カニと鉄橋とわたし
2004年になってからの局巡りの実績は、4月末に広島県世羅郡を中心に行ったのと、仕事がてら
で兵庫県を何局か行っているくらいである。そろそろまともな局巡りをしたいと計画を練る。
徳島・阿南市の離島とか兵庫・日本海側とか浮かんだが、前者はフェリーや渡船に金銭がかかる
うえに梅雨で天気がはっきりしないこともありパス。後者のドライブ巡りとした。
2004年6月25日は早朝から雨模様だった。8時前に鳥取市内に入ったが、朝の通勤ラッシュに
巻き込まれる。鳥取駅に滑り込んで食料を調達。通勤ラッシュをすり抜けて、国道9号から信号の
ない交差点を178号に入る。兵庫県との県境に近づくにつれてくねくねとアップダウンの大きい
道になっていく。思った以上に厳しい線形…鉄道だとトンネルに入ったりしてあまり気がつかない
ものである。おかげで1局目の到着が9時を過ぎてしまった。
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↑居組局 | ↑諸寄局 |
1局目・居組局は国道から見える処にある。諸寄局は住宅地内の入り組んだ処にあって分かり難い。
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↑余部局 | ↑局と鉄橋 |
浜坂町から香住町(現:香美町)に移って最初の局は余部局。直ぐそばにJR線の「余部鉄橋」
が架かっている。昔から鉄道の名所として知られ、最近では観光バスが乗り付けて来ることも
あるとか…。国鉄末期に起きた大惨事は記憶に残っている人も少なくないと思うが、近年中に
コンクリート製の橋に替えられることになっている。
因みに駅名が「餘部」なのは、同じ県に「余部(よべ)」という駅と混同を避けるためである。
香住町内はカニ漁で知られており、局名印にもカニの絵を入れている処もあった。
香住町内を済ませたあと、昼食を摂った。鳥取駅で買っておいた駅弁「かに寿し」である。
カニを使った駅弁は幾つもあるが、此処の「かに寿し」は百貨店などの駅弁大会にも度度出品される
ほど人気のある品である。
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↑椒簡易局 | ↑奈佐簡易局 |
今回の局巡りである意味寄りたかった「椒」簡易局…難読である。因みに窓口は14時で閉まる
ので、訪問の際は注意が必要。(旧)豊岡市に入って最初の奈佐簡易局では、受託者に「お仕事で
来られたのですか?」と訊かれて答えに困った(^^;
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↑豊岡病院内簡易局 | ↑豊岡土渕局 |
豊岡市内の局を幾つか巡ったが、豊岡病院内簡易局のある建物は円形のユニークな形をして
いた(現在は病院自体が新築移転しているようだ)。豊岡土渕局だが「土」の右肩に「丶」が付く。
読みも「とよおかひじうち」だそうだ。
この後、この年に誕生した養父市の中心部にある八鹿局まで行きたく端折ったのだが、手前の
伊佐局で時間切れとなった。八鹿局では風景印だけ貰った。
16/6/25
居組→諸寄→浜坂→久谷→余部→香住森→香住→柴山港→佐津→奥佐津(簡)→竹野→中竹野(簡)
→森本→桑野本(簡)→椒(簡)→奈佐(簡)→豊岡下陰→豊岡小田井→豊岡病院内(簡)→豊岡京町
→豊岡塩津→豊岡土渕→日高府中→伊佐