良く聞く話でございます。


 

  某年11月13日
※ ブローさせて緊急停車の図(先週買った3角の警告ベース?をさっそく使用する。(涙で前が見えないの・・・・))



だーーーーーーーー エンジンをブローさせちゃいました。(泣)

ツーリングの帰り、高速道路上で4速で4000rpm/100キロにて走行中(無茶して無いよ)、ひる とエンジン出力が落ちブローバイからオイルと白煙〜 

こっ、これは段落ちかバルブが逝ったか・・・・ どっちに転んでもオイルがシリンダー内部まで廻ったようです。

   1.白煙(シリンダー内部にオイルがはいった。)

 2.ブローバイからオイルを吹いた(圧がタペットカバー内部に掛かった為に)

 3.ガチャガチャ音はしない。

 4.試しにクランキングしてみたがクランキングする、その際にブローバイホースより白煙が出る。

 5.片方で発生している様相〜


高速道路上ですから怖いこと怖いこと〜 びゅんびゅんと横を車が走っていきます、まだ緊急停車するスペースがあったから良い様な物のこれは洒落じゃすまんですね。

積車に乗ってたマエストロ氏が合わせて止まってくれたのでまだラッキーか、、 レース用のパンダを積載してるので一回降ろしてから迎えに来るって事で緊急の連絡も考えてリアに携帯番号と「故障中 すぐに取りに戻ります。」と書いた白紙を貼り付けて鳥栖まで向かいましてとんぼがえりで取りに行ってきました。

後は自宅まで積載で車を載せてもらい帰宅したのですが、、、 どょ〜んです。

はーーっ(溜息)す、本日は寝ます!! へたれてしまいました。
取りあえず原因の究明ですね。(どこがどうなってるんだか・・・・)

多分ですが抱き付いてます。(多分ね、、) 段落ちって何ざんしょう?

500の場合はピストンにリングが3本はいってますよね、そのピストンリングが掛かっている溝が破損してしまう事です。

抱き付きってのはオイルが廻りきらずにシリンダに固着しちゃう事です。
双方共に大体の場合はピストンとシリンダーの双方にダメージを残します、軽いケースだとボーリング屋さんに持ち込んで研磨してもらってからオーバーサイズピストンを組む込んだり、傷が深い場合は丸替えですね。
エンジンをバラし始めまして、結果は見たとおりに完全に逝ってます。
指の腹でなぜてみて傷の具合はまだ軽傷のようですからボーリングに出してオーバーサイズを組むか、、 いっそのこと別ので組み替えてしまうか、、 取りあえずボーリング屋さんに持ち込んでみます。


シリンダーとピストンの具合はこんな感じです。

シリンダー側は見た目より傷が軽いようですが、、 研磨してどんな感じなのかが問題ですね。
往々にして1回やらかすと再使用の場合(オーバーサイズ組み込み)再発する確率は高いみたいですから、、、、 後は価格の問題か〜〜〜(悩)
取りあえずエンジンを降ろしちゃいましょう。

昨日の時点で落っことしたピストンピンのクリップの捜索もかねてです。
この辺は楽勝なんですが、、 なにせ持病の腰痛が・・・・ そんなもんだから小さく分解〜 軽くする作戦です。

この辺までばらせば持てるのだ〜 わはははは〜

どうせバラすのならば気になってたスタータのブッシュ交換と前回組み立てたオルタネータにすげ替えちゃいましょう。
(よせばいいのに切れてる脳味噌だから1で済む仕事を2とか3に増やしてしまう。)

そう言えばヘッドの写真は見せてませんでしたね、、、、 こんな感じです。
外見、意外とまともなんです、バルブ廻りはまだ調べてませんがね。
疑う時はトータル的に疑う 灰色は黒です、だからくみ上げ時は別のヘッドを載せてこのヘッドは確認後にしか使わないようにするつもりです。
バルブ廻りはノーマルですからビックサイズへの入れ替えも視野に入れてメンテするつもりです。
この状態では見れないのですがイン側かをリップタイプに変更してガイドも国産の別物を使ってます。

この辺は後日に紹介しますね。

部品も揃って組み始めます。

126のピストン形状もほぼ同一でしたしピストン重量で10gの差なので・・・・ んーーー まぁ良しとします。
組む上でラッキーだったのがだいぶ前に同一メーカーシリンダー(650cc)を予備用で1機分持ってた事でスカート部分を読むと94年製造でして私が今まで組んでるのが95年製です。

ついでと言ったら変ですがコンロッドも交換し、ピストンを組み込み、クリップも取り付けます。
前回のへまを繰り返さないように今回は落とさないようにタオルで落下防止のふたをしました、ここまでは良い、、 ここまでは、、

しーかーしー アントニオ君(イタリア人はアントニオっす。) 何故に1年しか違わない同じメーカーのシリンダーのスカート部分の径が何で違うの? 
しかも100分の10ミリ単位ででかいぞ〜 おのれ〜 この野郎〜 とほほ・・・・

はいりません、、、、 ほんの少しの差ではいりません。

侮れませんイタリア人。

力尽きました。(マル!!)


ちょっと考えた、、 シリンダの1番側と2番側をすげ替えてみたらどうなんだろうかって、、

まずシリンダーを入れるって事を考えて邪魔なる分を取り除きます。
この場初は最たる物はスタットボルトが計8本〜

そんでもって少しこねながら入れてみました、、、、 なんとはいる?(何故?)

むふふふふ〜 行け行けGOGOモード発動〜 テンションが上がった時に一気にたたみ込むのだ、、、、

バンバン組みます、ドンドン行け行け〜

灰色は黒だって言ってたのですがヘッド・・・・ どいしょうか、、 別物入れるとなると別の1機をバラす必要が出ます、、 取りあえず組んでみるかってんで組み込み〜 エロエロ取り付け、載せ載せ〜 配線配線〜 
時間を見ると朝6時半? 徹夜しちまったよ。(写真は組み終わった直後)


始動テストは皆さんが起きた7時半か、、、、 ここで寝たらーーー 起きないから風呂はいって飯を食うと、、、、 栄養ドリンクチャージ!! この時点で25時間起きてる勘定〜

いくら何でも廻りが住宅街だからね、動かしたら怒られそう。

昨日の続き〜

エンジン積んだぞ、配線したぞ、、 よしゃいいのに全部組んだぞ、、、

で、テストモード〜 エロエロ確認(ガソリンとかオイルとか電気とか/始動させる前にちゃんと動くか来てるかを再確認するのだ。)

そんでもって始動試験〜 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 掛かった。






でも、音が変? 煙?(すぐに停止で確認〜)

2番のプラグがオイルに浸かってる? 何故?
写真見てもらうと分かるのですがオイルの入ってる2番側は新品のピストンでもちろんリングも新品ですからオイル上がりってのは考えにくいのです。
せっかくここまで組んだのに、、、、 仕方がない、ヘッド降ろすかってんで降ろしてみた。


やっぱり、灰色は黒です。(泣)

バルブガイドかに決定的な破損かが発生してるのかな? オイルが降りてきてる様相〜
(抱き付きだけど広範囲でダメージが出たようですね、、 こりゃ〜 甘かったか?)

でも、オラまけねー

すぐにヘッド交換作業開始〜 時計を見ると3時10分也。

でまたまた確認(それまでにプレッシャスイッチ換えたり、タペット換えたりと壮絶〜)、 機関OK〜 再始動〜

ははははははははは〜 廻る。

「カ・カ・カ・カ・カ・カ・カ」 またまた変な打音〜(エンジンの回転を上げるとする。)
ただしアイドリングは意外とスムーズ? プラグを抜いてみてもOK、ハイテーションコードを代わる代わる抜いても異音はする、、、、 切り分けでオルタを切っても同じ、、、 聞いていて段々と麻痺してきた。

駄目元で少し走らせてみる。

何か変にトルクがでかい、、、、 音も農工用のエンジンの様な音、、、、 走る。

タバコを買ってすぐ戻りタペット再確認(今日は何回タペット調整したか覚えてないくらい合わせたよ。(笑))

打音は不吉なんですよ、実際、、、、

考えられる線はコンロッドとクランクシャフト/クランクホルダーか、、、、(正確に組んだから腰上は問題なしと判断)

泥沼か〜〜〜 (この時点で6時ぐらいか、、今が9時38分だから1日半以上は寝てないか〜 。)

取りあえず126エンジン搭載計画発動〜 スタータがね、、 取り付け口が形状違うからすんなり着かないの・・・・ どうにかしないとね。


どうもいけません、、 異音ですね〜 要因って何ざんしょ〜?。

考えつく部分、聞いてみて教えてもらった部分と言うのが以下です。
  1.コンロッドのビックエンド部のメタルにガタがきいてる、ネジの締め付けトルクが甘くなっている。

2.クランクホルダ(クランクシャフトを支持している所)に割れかメタル部分が踊っている。(これは過去に1回経験済み)

3.ピストンが左右に振れるかしてシリンダー内壁に当たっている。

4.バルブが当たっている。(これはピストンと)

5.タペットクリアランスが適切でない(隙間が0.15mm)
んーーーーーー


取り合えず、オイルを抜きまして、オイルパンを剥がして(剥がすのに1時間かかった(笑))裏側からコンロッドのネジを緩めてメタルの確認をしてみましたが、、、、 荒れてないし締め付けトルクも適正のようです。
(ネジを緩める時とかにトルクの掛かり具合が分かります。)
確認後に3.3kgで締め付け直しまして元に戻しましたが、、ここではなさそう〜 1.は消えました。5.も無いな〜 ・・・・ 後は開けてみないと分からないや、、、、 多分ですがテスト稼働した時に痕跡が残ってる筈なんですよね。

明日はヘッドをめくるか、、、、、、


本日はシリンダーまでめくってから打音要因を調べようと組んだエンジンを再度バラしました。(取りあえずシリンダーを抜く状態までね。)
疑うって事で計測と叩いた痕跡も調べます、、 で、結果論的に言うと「私の目はふし穴」っー事で結論〜  初めから計りながら組めよって事です。
 
94年製のノーマルシリンダーと言う事で数年前に買ったシリンダーなのですが再計測を明日朝でも再度しますがオーバーサイズのシリンダーであると判明〜
(脳味噌がそうだと信じ切ってるから疑いもしなかった。)

74年製シリンダーの前の持ち主「ポルスキー」はやっぱり抱き付きか段落ちかをやらかしてボーリング屋さんで削ってもらってるわけですよ、、 多分ですが+.4mmですか、、 ピストンがSTDですから当然に隙間が出来ます。
その結果で踊るんですねシリンダー内部で・・・・ その音です「打音」は、、、、

シリンダーに合わせてオーバーサイズピストンを持ってくるか、ピストンと合わせて買った126シリンダーに下駄を履かせてつじつま合わせをして使うか(1cmのスペーサーを作る)、今回破損したシリンダーがホーミングレベルで使えるならそっちを使うか、、、、 3者択一ですね。

取りあえず126エンジン搭載計画発動〜(ピンチヒッターは126/600ccエンジンさ!!)

終わったかって?
終わってねーよ〜 (すでに半壊〜 脳味噌が壊れ掛けてます。(笑))

いんゃー 126のエンジンに載せ替えてから取りあえず動かす!! そっちの方向で行くはずだった、いや、行きたかったので本日は組み替えも含んでエロエロやりました。

登場するのは126エンジン(600cc)・・・・ ここ数年でちょっぴりちょっぴりと部品を集めて組んでいたヘッド以外は新品!! 新品!! 1回も火を入れてない奴なのです。

Rの前期型だな。(30年前の新品)



世の中甘くない、、、、(お約束)

しかし、リアルタイムで組んでる私ですが、、、、 今回は本当に取りあえずでも動くと思った!!

なぜ?(動かないの?)

エンジンは良いのです、ミッションも出来上がってます。
では、何故?

ミッションを載せる段階まで行ったのです(エンジンは構成がほぼ組上がってる。)。






ドライブシャフトが長いんでやんの〜。

これ真面で126のミッション(Rじゃないよ。)でやんの、だからドライブシャフトが長いの・・・・(恥/本人Rミッションのつもりだった。いゃ、Rだと思ってたのだ。)

1.破損したシリンダーを1回ボーリング屋さんに持ち込んでみる。(軽いホーミングで済めばめっけもの〜)

2.1.で駄目だった場合にスリーブの打ち換えが出来ない物だろうか?

3.ドライブシャフトを110Fミッションから126ミッションへ移植を掛ける。

4.110Fのミッションに126Aのデフケースのみのコンバートを行い、126エンジン+110Fミッションをつないでみる。

5.ピストンと同時に買ったシリンダ(これは126Aの650cc)に下駄を履かせて(1cm)つじつまを合わせて使う。


   なものか、、、、、、

何か泥沼〜
いんやー なんか迷宮です。(自業自得なんだが、、、、)

今までのミスって言うか間違いって言うか、、 集積された諸々が一気に来てる気がする。
そもそも、シリンダーがオーバーサイズでなかったら故障後の1週間でリカバリーは終わってる勘定なんだよね。

こんな時は1回リセットして元に戻るって必要です、テンパってあれもこれもってやると収拾が付かなくなりますからね。(もうなってるって(笑))
しかし、ここの所、、出費がでかいっす、また 以前に変な物買っちゃうしですね。(笑)

本日はと言うと前回の模索で上げた1.と2.の確認です。

 1.破損したシリンダーを1回ボーリング屋さんに持ち込んでみる。(軽いホーミングで済めばめっけもの〜)

 2.駄目だった場合にスリーブの打ち換えが出来ない物だろうか?
結局、シリンダーの側面の状態に気を取られすぎて他の方に見てもらってない・・・・ ボーリング屋さんに持ち込んでみましょう。

側壁部分を見てもらうのとスリーブを打ち直す事により再生が可能かを探る目的だったのですが、あっさりとホーミングしてみるよ、1/100mm程度削るけど(薄皮1枚)って事で夕方には完成(シリンダー)料金も\2100円〜(佐○ボーリングは早い)

夕刻に受け取ってきましたが薄く縦傷は残るものの再利用は可能との話〜 但し、ピストンは新品を入れる事〜!!だそうでして夜に組んでみたのですが多少ガタが・・・・ 試しですがこのまま立ち上げてみて異音がなければ仮ですが発進ですゾ。
本日も9時から本組み開始〜 (飽きないねって言わない様に、、)

取りあえず組み上げまで完了してしまったのだけど、今回は分解しすぎちゃって戻すのに大変だった(ミッションまで降ろしたし、一部126エンジンに移植したからね。)前回から気になってたオルタネータも手直し入れた奴に交換、ミッションを戻すのに一苦労して大夫時間を無駄に使ってしまった。
仮起動でエンジン音だけ確認して打音がしなくなったから良しってことで明日が微調整かなって、、、、

弄りすぎて完全に別物みたいになっててえらく使いづらいって言うか摺り合わせが必要な様でして多少気になる部分もあるからそこの訂正も兼ねる予定です。

当分は慣らしもいるだろうし大変じゃ〜
「永遠の未完成、これ完成なり。」 何て事を言うらしい、500に乗ってて真面だよねって思ったりする。

本日は最終調整(110エンジン集結編の、、)と言う事で昨日と同じく朝は9時から取りかかったのだが、ある程度の回転域だとスムーズなのにアイドルレベルだとストールするって事が頻発〜 それも同一条件で変わってくる。(明らかに変〜)
車は燃料を飲み(ガス状で)、圧縮し、点火する事でパワーを出すわけで1カ所でも調子が悪いと変になってしまいます。

圧縮系は大丈夫でしょ〜(やや不安)、残るは燃料系と点火系って事でプラグを外すと1番側が黒くかぶっていた。(点火不全?)
2番を見てから番数を1個上げて(BP7HS)ハイテーションコードのプラグ側をかしめてみる、キャブは2.5回分開けてから調整〜 アイドル安定で完結!!


歌ってる様に聞こえる。(ル・ル・ル・ル・ルってね。)
ロマンチストでも何でも無いんだけどね、そんな感じに聞こえる。
この1瞬が楽しみたくてエンジンを弄ってる様な物でして、組み上げた物が考えてた通りに稼働する、、 脳内にアドレナミン全開〜 

いんやーーーーーーーーー お疲れ様でした。(ちっと疲れたよ。)

1週間で完結させるって大口叩いて2週間掛かってしまいました。
エンジンは3回以上は載せて降ろしたし、、 まぁ、納得出来たから今回は良しとするか〜


宿題って言うか、課題は残すものの終わらない仕事ってのは辛い物です。

この後は126エンジンを仕上げる方向に持って行ってから、剥がしたオルタの整備調整とスタータモータのこれまた整備調整〜 500に乗ってる限りは永遠に終わらないです。

でも、オラ負けね〜(笑)

うひゃー 馴らし500kmぐらいは大人しくしておかないと、、、、


で、、 昼過ぎ、、 工具積んでちっと部品積んで100kmほど馴らし運転で県内さまよってきました。 ネジ類もどっちゃり〜(笑)

もう少し手を加えた方が良いのかな・・・・ (調整ね)

感想としてはリセットされたかやたらにトルクふるで、、 あー 踏み込みたい〜 ええ感じです。

途中でスピードメータがピンピンと踊り出したので道ばたに車止めてメーターケーブルの取り出し口に差し込み直し(世間から見ると異端者か・・・・ それとも車にひかれた様に見えるのか・・・・) ジロジロ見られたけど、、直ったから”良し!!”


やっぱり忘れてた〜 って何かというとヒーターダクトを繋いで無い!!。

なんか寒いのね、、 いくらヒーターの利きの悪い車でも多少はホロ温い風が出る物でして、ここ数日朝方寒くてですね。

ありゃ、着けてないや、、、、 本日、通勤しながら思い出しちゃいました。





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