魚島に行った日のこと
局巡りを始めて2ヶ月、初めての長期休暇で、勢いに身を任せて東奔西走しました。
おかげで訪問局数も急激の伸びを示しました。郷里に帰省ををすれば、やはりその周辺を
訪問せねばという思いがおこり、毎日のように外に出かけておりました。私の実家は島なので、
局巡りの効率はよくありません。当時は既に本州側と橋でつながっていましたが、いかんせん
島外に出るにも料金を取られます。
|
↑ニューうおしま(弓削港で撮影) |
そんなある日、魚島に行くことにしました。魚島は、瀬戸内海の芸予諸島から南東に外れた
小島であります。結構名前の知られた島なのですが、実家から行きやすいので朝早く出かけました。
魚島への定期便は、因島の土生港から快速船「ニューうおしま」が1日4便出ています。
運賃は船内で精算されます。土生から魚島に向かう第1便には何人か乗っていましたが、
その中に、新聞を広げているサラリーマン風の男性を見ました。魚島に何の用なのでしょう?
|
↑魚島港の風景 |
魚島村の人口は約400人。私は、人気が少なくて鄙びた光景を想像していました。しかし、
魚島に着いて、描いていた情景は崩されました。港のまん前に櫓があり、周辺を人々が
行き交っていました。船が到着するたびに出迎えに来るようですが、この日は旧盆。帰省で
島はいつも以上の活性を呈していました。
魚島郵便局は港の前にありました。窓口はひとつです。奥を見ると、船内で見たサラリーマン風の
男性が居ました。局長のようでした。船の乗組員がCD機を操作していました。ここの郵便の集配
は弓削局が受け持っていますが、土休日は行っていません。
|
↑魚島局 |
しばらく周辺を散策しました。平地がわずかなので住宅が密集しています。アパートも建っていました。
小山を登って風景を見たり、神社に寄ったりしました。
1時間後に先ほどの船で折り返しましたが、船内は自宅に戻る帰省客で占められました。私は
弓削島で下船しました。ここからフェリーで岩城島に向かいました。島にある岩城局は、瀬戸内海を
イメージした洗練されたデザインの建物でした。ここから、土生行きフェリーの出ている港まで約3km
を歩き、土生港に戻ったあと、実家から乗ってきた原付で生名島行きフェリーに乗船。島にある
生名局を訪問。以上3局とも「局長印」が捺されずに通帳が戻されたので、頼んで捺してもらいました。
同志があまり来ないのでしょうか?
09-08-15
魚島→岩城→生名