吉備の郵便局巡りの日のこと
一身上の都合により、2002年9月末に3年半勤めた会社を退社することになり、それに伴い
有給休暇の消費で郵便局を巡れる機会が出来た。早速ではあるが、手始めに県内の未訪問局を
訪れていこうと思った。
9月13日、県内でも全く未訪問の芳井町から始めた。8時30分くらいには芳井局に着いたが、
ルートどりを考えて先ず明治局から始めることにした。町中心地から細い県道を登っていく。
周囲が開けると、郵便局が見えてきた。どこかの教会を思わせる局舎である。
来た道を戻って、芳井局。最近建てられたみたいだ、旧局舎も残っていた。これより県道9号を
油木方面に走る。途中に商店があって、これが川相簡易局である。貯金不可局だが、かつて農協が
受託していた関係で今も貯金を扱っていないらしい。最近は農協から受託者が変わった簡易局は
貯金を扱うようになったのだが・・・。当方は特に訪問の対象にはしていない。とりあえず写真
でもと思ったが、奥から店主が睨みを効かせてできなかったです(^^;。その代わり、西に入れば
広島県福山市で直ぐに山野局があるので押えておく。
引き返して再び県道9号を北上。途中に採石場があって、対向からダンプ車30台くらい列を
なして走ってくる。やがて頭上に運搬用の線路が見える。東三原局のある集落は芳井町と川上町
との境が走っている。局の所在は芳井町である。
西に走り高山簡易局をかすめる、そこから県道473号線を下ると大賀簡易局があるはず。しかし
なかなか見つからない。あれ?と思いながらも彷徨っていたら、見つかりました。「〒」の看板は
あったものの、余りに古びた建物で物音も無かったので、廃屋かと思ってしまった(汗)。局内は
初老の男性一人がしっかりと業務をやっておりました。
川上町の集配局・吉備川上はもと手荘局。同県真庭郡に同名局があるため「吉備」を冠している。
局舎もログハウス風の造りで、旧局舎も確認しました。
備中町に足を記した後、成羽町に入る。備中局から県道435号を通ってみるが、のっけからの急坂狭道。
眼科に集落も望める。狭い道を走り続けて中局についたのが正午。北上すると高梁市、宇治局を
訪問する。ここから成羽町の吹屋に入ることもできるが、また次の機会にする。成羽町の中心地に
降りるのに県道300号を通ったが、これがまさに険しい道で狭いうえに崖がせり出している。何かの
拍子で崩れてはたまったものじゃない。
成羽局に着く。近場でありながら、やっと訪れることができたって感じだ。暫く国道313号を
走って、沿線の未訪問局をあたる。高梁市の備中落合簡易局は、会社の事務所だろうか。
有漢町が未訪問で残っていたので2局巡る。小さい町ながら高速道のICがある。上有漢局から
北房町へ向けてショートカットを試みる。道は地図で示されてるほど走りにくくはなかった。
北房町で唯一残っていた阿口簡易局を探す。僻地で森茂る道を走る。地図の表記に無く小学校の
近所とふんでみるも見当たらない。まだ15時くらいだが窓口を閉められていたらたまらない。
やっと民家で「〒」看板を見つける。窓口も16時までで貯金できた。
最後は勝山町で未訪問の若代局を押えて終了。夕方から落ちていた小雨は夜には本降りになった。
9/13
明治→芳井→山野→共和→東三原→大賀(簡)→吉備川上→備中→中→宇治→成羽→日名(簡)→備中落合(簡)
→津川(簡)→巨瀬→有漢→上有漢→阿口(簡)→若代