安芸灘島巡りの日のこと

↑安芸灘大橋↑下蒲刈局
↑蒲刈局↑田戸港。車がいっぱい・・・

 毎年8月の旧盆は2日間の休暇がある。あるというよりは「休暇を取らされる」、というのもこの 盆休みは会社規定で有給休暇で取らされるから。今年は水・木なので、遠出するにも帰省するにも中途半端 である。その盆休みの1日目は安芸灘の島々にある郵便局を巡って行こうと計画をたてた。その中には 2回も行く手を遮られた愛媛県関前村・大下島の簡易局も含まれた。私にとって鬼門と 化したこの局を、どうにかして貯金したい・・・。アプローチはフェリー時刻の都合上、やはり安芸灘大橋 からとした。
 道路の渋滞等を考えて朝4時頃に出発。流石にちょっと眠たいです(^^;。7時ごろには広島県安浦町 に着いて、少々休憩。呉市まで進んで食事を摂って、8時半に安芸灘大橋で下蒲刈島に渡り、程なく下蒲刈局 を見つける。暫く開局を待っていたが、1番客が入っていったので9時前に貯金を済ませる。トラス構造の 蒲刈大橋で蒲刈島に渡る。高専在学中の頃フェリーでここに渡ったことがある。フェリーは仁方港から出ていたが、 今はバスで呉市街地まで行ける。向局は最近建物を新調したようだ。島の南側を東に進んで大浦局、そして 蒲刈局。蒲刈局は海の直ぐそばに立地している。いい眺めである。蒲刈島も30分ほどで終了、順調に進んで いるかにみえた・・・。
 しかし次の豊島に渡るために田戸港に行ってみると、直前で道がつっかえている。見ると港内は乗船する 車で一杯であった。盆休みで帰省とかあるいは海水浴とかで島に渡るのだろうが、この異常な数は予想外 であった。臨時便も設定していたが、予定の便にはとても乗船できない。今回の島巡りでは、大下島の 他に貯金取扱を始めた大崎上島の大串簡易局も行ってやろうという計画だったのだが、早くも崩れて しまった。港の人に聞いたが、毎年この頃はとても混雑するそうである。港のそばにJA受託の田戸簡易局がある。 貯金は扱っていない。とりあえず切手を買っておく。
↑豊島局↑大浜局
↑御手洗局↑大下簡易局
 フェリーのほうは11時半発の臨時便に乗船できそう。ただたくさんの車の乗下船に時間がかかって ダイヤも遅れ、出航は12時くらいだった。豊島・大崎下島での手間を考えると、大串簡易局に寄れる余裕は 無い。このフェリーは豊島と大崎下島と選択下船できるのだが、このラッシュで車は皆大崎下島で下ろされる。 豊島と大崎下島には橋がかかっているので、そういうことになっている。
 さて「豊島・大崎下島での手間」と書いたが、この2島にある局はどれも路地に入ったところにあって、 車では容易に進入できないと話に聞いていたのだ。大崎下島で車を下ろされ、橋で豊島に渡る。この島の 周回道路もお世辞にも走りやすいとはいえない。子供たちが海に入って遊んでいた。波止場になっている ところに車を停め、歩いて豊島局を探す。複雑に路地が走っていて、発見に時間がかかった。見つけて みれば、軽自動車でも入りにくそうな所であった。車に乗って大崎下島に戻る。真夏のカンカン照りで 車内の温度も上昇、私は路地を歩き回って汗かきで、暑いことこの上ない。
 南へすこし走ってJAの付近に駐車、歩いて大浜局へ。貯金をして風景印を貰おうと思ったら、どうも 局員は困惑している様子。年号の「14」のゴム印が無いらしい。暫く日の「14」で代用していたのだろうが、 この日(14.8.14)たまたま私が依頼して、気付いたらしい。結局は葉書を預け翌日の日付で捺して 送るようにした。このような事態に遭うのもは珍しい・・・。
 島の北側を走る。豊浜町から豊町に入る。久友局を訪れる。やはり空き地に車を停めて歩く。しかし行ってみれば 駐車スペースはあるし、車で入れそうでもあった。局舎も伝統的建造物を模していい感じだ。
 豊町の中心地をパス、大長局は1月に訪問済みである。強風で足止めされた当時をふと思い出した。 御手洗局を訪問する。付近は古い建造物が並ぶ地域だが、局舎は普通の建物でした。久友局の建物を こっちに持ってきたほうがよさそうな・・・。
 大崎下島から愛媛県関前村の岡村島まで橋で繋がっている。島内は海水浴に来ている車が停まっていた。 さて岡村港には14時半に到着して大下島に向かう船を待っていたが、時刻表を見て目を疑った。乗るはずの 15時20分の旅客船が消えていた。7月に削られたそうだ。ここまで来て大下島へ行くのを阻まれるのか。 次は15時50分発のフェリーだが、これでは大下島着が16時を過ぎてしまう。
 ・・・ということで、ここは電話で簡易局に時間外貯金を交渉してみる。同士がやってくれるか交渉して 貯金を果たした前例があったので望みを繋いだが、待っていただくことになった。これでようやく大下簡易局 貯金ができる。16時15分に到着、局は港務所に役場の支所を兼ねている。無事貯金を果たし、折り返しの 船まで1時間あるので、付近を散策してみる。小学校があるが、休校しているみたいだ。神社に賽銭を 入れて、願掛けしたりした。17時20分の旅客船で岡村島に戻る。その後はフェリーを2便乗り継いで、 本州の竹原に上陸、ひたすら帰路を進み22時に帰宅。ようやく大下島の呪縛から解かれた気分で、安ど。 大串簡易局については、また行ける機会まで待とう。

8/14
下蒲刈→向→大浦→蒲刈→(田戸(簡))→豊島→大浜→久友→御手洗→大下(簡)

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