| ベルトの取り替え、調整 |
| Vベルトの点検と調整 |
ベルトの点検通常はオイル交換時にベルトの張力(ぶれ具合)、サイド面の目視点検(テカリ、ひび割れ)をする。
ベルトの調整に入る前に目視で点検をする。Vベルトの背面がプリーの溝に深く落ち込んでいたり、また底面(ベルトの腹)にヒビが入っていたりするとベルトを調整しても直ぐに切れてしまうので新しいものに取り替えた方が良い。点検の周期はヘッドその他からのオイル漏れや、水漏れがある場合はこまめに行う必要がある。ベルト類の調整で一番大切なことは締めすぎないことで、締めすぎることはベアリングを早く駄目にする要因の一つである。
写真は悪くなって取り替えたVベルトの側面(腹が上)。撮影後ベルトを裏返して曲げたらキズの部分に亀裂が半分くらい入った。
Vベルト張力の調整
Vベルトの点検整備の中で一番頻繁に行うのは張力の調整で、特にオルタネーターベルトが上手く調整が出来たいるとエンジンルームから異音等は防げる事がある。張力の調整は強すぎるとベアリングの摩耗を早めてしまい緩すぎると動力の伝達の効率が落ちてきてベルトを早く傷めてしまう。
ベルト張力の調整値はプーリーの中心に何kgの力をくわえて何mmのたわみが標準であると、よくマニュアル等に記載されているが実際にはベルトの反発する弾力で判断している。オルタネーターベルトに関してはタイミングベルトのカバーに当たらない程度(+少し強め)に調整するのが一番手っ取り早い。
・オルタネーター
@ アイドルプーリーのセットネジ(ナット)を緩める
***アイドルプーリー=ボルトの見える小さいプーリー
A アイドルプーリーシャフト調整ネジで張力を少しずつ調整する
B もう一度張力を確認しアイドルプーリーのセットネジを締める
工具は17mmと13mmのメガネレンチ 、ソケットレンチ
・コンプレッサー
@ 取り付けネジを8mm六角棒スパナ(Lレンチ)で緩める
A 13mmのソケットレンチかメガネレンチでセットネジを緩める
B 調整ネジで張力を調整する
C 取り付けネジ、セットネジを締め付ける(もう一度張力確認)
工具は8mmの六角棒スパナ、13mmのソケットレンチ、メガネレンチ
***張力は指で押してみる、エンジンをかけブレ具合を見る
・パワステ
張力調整方法を知るために行ったが調整個所が多くオルタベルト調整の様に簡単にはいかない。ベルトにかかる負荷は少ないから長持ちするので調整が必要になってきたときは取り替えの時期になっているので、調整にかかる手間などを考えると取り替えた方が良いと考えるが・・・。
| 197600km | Vベルトの取り替え | 00.06.22 |
| オルタネーター (068 903 137AQ) 068 903 137AG、エアコンコンプレッサー 068 260 849G 、パワステ 068 145 271B |
今までにVベルトの取り替えを単独で行なったのは、オルタネーターベルトの傷みが異常に早くて慌てて部品を調達して交換したことが一度だけ。その後は他の整備時にVベルト3本一緒に行ってきた。
今回はエアコンコンプレッサープーリーベアリングの異音対策のためにVベルトの脱着を繰り返した時の脱着方法がやりやすいと思うので一部を書き直してみた。
エア吸入ダクトを外す アイドルプーリーを外した コンプレッサーネジ オルタネーターベルト 広くなり作業がし易い ここまでは簡単 棒スパナとメガネレンチ 約35000km走った
| Vベルトの交換では一番傷みやすいオルタネーターベルトが、3本あるうちの一番奥のため1本換えるのも3本換えるのも殆ど同じ手間がかかる。簡単そうに思えるがやってみるとなかなか大変な作業なので、ベルト交換作業前にフロント右側のタイヤ、アンダーカバー、エア吸入ダクト(ヘッドライト脇→エアフィルター)などを外しておくとやりやすい思うが・・・・・。 | |
| @ | オルタネーターベルトのアイドルプーリーを調整ネジを緩め、セットネジを外してから取り外す |
| A | パワステプーリーとウォターポンププーリー(2)を外す ヘックスレンチ(6角棒)はロングサイズがあれば何かと便利、目一杯差し込んでから回す(太さは6mm) |
| B | コンプレッサーベルト取り付け調整ネジを緩め、ベルトを緩めたら3本のベルトを外す |
| C | 新オルタネーターベルトをコンプレッサープーリーの内側にかけておく |
| D | 新コンプレッサーベルトをクランクプーリー、コンプレッサープーリーにかける |
| E | コンプレッサーベルトかけながらウォターポンププーリーを一個ずつきめボルトでセットする プーリーをセットする時にはシャフトのくぼみ、ボルト穴を上手く使うと良い(少々のコツと慣れが必要であるが) |
| F | パワステプーリーにベルトをかけながらボルトでセットする |
| G | オルタネーターベルトのアイドルプーリーを取り付ける |
| H | 各ベルトの張力を調整してカバーなどを取り付けて完了 |
| *ベルトの伸び分を考慮して少し強めに張っても少し(1000km〜1500km)走り込んだらベルトの点検調整は行いたい* | |
Vベルトの形
写真 上はパワステベルト(9.5×740)で下がオルタネーターベルト(9.5×695)で並べてみると同じ太さなのにオルタネーターはピッチが荒くまた凹みの部分が深い、見た目のゴム質も悪そうでポロポロと簡単に欠けてしまう。ML仲間でオルタネーターベルトだけ異常に早く駄目になってしまうメンバーがいるが、張力の調整は結構難しいし、こまめにしなければならない。外したベルトを見ても分かるように同じ時期に交換したのに傷み具合は格段の差がある。
仙台解体オフでのドナー車のオルタネーターベルトはパワステベルトと同じ形になり良くなっている。 02.04.17
プーリー取り付けボルトの脱着
01.04.29
鉄の廃材を利用して二個穴をあける。穴の大ききさはボルト頭が入る大きさに、二個の穴の距離は取り付けボルトの寸法に合わせてあける。
使い方はプーリー取り付けボルトの頭に治具穴を合わせてからヘックスレンチ(6角棒)で作業する。
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| 00.04.18 | タイミングベルト |
| タイミングベルト 068 109 119E 、アイドルローラー 068 109 243F |
タイミングベルト(トゥーストベルト)は、吸入→圧縮→燃焼→排気のタイミングを合わせるベルトで、ゴルフは指定していないが交換の時期を10万kmとしている車種が多い。何でもそうであるが使い方が問題でオイル漏れ、水漏れ等のために早期に劣化してしまいベルトが切れてピストンとバルブが干渉して圧縮比の高いディーゼルエンジンでは間違いなくヘッドOHに至ることになる。
最近はタイミングベルトでなく昔使われていた金属製チェーンを採用している車種がある。まだ見たことはないが前のままなのか相当改良されているのか一度見てみたい。やはり耐久性の問題なのかな。走行距離は少なくてもカムカバー周りのオイルもれが激しく、水漏れで早期劣化によりタイミングベルトが切れるおそれもある。鉄板カムカバーは、オイル漏れが多いのでパッキン交換もオイル漏れの状況に応じて行うことは必修だ。大きなお世話だがコルク製のパッキンは一日も早くゴム製パッキンへの取り替えを勧めたい。 ***……タイミングベルトの点検=オイル漏れのチェック……
タペットカバーのオイル漏れの対策(コルク製→ゴム製)
この前に取り替えたガスケットセットは1998年の春から使っているが殆ど漏っていない。
薄い鉄板プレス製のカバーとコルクのガスケットは良くオイル漏れをおこす、原因はガスケットが弱いのとナット締め付けの不均一、締めすぎだったと思う。ガスケット脱着の要領を得ないうちは締めすぎでカバーを変型させた事もあった。ガスケット交換の時はこの辺のチェックを忘れずに変型していたら修正する。対策としてトルクレンチを使うようになってからは大分ましにはなったが漏れが止まったわけではない。
ゴム製ガスケットへの切り替え作業はスタッドボルトの交換がポイントで、少し工夫を要するので自信のない人はヘッドのネジ山を駄目にしては何にもならないので頼んだ方が良い。
エンジンが冷えている時に、スタッドボルトにナット2個をねじ込みナット同士を締め付けた状態でスタッドボルトを少しずつ緩めたり、締めたりを繰り返しながら徐々に外していく。この作業に無理は禁物で軽くたたくとかC・C-5・6等の潤滑剤の使用は有効だと思う。スタッドリムーバーというソケットレンチで使う工具もあるようだ。1999.07.29 改訂
026 198 025C ガスケットセット=ガスケット+スタッドボルト
026 103 483F ガスケット本体 01.05.20改訂
タイミングベルトの交換周期
今までにタイミングベルト交換を3回行う(2台で約55万Km)。 A1ゴルフDで2回何れも12万余Km時、他の整備の時に一緒に行う。ベルトの状態は丈夫そのもので、サイド面が少し当たっているくらいのことで全く問題はなく、まだ十分走れる状態であった。
ゴルフUのタイミングベルトは前のゴルフTと変わっていて歯の部分の真ん中に浅い溝の有るもので、
10万Kmあたりからベルト表面に変化が出始め、耐久性を確かめたく走行を続けていた。走行距離は15万Kmを越えていたが、交換の時期は経験(A1ゴルフD)からだと8〜12万kmが一つの目安か。
交換時期は走行距離よりもオイル漏れ等の整備状況、走り方の方がベルトに与える影響は大きい。
タイミングベルトの交換
01.05.20 改訂
タイミングベルトの交換を自分でする人はあまりいないと思うが、噴射ポンプ・カムシャフト・フライホイルの三つの関係位置が合っていれば良いわけで難しいと云えば難しいし、簡単といえば簡単である。
タイミングベルトの関係位置はクランクシャフト取り付けボルトを12角のソケットレンチで時計方向(エンジンの回転方向)に回して判りやすいカムシャフトの切り欠きがヘッドの上面と合った位置に決める。一口で言うと簡単そうだが新しいタイミングベルトを取り付ける時に噴射ポンプとカムシャフトが一瞬ずれたりする事があるので、これを防止するためにカムシャフトの右側に切り欠きがあるのでその切り欠きに咬ませものをしてヘッドの上面に固定した。この咬ませものは鉄の帯板を使用した。
噴射ポンプの固定はスプロケットのボス部分の小さな穴とタイミングベルトカバー内側の穴をシャフトで動かない様にすると、自ずからフライホイルの凹みの印とTDC穴の矢印が一致してくる。この位置でタイミングベルトの交換をすれば装着時にベルトのコマ飛びがなければ位置ずれの心配は要らない。
| この位置迄クランクを回す | カムシャフトを固定する | 噴射ポンプスプロケット | フライホイルの位置 |
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| ソケットレンチで時計方向 | 厚さ4mmの鉄を挟む | シャフトを入れる | 凹みと矢印を確認 |
前回(1998年155000km)は自分で交換するつもりで部品を購入し準備、暖かくなるのを待っていたが、自宅を出て少し走ったところで止まってしまった。点検しても特におかしいところはないのでもう一度エンジンをかけると始動はするがアクセルを踏むと止まってしまった。ベルトカバーを外してベルトの緩み、歯の欠け具合を点検するが異常はなかった。考えていてもらちがあかないのでディーラーに依頼する。早速ディーラーからヘッドを外して見ないと判らない言ってきたが、とにかくタイミングベルトを交換してから、その先は結果により考えると返事をする。何の連絡もないのでディーラーに電話すると『ベルトを交換したら直りました。原因はベルトの緩みでした。』の返事、そんなことはない!!
アイドルプーリー 01.05.20
ディーラーにタイミングベルトを注文にいくといつも必ずアイドルプーリーを勧めてくれるが自分で交換するのであれば一緒に取り替える必要もなく後からでも遅くはない。年数と走行距離が多くなってくるとあちこちいろんなところから異音が出てくるので部品を取り替えても必ず音がおさまる訳でもないので、部品を外して異音の発生を確認してから取り替えた方が間違いないと思う。ベアリング系の不良は回転数に比例して変化するので発見はしやすい。このアイドルプーリーは意外と丈夫でA1ゴルフDでは39万km弱まで走り続けたが一度取り替えをしただけであった。
タイミングベルトの点検と調整 00.04.22
1998年4月にはじめてディーラーにタイミングベルトの交換を依頼してから丸2年たった。その間走行距離は37000km、途中でもベルトを見る機会があったので異常はなかったように思う。他のベルトの点検もあったので一緒に見ることにした。やはりタイミングベルトはアイドルプーリーが指一本で軽く回るまでに伸びていた。今回交換したタイミングベルトは従来のものと比べて見た目も感触も良くいい具合である。(表現が適当でないかも知れないがゴムらしいゴムである)早速タイミングベルトを調整し固定する。このアイドルプーリーは固定する穴が偏心しているので固定ナット(15mm)を少しゆるめ、ベルトの張力を専用工具がないので細いヘックスレンチ(6角棒)とマイナスドライバーでプリーの中心の位置でベルトをひねって90度曲がるくらいに調整してナットを締めて固定する。
経験からだと次の点検は今回ほどのベルトの伸びは無く、点検の周期ももっと長くとって大丈夫だ。
| Vベルトの国産代替品 | 00.01.25 |
国産品の代替ベルト
’77年にゴルフ(A1ゴルフG)を乗り出して以来、A1ゴルフD、A2ゴルフCLDと3台で60余万km走行しているが、ベルトに関しての不具合はA1ゴルフGでのエアコンコンプレッサーベルトが走行中に外れたこと(プーリーの心が出ていないため)、A1ゴルフDのコンプレッサーベルト関係する振動等(ベルトそのものではない)くらいである。
長年ゴルフディーゼルに乗っていて感じていることは電気(電子)部品とゴム、ワイヤー関係の部品は国産品と比べて品質、堅牢度ともに落ちるような気がしてならない。
Vベルトの交換で一番長持ちしたのは市販品のベルトでA1ゴルフDのオルターネータベルトで6万km余りで以降5万lm毎に交換、反対に短かったのは純正品のオルターネータベルトで今のゴルフCLDの初期に一回だけ13000km位ダメになりで取り替えたことがあった。
純正品のベルトと市販品のベルトの関係 例 バンドー化学(株)A1ゴルフDの時はオルタネーター、エアコンコンプレッサーのベルトは殆ど市販品で間に合わせていたが、A2ゴルフCLDに乗り換えてからは特に問題もないので純正品のみを使用してきている。
メールでVベルトに関しての質問を頂きましたので取引先の工具店できいたVベルトの話を記します。
9.5×695(純正品)→RAF2275(代替品) 9.5×695 幅×長さ を表す 9.5はVベルトの幅が9.5mm、695は外周が695mm RAF2275 RAFはオートフレックスと呼ばれ普通のVベルトと同じ形でベルトの腹の部分が平
RPFはパワーフレックスと呼ばれベルトの腹の部分がかまぼこ型(鋸刃型)千の位が2は9.5mm、3は13.0mm 下3桁で外周長さをインチで表示 、275は27インチ半で9.5×700となる 純正品をRAF型(RPF型)に変更したい場合は9.5×○○○○の時はRAF×2○○○となり、12.5×○○○○の時はRAF3○○○となり、2 3 以降の3桁の数字は9.5又は12.5の後ろにつく数字を25.4で割り下一桁が0か5になるように切り上げ、切り下げをする。これは概算なのでサイズが大きくなって来るとインチかインチ半位の差が出てくる。で、RAF型のサイズがわかっているものに、プラス、マイナスしてサイズを選定した方が無難打と思う。Vベルトはアイドルプーリー等で調整も出来るので脱着作業のやりやすい自分のサイズを選定する事が出来る。
今までに使用したのはRAF型(A1)のみで自分の使用の状態では全く問題はなかった。
| Vベルトのサイズ(単位はmm) | CLi、GLi | GTI 16V | CLD | CLTD |
| オルターネーターエアコン付き | 9.5×630 | ← | 9.5×695 | ← |
| オルターネーターエアコンなし | 9.5×940 | ← | 9.5×965 | ← |
| エアコン コンプレッサー | 12.5×947 | ← | 12.5×947 | ← |
| パワーステアリング ポンプ | 9.5×730 | ← | 9.5×740 | ← |
| ガソリン | Vベルトの部位 | ディーゼル | |||||||
| 純正品 | RAF型 | 純正品 | RAF型 | ||||||
| 9.5×630 | RAF2250(9.5×635) | オルターネーターエアコン付き | 9.5×695 | RAF2275(9.5××700) | |||||
| 9.5×940 | RAF2370(9.5×940) | オルターネーターエアコンなし | 9.5×965 | RAF2380(9.5×965) | |||||
| 12.5×947 | RAF3375(13×953) | エアコン コンプレッサー | 12.5×947 | RAF3375(13××953) | |||||
| 9.5×730 | RAF2285(9.5×724) | パワーステアリング ポンプ | 9.5×740 | RAF2290(9.5××740) | |||||
| この表のRAF型のVベルトは純正Vベルトに一番近いサイズを選んだ。 ベルトの形で腹の部分が鋸刃型の方が良い場合は型式をRPF型にする。 |
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