オルタネータ補修.


 

  ベアリング交換
オルタネーターの組み替えというか、ブラシの交換と前後のベアリングの交換ですね。

マレリー製のオルタネーター用のブラシは電装屋さんに持ち込むか安く上げたいときはトヨタのフォークリフトのブラシと同寸です。
(部品番号) → 27371-31011  + 半田付けね。
難敵なのはベアリングですね。

強制ファン側が
(1).外寸40mm 内径17mm 厚さ14mmかな? 
プーリー側が  
(2).外寸35mm 内径15mm 厚さ14mmとなってます。

品番が読めるけど
(1).「52202-2R51/SKF」 スェーデンのメーカーですね、、 わかんねーってば、、 
(2).、、、、 読めません。(断念〜)

近頃は便利な物で寸法が分かれば国産メーカーのベアリングと相互交換出来ます。
便利なサイトはこのサイトでして寸法が分かれば国産の数社のベアリングのどれが使えるか分かります。

http://www.calsmall.ne.jp/nskCat/tocf_nsk.htm

コツとしては厚さは薄い分は大丈夫って事です。

まずはNSK(日本精工)で調べます。

(1).6203VV 外寸40mm 内径17mm 厚さ11mm

(2).6202VV 外寸35mm 内径15mm 厚さ11mm

にて適用〜

※ 調べ方

CAD図面検索をクリック 確認した様に「軸受」とメーカー(日本精工/NTN/光洋精工)のいずれかを選択しカテゴリー指定では「深溝玉軸受」を指定、選択検索(GO)をクリック!!
寸法を打ち込むと該当品番とCAD図面が出てきます。


NSKが在庫で無かったのでNTNで前後分〜、、

ベアリングの組み替えじゃ〜 とばかりにベアリングを当ててみたら、、 ヌルーって感覚でスルスルと入っていく(目が点) ありえん、ありえんのじゃー(戦う戦隊とは違います。)

普通ならば当ててからカラー部分に抜いた廃棄分のベアリングとかを当ててから叩いて圧入するのです。

部分的に力が加わらない様にするのと直接は叩かない様にするのはセオリーです。(コマを当てたりします。)

これは何にしても同じで、ボルトの先を叩かないこと。
最悪で叩かないといけなくなったらナットを締めてからやる。
(ねじ部は簡単に変形するものです。)

ブラシはまだ長さがあったのでメンテナンスのみで再使用〜 ベアリングは前後交換ですが厚さが多分ですが6mm薄いのかな、、、、

ベースにした分がかなりの量の鉄粉を吸い込んでいた様子でして出来る限りの除去とエナメル塗料で少しだけ補修〜 フィールドコイルの少し歪んでた所を紙ヤスリで整えての借り組みです。(最終的には使う段になって微調整ね。♪)
にょー ホルダーとか半月キーも揃ったので一時保管っすかね〜。

で、、、、 1個部品が余った。(丸いリング上の奴/お約束)

なんじゃ これ。(誰か分かったら教せーーーて)

しかし、、 構成が分かてる分は簡単なんだけどな〜、組み立てるの。(成るようにしか成らないから(笑))

ジェネレータープーリー用ハブを取り付ける際に守らなければならないことがあります。
ナットをきちんと締めるって事です、何故にこの事を書くかと言いますとトルクが甘い場合にチャダが発生して半月キー部分が甘くなりまして最悪、、 ハブごと削れてしまうのです。
(何故にハブが鋳込みで作られているのかが摩訶不思議〜 削り出せって〜)

この症状が出た場合はかなり高い打音がしますから即エンジン停止〜 確認が必要でして軽い段階ならボルトを締めるだけで済みますが症状が進むと手が付けられなくなります。
(叩く音が聞こえる場合はエンジンを停めよう。)

何でこんな事を書くかというと、ベアリングの厚さが両方で6mm薄くなったと書きましたが、このままの状態で締めるとフィールドコイルの軸長さの関係から3mm引っ込みますから締めてもトルクが掛からない状態に落ち込むからです。
オルタネーターの基準点はオイルフィルタープーリーのベルト位置が基準ですから、そこを基点として考えます。

(この記事を見て、おれも〜ってベアリングを換えた場合は(国産に)調整用のシムをどうにかする必要があります。)

ベアリングを日本製に交換した為に3mmの隙間が発生したことは前に書きました。

元々が・・・・
SKF 品番が「52202-2R51/SKF」

外寸35mm 内径15mm 厚さ14mmとなってまして、交換したベアリングが以下の型番です。

NSK(日本精工)で6202VV

  外寸35mm 内径15mm 厚さ11mm

調整用のシムを削りだして作ります。
(内径15mm 外形20mm 厚さ 3mm)

初めはワッシャー等の流用を考えたのですが硬度的にもワッシャーは軟鉄ですから締め込む圧にまけて変形する可能性があります、ならばステンレスと考えたのですが適当なサイズが無いのと15mmの穴をあける手間を考えると初めから削りだしの方が気が楽です。(もはや変態の所行〜)


長さ調整のカラーを作る?

普通は作れるわけがないですよね、で、、 色々と代替出来る物は無いかなと探してみてたのですがありますね。

電気丸鋸用の修正ブッシュです。
価格は1枚が100円程度ですしワッシャとかを改造するより初めから精度が出ていますから3mmの修正をしたいのなら3枚づつを重ねると済むという勘定になります。

写真の分はと言うと「電気丸鋸用の修正ブッシュ」

商品番号BE-6 内径が15mmでしてちょっと大きめのディスカウンターに行けば置いてあると思われます。

取り付けると下のようになりまして、軸上に3mmかさ上げした形です。



これで軸の(フィールドコイル)でのズレは取れたわけで後は組み立てて完成です。




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