよりかは良くとれますね

上がブラスト後・・・下がブラスト前・・・・・ いや〜加圧式のサンドブラストの効率のいい事・・・ブラストメディアの流量が吸引式に対してはるかに良いです・・・
ヘッド加工
拡大図・・・

どんなにメンテナンスに気をつけてても
エキゾストバルブです・・・
デポジットって言ったかな・・・燃えかすが付いてましたが・・・磨くヤツで掃除

バルブフェイスはど〜しょうもありません・・・ヘッドのOHは有る程度走ったら行ったほうが良いでしょう〜
こちらはインテーク側です・・・

吸入する方ですのでさすがにカーボンの噛み込みは有りません。

で・・・INバルブ・EXバルブとも・・・バルブフェースグラインダーって言うヤツで修正します。
EX側です・・凸凹がなくなるまで削ります
IN側・・・
こちらもやはりフェース部には段付きがあり・・・削りました。

あと・・・ヘッドのポートの掃除・・・リューター使用・・ブラシ付きシートリング回りの段付き修正・・・こちらは、切れるやつ
(まっ、普通に組むつもりですので・・・鋳型のバリをちょっと取ったって感じです・・私が若カリし頃はペーパで仕上げてましたが・・)

さて後は・・バルブシートのカットにバルブのすり合わせです、シートカットはワシには出来ません・・・
サンドブラスト
エンジンカバーのサンドブラスト
ブラストした部品は〜錆びないように・・・黒の缶スプレーをパラパラと吹きます。

錆びないだけの塗装ですから、部品を全部ブラストし終わったら・・・ウレタンの黒で綺麗に塗るつもりです。
ヘッド加工完了
フェース部に線が付いてるでしょ〜これが・・・バルブシートとの当たり面です・・・

これがあんまり広すぎると、カーボンを噛んだりして良くありませんのよ。
リングにも同様に線が付いてるはずなんですけど・・・
シリンダも結局ブラストしてしまいました 

これも錆びないうちに塗装をしなければ、シリンダ内は錆びなかったです・・しかしま〜シリンダの錆びが落ちにくいこと・・・
ファンシュラウドは簡単に落ちたのに?

これは、ワシが思うにシリンダーが鋳鉄で出来ておりそのため表面が粗い・・それがさび付いてるものだから・・・凹んだ所が落ちにくいと思われます・・・
はい、これ・・スタットボルトリムーバ?ってのかな?

回すと自分から噛み込んで、スタッドボルトをしっかり固定します。(一本は固かったのですが、他のヤツは簡単に緩みました)

ダブルナットよりははるかに効率的です・・・小さいボルトは無理みたいですがね
部品の塗装をしょうかと思っていたのに・・ダメっす、とりあえず、残ってたシリンダーをブラストし次ぎの作業に取りかかります

クランクケースの洗浄です・・ところが・・クランクケースが・・・洗浄液の容器に入らない〜 ん〜スタットボルトがじゃましてる
そこで、ストレー○で前もって買ってきてた・・工具の登場です
9
綺麗になったでしょ〜でもさっぱり艶が無い・・・コンクリート打ちっ放しの感じ
クランクケースです 横にしても半分しか浸からない
洗浄剤は不思議な液体と化してます?ドロドロ〜

この洗浄液は良く落ちますが・・、即効性は無く・・・浸けておかないと汚れが落ちません
クランクケースの洗浄といきましょう

さすがに、放置プレーのかいがありケース内のカーボンはとれてます

泥汚れは無理ですね〜それに錆びた所も・・アルミのあの粉を噴いた感じのとこ

ワイヤブラシ・真鍮ブラシ・ナイロンブラシを総動員してゴシゴシゴシ・・・

この洗浄液、即効性があれば言うこと無しなんだけどだいぶ綺麗になったでしょ

それにケースの中は・・・こんな感じです・・

ケースもブラストする事になるでしょう・・・が・・・マスキングがめんどくさそうですね
ディスビの画像を・・・
オイルポンプ
セルモータ
ケースもこんな感じです
   
 

 

 


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