ABOUT氏の小部屋.
FIAT500R.
5.其処にいる。
これは我が実子の話です。「もう無いですけどね・・・・」 と、氏はことわって話し始めました。
住んでる家は2階立てで2階はと言うと子供部屋だったんです。
その日、嫁と二人で玄関に偶々立ち話中に2階で子供の話し声がしたんです。
(子供部屋には子供が1人で遊んでいる筈でしてすでに夕刻を廻り、子供の友達の靴もありません。)
嫁と2人で聞き耳をたててやりとりを聞いてみると「もう遊んじゃらん」とか「すかん」とか言ってます。
ガタンって物を投げる音・・・・・・
何だろうかと2人で2階へ上がりました。
部屋のドアを開けると子供がミニカーで遊んでます、物音はミニカーを投げて壁に当たった音のようです。
私 「なんばしょっとや〜」
子 「・・・・・・・・・・・」
私 「壁に投げたらいけんでしょ〜
子 「ばってんがばーちょゃんがミニカーで遊んでくれんと・・・・」
祖母は数年前に亡くなっていますし、住んでるココは実家から離れてますからあり得ないことです。
私 「ばーちゃんっておらんめーもん」
子 「ばーちゃんとミニカーで遊ぼうって言ったけど、ばーちゃんが「わたしは体がなかけんミニカーじゃ遊べないって言うと・・・・」」
"絶句"
子 「そこにおんしゃるよ」
私はその後なーんも言えませんでした。(子供って見えるんですかね)
その後も相変わらず盆が過ぎるまで見えてた様です、盆過ぎに玄関で手を振ってるわが子が「ばーちゃんがもう帰るけんとの談」、ああ〜帰っちゃったんだな・・・・ って思っちゃいました。
ただ、2階の天窓に向かって「出て行けー」とか偶に言ってましたし(これは何なのか?)、今になって聞くと憶えてないらしいです。
え、仲介して話をしたかって? してないですよ〜 子供が1歳過ぎの時の話です。
戻る. UPDATE 02/09/27
Copyright (c) 1998 Kazuyoshi Asou. All rights reserved.