ラグオルの秘密 pakku著 ハンターズは例外無くギルドに立ち寄った事があると思います。もちろん私もギルドにはお世話になってます。そのギルドの窓からはラグオルを見下ろすことができます。普段は何気なく見ているラグオルですが、よく見るとラグオルの雲が異常とも思える早さで流れている事に気づくと思います。これは何故か? 実はラグオルは自転をしていないと推測されるのです。でなければあの異常な雲の流れは説明できません。しかしながら実際にラグオルに降りたって見ると雲の流れを感じる事ができません。どうしてか? おそらくパイオニア1がテラフォーミング(母星の環境に近づく様に惑星環境を整える事)の際に空になんらかの方法で地表からは雲の流れを感じないようにしたと思われます。これなら地球に酷似していながら鳥と言えるものが存在しないのも納得がいきます。また、上記のことからラグオルには氷に閉ざされた場所が存在すると思われます。 次に原生生物達に注目してみましょう。すると、ほとんどの生物の足の指の数が3で統一されていることに気づくと思います。このことからラグオルの重力は0.9Gか0.8Gほど(地球の重力を1Gとします)ではないかと思われます。これなら体の小さいハンターズが大きな武器を軽々と振りまわせるのも納得できますし、走ってもほとんど息切れしないのも納得です。 フライアの一言(今回は一言じゃないし(^^;)
これは僕も考えたことがある事柄です。パイオニア2が静止軌道上に存在していれば話は割と簡単なんですけど、ラグオルの後ろに見える星々をみると、どうもそうではないらしんですよね。静止軌道って、惑星上から見れば止まって見えますけど、実際は惑星の自転速度と同じ早さで一定の高さを飛んでいます。だから、静止軌道上の物体から外を見ると、止まって見えるのは惑星の地上だけで、後ろの星々は動いているはずです。ちなみに、自転はその星が誕生するときからやっています。宇宙に存在するチリが引力によって集まっていき、恒星が誕生します。そして、その周囲でチリの分布にムラがあると、そこで惑星が誕生します。チリは渦を描くように中心に向かって集まっていくので、公転と自転の方向はほぼ同一方向で、公転軌道も同一円盤状にあることが多いのです。 で、この自転は様々な要因で変化します。地球も月のせいで徐々に自転スピードは落ちていっています。でも、自転が止まるのは50億年以上先の話だそうで、その頃には月も地球の引力から抜けてどっかに飛んで行っちゃってるし、そもそも太陽が寿命を迎えて肥大化し、その大きさは火星の公転軌道ぐらいになっているので、地球はもちろん火星までの惑星はすべて太陽に飲み込まれています。こうなったら、地球でも移民計画考えないといけないね。 実際に自転が止まるとどうなるのかは、さっぱりです(^^; 急に停止すれば、地上の物体はすべて東に向かってぶっ飛んでいきます。赤道直下ではその速度はおよそ秒速460m。時速にして約166km/hか・・・ 過去のラグオルで何かの原因で自転が急停止したとすれば、どこかにその痕跡が残っているはずです。ラグオルが地球と同程度なら、その時地上のモノが166km/hで吹っ飛んでいるはずだから。 ラグオルの自転が止まっているとして、問題となるのはパイオニア2はどうやって静止しているのか? です。静止軌道上にあれば遠心力と引力でバランスとれてるから、たまに高度上昇のためにエンジンをふかせばいいんですけど、ラグオルが自転していないのだから、遠心力は関係なくなります。ってことは、ずーっと鉛直方向にラグオルの引力と同じ力でエンジンをふかさなければ、ラグオルへ強制的に大気圏突入してしまいます。なんという燃料の無駄使い・・・ あれ、でもパイオニア2にエンジンなんてあったっけ? これもフォトンの力なんだろうか? フォトンって偉大だなぁ。 足指の数と重力についてですが、地球上にも偶蹄目では2本(ブタ)だったり、奇蹄目では1本(ウマ)だったりします。ドラゴンとかはかなり大きいですけど、地球にも昔は恐竜がいたくらいだから許容範囲でしょう。おそらく重力に関しては大差がないのかもしれません。まぁ、ドラゴンはあの図体で飛ぶんだから不思議だけど。 あ! ドラゴンが飛べるんだから、重力弱いのかも・・・ って最初からラグオルで生活していたら意味ないか。決定的な証拠かと思ったのに残念だなぁ・・・ あっ、ああ! もしかしてドラゴンってラグオル以外の惑星から飛来した生命体(これはこれで問題あるよーな気がするが)なのでは! それなら強引だけど説明できるかもしれない。 なんだか話が変な方向へ進み始めてしまった(^^; このことはドラゴンのレポートで考察してみます。とにかく、重力に関しては若干でも弱いという可能性が大きくなったのだ。 追伸 実際に氷りに閉ざされた場所は発見されましたね。変なドラゴンがいるけど(^^; 2001/04/16 受理 2001/06/10 掲載 |