2度目の上京局巡り2日間のこと

   2000年8月、上京するきっかけができた。それは「郵貯ラリー」の表彰式の後に行われるオフ会: 通称「裏懇親会」です。これは、郵貯ラリー協会が催す懇親会とは別に、ラリー入賞者や有志が気軽に 交流を図るために毎年開かれているのです。私は2年前にラリーに入賞し、「裏懇親会」に出席しました。 前年は入賞はしたのですが会社の休みが取れずに上京はできませんでした。そして今年、ラリー申請自体 行わなかったのですが、久しぶりの有志との親睦ということで上京を決意した次第です。
↑サンライズ号(岡山駅)
 さてこの機会、私は寝台列車で上京することにしました。未だかつて寝台を経験していなかった私、 就職したら寝台列車で上京しようと決めていました。2000年8月1日夜、私は岡山駅にて寝台 列車を待っていました。その列車は「サンライズ」です。私は先に入線する「瀬戸」の方に乗車しました。 寝台は「シングル」、個人的には1階の部屋でホームスレスレの景観を見てみたかったのですが、 買った券は2階の部屋でした。流石寝台、座席よりずっと眠れました。列車は遅れているらしく、東京 到着は15分遅れとなりました。
 ところで東京での予定だが、前日まで決まっていませんでした。「サンライズ」車内で検討して いました。霞ヶ関周辺はある意味魅力はありましたが、如何せん歩きが続きそうで大変、というわけで 結局以下の通りになりました。

↑蒲田局↑品川局。窓口は2階に
 東京駅で「東京フリーきっぷ」を購入。これは東京都区内のJR線のほか営団地下鉄と都交通局を 1日自由に乗降できます。1580円なり。しかし値段分乗れるかどうか「?」です・・・。
 京浜東北線で都区内最南の蒲田へ。蒲田を選んだ理由は特別ないのですが・・・。9時まで時間が あって、駅周辺をうろついたあと蒲田局に入ります。貯金をしてお釣りで発行したばかりの新500円玉 を戴きました。しかしどこかの局でその500円を出してしまいましたが・・・。
 蒲田駅前の2局を行って、北上。京浜東北線を大森・大井町・品川と降りていきます。大森では 駅東側のベルポート大森局へ、2年前には無かったはずです。この後やはり最近開局のゲートウェイ大崎局 にも行きましたが、首都圏は開局が多くて羨ましい・・・。集配の品川局は大井町駅が最寄り。 品川駅は駅前局がありますが、駅・局とも所在は港区。

↑大崎局NTT関東病院内分室↑NTT「東日本」なのだが・・・
↑東京国際局↑日本橋局
 品川から山手線外回りに乗車、大崎ですぐに下車。目当てはゲートウェイ大崎でしたが、付近の案内板 で駅前局もあることが判明、こちらも訪問。次の五反田の最寄り局は集配の大崎局、なんともややこしい・・・。 12時を廻って、天丼屋で腹ごしらえ。地図を見れば、大崎局の分室があるということで、足を伸ばす ことに。大崎駅前局ともども、下調べの不充分さが如実に出てきました。
 その分室は五反田駅の東側、NTT東日本の関東病院内にあります。坂を登って着いたと思ったら、 分室には「本館を4階に上がって連絡通路で患者棟へ渡って1階に戻る」という道程をたどることに。 工事中らしいが、随分遠回りされる。分室の名称は「NTT関東病院内」。前年「逓信病院内」から 改称したのだが、NTTは同年に東西に分かれていて、大阪の天王寺局分室が「NTT西日本大阪病院内」 としているのに対して、こちらは「東日本」がつかない。
 13時も近づいて、五反田から都交通局の地下鉄で移動する。浅草線で泉岳寺・三田、三田線で芝公園・ 御成門に降りて近所の局に入る。芝三は「郵貯ラリー」の表彰式開場の近く、私は関係ないので貯金後 すぐに去る。大手町に辿り着いて、大手町ビル内局を始め計5局を訪問する。東京国際局は海外の郵便物 を扱う局。大阪国際局との違いは、無集配局であることと貯金を扱っていることである。日本ビル内局 で16時を迎える。ここからは時間延長局を狙いたいが、とりあえず日本橋局を選ぶ。大手町から ようやく営団地下鉄に乗車する。「東京フリーきっぷ」を一応フルに使ったことになった(尤も宿泊地 への移動でも営団を使ったが・・・)。時間延長局は他にもあるのだが、へばってしまったのでここで 終わりとした。この後、東京中央局に寄って売店で買い物をし、浜松町の「裏懇親会」開場に向かった。 日本橋のホテルで1泊。

12-08-02
蒲田→蒲田一→蒲田駅前→大森ベルポート→大田山王→大森→品川→品川駅前→ゲートシティ大崎 →大崎駅前→大崎/NTT関東病院内→泉岳寺駅前→高輪→港芝五→港芝四→芝三→芝→大手町ビル内 →KDD大手町ビル内→大手町一→東京国際→日本ビル内→日本橋

↑小田原局↑小田原早川局
↑根府川駅ホームより海を臨む↑根府川局。「〒」が見当たらない
↑湯河原局↑熱海駅前局。2階建て
↑タワーズ内局↑穂積局
 翌3日、早朝にホテルを出てJR線で西に向かいながら帰る。小田原で下車して、集配の小田原局 を訪れる。この日は、小田原から熱海まで東海道線を各駅下車して局を訪問することにしていた。 小田原駅の西側にも局があるみたいでしたが、行くのが面倒だったので見送る。
 小田原までは東京の通勤圏の雰囲気を漂わせていたが、早川に進んだところで風景が一気に鄙びた 感じになった。早川局舎もどことなく「田舎」を感じさせる。さらに根府川に行くと、海岸まで傾斜面 が迫る風光明媚。根府川駅からは海が臨め、「関東の駅100選」に選ばれている。駅のすぐそばにある 根府川局は年期の入った局舎は、「〒」の看板が見当たらない。代わりに「根府川郵便局」と大書きした 看板がある。風景印があったので捺してもらったが、右がはがきからはみ出てしまった・・・。
 湯河原駅前局で局名のゴム印が4種類あった。いわゆる「宝」である。これで通帳の記帳欄が埋まった ので、ここで通帳を更新する。静岡県に入って、熱海駅前の局を訪れる。入ったとき一瞬随分簡素な 窓口だと思いましたが、そこは郵便の窓口。貯金の窓口は2階にあった。
 熱海から新幹線に乗る。時刻は12時、このまま在来線を乗りつづけては自宅に戻れない。それと、 より多くの県を訪れたほうがいい(別に「郵貯ラリー」を意識しているわけではない)。「こだま」 で愛知県の豊橋で降りる。豊橋駅前局で貯金して、在来線の新快速で名古屋に向かう。
 名古屋駅は最近「タワーズ」ができて新たなスポットとなっている。そこにタワーズ内局がある。 これは同じ名古屋駅構内にあった名古屋駅デイリー1局が改称したものであるが、何も冠せずに 「タワーズ内」とはあっさりしている。駅の案内板にはデイリー1局があるように書いてあって紛らわしい。 うろつきながらも局に到着。貯金を終えて出ると、男の人が局の写真を撮っている模様。「すわ同業者 か!?」と思いましたが、県警関係者でした(^^;;。もう1局行こうと選んだのは、名古屋中央局の 第二豊田ビル内分室。地下道をたどって到達。
 時間も押し迫って、新快速で岐阜県に入る。岐阜県は2年前に1局貯金しただけ。訪問したのは穂積局。 ここで丁度1700局貯金となりました。1600局目から4ヶ月で100局を積み上げた計算。100局は都市部ばかり であるが、就職してからはなかなかのペースである。米原から再び新幹線の客になり帰宅の途についた。

12-08-03
小田原→小田原早川→根府川→真鶴→湯河原駅前→湯河原→熱海駅前→豊橋駅前→タワーズ内 →名古屋中央/第二豊田ビル内→穂積

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