ヒルデベア ヒルデベア・・・ 囲まれると死を覚悟するぐらい怖い生物です。ひ弱なフォースにとってはなおさらです。遠くからジャンプして登場。地面が揺れます。攻撃もダイナミックというか基本に忠実というか、その大きな腕で殴りつけてきます。これが当たり前だけどかなり痛い・・・ 本来はおとなしいヒルデベア
とにかくパワフルなヒルデベアは、大型のほ乳類とされています。ゲノムの調査によって得られた情報だから、間違いないでしょう。これはオフラインクエストの情報で、さらに本来はおとなしい動物であることも語られます。ここでは凶暴化の原因については考察しません。ゲーム中でも語られることですし、核心に触れることにもなりますからね。それでは、いつもの観点からヒルデベアを検証してみることにしましょう。ぱっと見は特に問題なさそうな動物です。最初は生物検証のネタにはならないかな、って思っていましたから(^^; けど、あの体の大きさに関して疑問が・・・ 木に登れない
体長は2m以上ありますよね。地球でもゾウなどは巨大ですから、この点に関してだけ見ればまったく問題はありません。しかし、ヒルデベアの生活様式を考えると、?マークが浮かぶんですよ。ヒルデベアは形態から推察するに地球の霊長類に酷似しています。まぁ、顔はコウモリっぽいですけどね(耳なんか特に)。ハンターズの斬鉄氏も「ドラミング(胸をたたく行動)」や「腕が足と比べて長い」ことから「地球のゴリラによく似ている」と当研究所に報告しています。確かに、ゴリラに似ていますね。では、簡単にゴリラの生活様式を紹介しましょう。ゴリラは雄を中心とした数匹の群れを作って生活しています。通常オス1匹、メス数匹という構成で、オスの子供は成長すると群れから出て自分の群れをつくります。昼間は地上で生活しますが、寝るときは木の上にベッドを作ります。腕が長い猿は樹上での生活が得意ですね。元々ヒトの祖先も樹上生活をしていましたが、気候の変化によって森林が草原になり、半ば強制的に地上生活を余儀なくされ、直立二足歩行を会得し、空いた両腕を器用に発達させてきたと考えられています。 ヒルデベアの生活圏もゴリラと似ているのなら、地上と樹上ということになります。けど、樹上は無理なのではないかしら? だって、ねぇ。いくらなんでもあの大きさじゃ折れるでしょ、木が。といいうことは、ヒルデベアの生活圏は地上ってことになりますね。・・・でもね、ヒルデベアの足を見て下さい。体に対して小さすぎると思いませんか? いくらなんでも地上で生活するにはひ弱すぎるでしょう。あの足でジャンプして登場・・・ 着地の衝撃を吸収できるのか、とっても不安。凶暴化していて本人は気が付いていないだけだけで、実はかなりの確率で骨折しているんじゃないだろうか・・・ 何を食べているの?
さらに、「臆病でおとなしい性格」で「向こうから襲ってくることはない」ってことから草食性、もしくは昆虫なども食べる雑食性だと思うけど、何で腕があんなに太いの? 肉食性ならエサを一撃で仕留めるためってことで理解できるけど、木の実や皮、小動物などを食べるんだろうから腕は長くてもあそこまで太い必要はないでしょう。凶暴化していない子供の腕もデカかったからね・・・ さらにさらに、口を見るともろに「肉食ってます!」っていう歯をしているし(草食動物の歯は臼のようになっています)。足以外の形態を見るとどう考えても肉食ですね。でもそうなるとパイオニア1の情報とは食い違ってきちゃうし・・・ うぅ、よくわからん!!超音波
こんなに手こずるとは思いもしなかったな(^^; コウモリヘッドモンキー、恐るべし・・・ あ、1つ気が付いたわ。あの耳はコウモリに似ているんだから、ヒルデベアも超音波を使っているんじゃないだろうか? なら、目はあまり良くない・・・いや、視覚と聴覚の2つの感覚を使って情報を手に入れれば、周囲の状況はかなり細かく判断できるな。この特徴は肉食草食どちらにも有利に働くから、食性に関する考察にはあまり関与しないけど(^^;火を吐く生物
実はまだあるのよ、これが。ヒルデベアって火を吐くでしょ。トライアルの頃は腹から氷の粒を出していたからね〜(^^; これよりは数百倍マシだけど、彼らの生活において火を吐く必要はあるのか?だって、火を吐く行為がその生物にとって有益じゃなければ、そんな構造ができあがるはずないじゃん。生物にとって火を吐く必要性とはなに? 相手を攻撃するにしても、それによって自分自身も相当なダメージを負う可能性のある火を吐く行為より、他のもっと安全な手段(爪とか牙)を進化させるだろうし。凶暴化によって会得した能力だとしても、かなり短期間で火を吐く構造が体内にできたことになる。じゃ、どうやって火を吐くんだろう、って疑問も出てくる(^^; この話は、ナノノドラゴなんかにも当てはまることなんだけどね〜。火を吐くって話は、いつか書こうと思っている「ドラゴン」でもう一度触れるつもりです。 BGM ・・・ LUNA SEA[ LUNA SEA, IMAGE ] and Hideaki Tokunaga[ call ] 2001/02/05 完成 2002/11/07 修正 |