続・自治体再編が進む広島

 前年に続いて、旧盆休みは広島県を巡ることになった。1日目となる8月11日は、前年 盆休業にぶち当たって全然いけなかった倉橋島や江田島の簡易局の訪問に焦点をあてたが、 大崎上島に未訪問の簡易局を1局残している。農協の受託で1998年訪問当時は貯金取扱い無し だったが、後に受託者が替わらずに貯金取扱いを開始している。
↑折りたたみ自転車↑大串簡易局
 ポツンと残していたので早く行きたかったところであるが、島嶼というのがネックで二の足を 踏んでいた。車で乗り込むにはフェリーの運賃が余りに高いが、港から局までは距離があるので 歩くには辛い。とここで、折りたたみ自転車を買っていたのを思い出した。都市部での局巡りに 活用してやろうと浅はかな考えで買った代物だが、日常生活でも使用することは殆ど無かった。 今回島嶼部のピンポイント訪問という形で、ようやく活躍することになるのである。
 小型のマイカーにどうにか自転車を積んで、安芸津まで走らせる。JR駅の裏側にある有料駐車場 に駐車、近くの港から自転車と共に乗り込んだ。勿論自転車の航そう料金はかかる。
 大崎上島の大西港から自転車を走らせる。道程は平坦ではなく、強い日差しで汗がでる。訪問の 対象になった大串簡易局に着いたのは9時前でまだ窓口は開いていない。あまりのんびりすると 後の行程に支障をきたすので、貯金を済ませて直ぐに引き返した。
↑音戸引地簡易局↑宇和木簡易局
 安芸津に戻って再び車で西に向かう。阿賀から県道で音戸の瀬戸…この付近は慢性的に車の流れが 悪いのだが、盆休みの帰省がそれに拍車をかけているようだ。音戸大橋の倉橋島側の袂に 音戸引地簡易局があるのだが、所在がよく解らない。付近に車を停めて歩いて探してみれば、 軽自動車も通れなさそうな路地にあった。何かの収録か、地元TV局の取材クルーが付近を歩いていた。 倉橋町の宇和木簡易局も見つけるのに相当苦労した。スーパーの駐車場に車を停めて狭い路地を 歩き回ったのだが、受託者の話では局近くに専用駐車場もあるとのこと。早瀬簡易局をもって 倉橋島内の全局の貯金を果たした。ちなみに島内の音戸町・倉橋町は、現在は呉市に編入されて いる。
 早瀬大橋を通って江田島に入る。こちらも4町が合併して江田島市になっている。旧江田島町の 簡易局を訪問して、この日の目的は終了した。訪問した9局が全て簡易局というのも異例ではある。 フェリーにて呉ポートピアに渡り、広島市内にて1泊した。

16-08-11
大串(簡)→音戸引地(簡)→渡子(簡)→音戸波多見(簡)→宇和木(簡)→尾立(簡)→早瀬(簡)→江田島小用(簡)→津久茂(簡)
↑可部局↑壬生局
 2日目の8月12日は、芸北地域(広島県西北部)の局巡り。国道54号を北上して、可部局から 始めることにした。広島市は何度と訪れているが、安佐北区は意外にも初めてである。
 可部といえば、JR線の可部〜三段峡が廃止となっている。暫く国道191号を西に進んで 旧安芸飯室駅付近で線路と交差するのだが、踏切は舗装で埋められている。広島市もここまで 来るとだいぶ長閑な風景となる。以後太田川やJR線路跡を臨みながらのドライヴである。
 筒賀村に一つだけある筒賀局もしっかり押さえる。この年の10月に隣接の加計・戸河内両町との 合併で安芸太田町になっている。西にあった旧吉和村で既に廿日市市に編入されている。行くにしても 片道15km以上あるので、行かないで引き返した。
 加計に戻って国道433号で豊平町に向かった。ここも近隣の町と合併して北広島町となる。 北広島と聞いて「おや?」と思ったが、北海道にあるのは市制前は「広島町」だったことに 後になって気づいた。豊平町内の4局すべて廻ったが、合併されると合わさった局は未訪問な わけで意義が薄れてしまう。
 一旦広島市に戻る形で最後は時間が来るまで千代田町内を訪問。壬生局で終了。仕様で三次・ 庄原と寄り道して、自宅に戻ったのは0時近くだった。


16-08-12
可部→広島亀山→飯室→安野→坪野→加計→猪山(簡)→寺領(簡)→戸河内→松原(簡)→上殿→筒賀 →豊平→志路原→都志見→吉坂→鈴張→本地→千代田→蔵迫→壬生

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