局巡りを始めたころのこと

 1997年5月、私は何気なしに、当時最寄だった郵便貯金の口座を作りました。その時、 窓口氏に「国際ボランティア貯金」を勧められました。これは受取利子のうちの何割かを、世界の 貧しい人々のために寄付するというものです。受取れる利子が少し減るものの、そこまでがめつく 考えることでもないと思ったので、「国際ボランティア貯金」にしました(これが、後の自分の運命を 動かそうとは知る由もありませんでした)。その日は、口座を作っただけでした。
↑当時の貯金通帳。局名印が捺されていない。
 1週間たって、旅先の郵便局で貯金をする「旅行貯金」があるということを思い出しました。 旅先に限らず近場の郵便局を貯金して巡る人もいるということで、私もやってみることにしました。 しかし、当時は要領をつかんでいなくて「局名印」を受けていませんでした。どうも変だと思い 調べてみれば「初めに印を押してもらえれば、次に訪れた局でも(暗黙の了解で)押してもらえる」 ということが解かりました。通帳を見れば、新規で作った局は印を押しておらず、それが何局も続いて いました。つまり、初めにその旨を伝える必要があったのです。
↑岡山笹が瀬局
 翌日の昼、早速実践しました。買ったばかりの原付を使って近場の局を廻りました。1局目の岡山 笹が瀬局で印を受け、東に走った岡山万成局で貯金をすると、しっかりと印を押してもらいました。 そして、地図を見て(当初は郵便局のデータベースを持っていませんでした)局をたどっていきました。
 しかし、この日は次第に雲行きが怪しくなり、雨が降り出してしまいました。それでも、貯金の 取扱いが終わる16時まで頑張りました。結局、岡山大供局まで11局で貯金をしました。気が付けば、 結構雨に濡れてしまいました。この日から、局巡りに出かけた日に雨に降られることが度々とあるので すが、そのほとんどは原付で出かけた時でした・・・。

09-05-29
岡山笹が瀬→岡山万成→岡山西崎→岡山三門→岡山奉還町→岡山伊福町→岡山寿町→岡山島田→岡山野田 →岡山大学町→岡山大供

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