なんて愛の籠もった鎖。



Chain chain's loving.  sample.



 しっとりと濡れた髪と体が、乱されたシーツの海にしどけなく横たわっている。花の色をした見事に長い髪が雪崩れ、まろやかな白さの膚はうっすらと汗ばんでほんのりと桃色に上気していた。
 荒い息が整わないまま、ぼんやりとしたすみれ色の瞳が辺りを見回す。
 泣き濡れた眦は赤く、痛々しく見えてスザクは小さな体に覆い被さったままそっと唇を寄せた。少しかさついた感触。ん、とユフィがすみれ色の瞳を瞬かせる。露を含んで潤んだ瞳は一粒、涙をこぼした。熱い雫が落ちきる前に、流れ落ちた軌跡ごと、スザクがぺろりとなめ取る。

 
 
 
 


これだけなら引っかからないと思いたいです。短くてすみません、他にのせられない。  しかし書けて凄く幸せでした(凄い笑顔)