学生最後の局巡りの日のこと

↑JR九州の電車(遠賀川駅)
↑折尾局。
 遅かれ早かれ、いつぞは「学生」というものを辞めるときが来るもので(留学とか社会人選抜 とかは抜きですが)私の場合は1999年3月が最終期限でした。2月末に卒業論文の発表をし めでたく卒業が決まってから、局巡りをできるだけやっていきました。そんな道楽もそろそろ終わり が近づいてきました。私は学生最後の局巡りを福岡で行うことにしました。
 ところが、前日になって風邪をこじらせてしまいました。熱も出てきてだるくなりました。なんと しても行こうと、医者にもかかって気合で治してやろうと必死になりました。それでも治ったのかどうか 解らないまま、臨時の夜行列車「ムーンライト九州」に乗って福岡に向かいました。翌朝、ぼ〜とした 感覚が残っていましたが、なんとかやっていけるだろうと思い、南下しました。
 この日の1局目は、佐賀県の鳥栖局。駅から数百m歩きますが、歩道にはサッカーボールを模した石柱 が続いていました。郵便の窓口は客が並んでいたので、風景印は貰いませんでした(勿体無い・・・)。 鳥栖からは来た道を戻ります。佐賀県はもう1局、基山局を訪問して終わりです。
 福岡県は、まず春日市の春日原局。JR線の春日駅から歩いて数分、10人くらい「待ち」が あったでしょうか。西へ歩くと西日本鉄道(西鉄)の春日原駅があって、その西鉄で福岡市の天神 に直接入りました。まず新天地局。1997年末の訪問ではチェックできなかった局、雑居ビルみたい な建物の2階にありました。川端の方へあるいて、この年のこの月にできた博多リバレイン内局。 「ショッピング・スポット」の郵便局です。で、JRの博多駅まで局を訪問しながら歩いて行きました。 この行為が後にアダとなったみたいです・・・。
 JR線を小倉方向に移動します。帰りも在来線普通列車を乗り継ぐ腹でいたので、東へ動いて 行きました。東郷駅の最寄りの日の里団地内局を訪問すると、局員が一言「お疲れのようですね」。 そりゃ病みあがりやからと思ったのですが、実は病みあがりでもなんでも無かったのです。1駅東の 赤間駅でも1局増やしました。次は海老津駅前の岡垣局。海老津駅が岡垣町にあるというのは、 このときまで知りませんでした。で、遠賀川局にも足を記すと、ここで1499局貯金。1500局目という 区切りは折尾局でつけることにしました。ここも折尾駅の近くにあります。が、入るとなんと客の 多いことか!貯金の待ち客は30人を超えていました。この時期「地域振興券」の配布が各地で 始まっていて、その関係ではなかったでしょうか。この時間を風景印を捺したり手紙を書いたりして いたのですが、それでも時間が余りました。相当滞在させられて、残り時間も少なくなりました。 今後そう出かける機会がなくなるのと自宅に近づきたいのがあって、下関で締めることにしました。 下関局から今浦局へ向かう道で韓国の食料品を出している店があって、下関と韓国の「繋がり」を 感じました。
 さて、帰りですが体調がいまいちよろしくなく、これは風邪が振りかえっているなと思いました。 案の定そうでした。自宅に帰って翌日、再び医者の厄介になりました。局巡りも歩きが伴うと結構 ハードです。体調管理には気をつけましょう・・・。

11-03-23
鳥栖→基山→春日原→福岡新天地→博多リバレイン内→博多土居町→博多祗園→博多祗園西→日の里団地内 →赤間駅前→岡垣→遠賀川→折尾→下関→下関今浦

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