ときめきメモリアルドラマシリーズ vol.2
   彩のラブソング


 本編を知らない人にもプレイして欲しい名作、ときめきメモリアルドラマシリーズ(以下ドラシリ)の第2弾。 ヒロインは芸術家タイプの片桐さん。前作に引き続き、直球の青春ドラマです。
 主人公は校内でも人気のアマチュアバンド「彩」のギタリスト。片桐彩子との出会いをきっかけに、自分の曲作りに疑問を抱くようになります。 文化祭までに納得のいく曲を作り上げることはできるのでしょうか。
 『虹色の青春』の感想で書いたとおり、「プレイヤーを主人公に同化させる仕組み」が非常に良くできているドラシリ。 本作の主人公はバンドで演奏する曲の作詞・作曲も担当しているので、プレイヤーは主に作曲のミニゲームを通して彼にシンクロしていくことになります。 作曲といっても、もちろん本当のところはプロの方が作られた曲をなぞらされているだけなのでしょうが、不思議なくらい「自分の作った曲」という愛着を抱くことができるようになるミニゲームでした。 自分の作った曲について悩み、自分の作った曲をめぐってバンドメンバーと揉める……うーん、青春。
 「彩」のメンバーが全員本作オリジナルキャラクターなのも、新鮮で良かったと思います。ときメモだということをあまり意識せず、ストーリーに集中することができました。 というか、康司が好きだー!

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