怪盗アプリコット DC版


 全体的にはPC版とほとんど変わりませんが、さすがDC。グラフィックがきれいです。
 『怪盗アプリコット』についての全体的な感想はPC版のページに書いたので、そちらをご覧ください。ここでは、DC版の追加要素について語りたいと思います。個人的な好みから綾瀬君が中心になるかと(笑)。
 DC版では綾瀬君、草兄、満さんが攻略可能になり、それぞれCG、イベント、EDが追加されています。特に綾瀬君と草兄ちゃんのイベント追加量はものすごいので、DC版では5人のターゲットよりも存在感があるかもしれません。サブキャラ3人が好きなら買いですよ。
 PC版では元気君が一番だった私ですが、これをプレイして一気に綾瀬君に惚れてしまいました。だって、本当にかっこいいんですよ、彼! 包容力のあるいい男なのです。ずっと探偵クラブに勧誘し続けてくれるところが愛しい。でもって、あんずとの「昼は席が隣同士の同級生(しかも綾瀬君はあんずが気になる様子)、夜は怪盗と探偵」という もどかしくもスリリングな関係がたまらんのです。[ここからネタバレ]あんずは綾瀬君を好きになるにつれて、彼をだましていることに対する罪悪感に苦しむようになります。他方、綾瀬君はあんずへの想いから、アプリコットの正体に気付いていくのです。 そんなこんなでED、あんずは綾瀬君に正体を明かして謝るのですが、この辺の綾瀬君がとーにーかーくーかっこいい! なんともおっとこらしく、度量の大きさを見せてくれます。台詞もかっこいい! 「ああ、君にはすっかりだまされたよ」とか。ずっきゅーん、ですよ。 [ここまで]草兄ちゃん目当てに買ったDC版だったのに、まさかここまで綾瀬君にハマろうとは!
 ではその草兄ちゃんはどうだったかといいますと、ラッブラブでした。え、実の兄妹だよね、というくらいのラブっぷりを見せつけてくれます。[ここからネタバレ]EDは「妹離れできない兄と兄離れできない妹、もうしばらくはこのままで……」といった感じ。 しかし、これは「もうしばらく」なんてもんじゃないよな、きっとこの兄妹はずっとこうだろうな、という印象を受けました(笑)。[ここまで]ステキ兄妹です。 満さんシナリオもまたすごいですよ。[ネタバレ]愛の逃避行。[ここまで]切なくもロマンチックなお話です。
 このソフトのためにDC本体も購入しましたが、その甲斐があったと思える作品でした。ぜひ多くの人にプレイしていただきたいです。そして綾瀬くんに惚れてください(笑)。

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